唐崎神社は浮世絵にも描かれた景勝地!絶景とみたらし団子を堪能

公開日:2019/5/7 更新日:2019/12/27

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出身地は京都。得意なエリアは関西近郊です。 日本全国様々な町を野に咲く花のように風に吹かれながら旅をしています。 そんな旅先で出会った人達とのふれあいや素晴らしい風景を写真で皆様にお届けしたいと思っています。 グルメ好きで特におむすびが好きなので、地元グルメも紹介したいと思っています。よろしくお願いします。
めっちゃえぇとこやで~

唐崎神社は千年以上の歴史を持つ神社で、昔から景勝地として評価されています。近江八景にも選ばれ、あの歌川広重も浮世絵に描いたほど。みたらし団子の発祥地でもあり、だんごのお守りまであるのです。女性の神様を祀っているため、婦人病平癒にご利益も。神社の歴史や参拝方法も合わせて紹介します。

隠れた名勝の唐崎神社

景勝の地でもある唐崎神社

滋賀県大津市にある日吉大社。その摂社の一つが唐崎神社です。633年に、琴御館宇志丸宿禰(ことのみたちうしまろのすくね)がこの地を唐崎と名付けたとされています。創建は697年の事。御祭神は女別当命(わけすきひめのみこと)で、宇志丸宿禰の妻です。

特筆すべきは眺めの良さで、境内からの眺めは滋賀県指定名勝に認定されているほど。唐崎の松や近江八景の一つ、唐崎の夜雨(やう)などが有名です。

唐崎神社の手水舎

神社では参拝前に手水舎(ちょうずや)で身を清めるのがマナー。唐崎神社の手水舎は鳥居をくぐった先の右手南側、授与所の隣にあります。手水の作法はほかの神社と大きくは変わりません。

最初は柄杓を右手に持ち、左手に水をかけて清め、次は逆に左手に柄杓をもって右手に水をかけます。そして左手に水をため、口をすすぎます。柄杓に直接口をつけてはいけません。最後は柄杓の柄を洗って元の場所に戻して終わりです。

唐崎神社の拝殿

小さくこじんまりとした拝殿。お祭りの時以外は参拝者も少なく、落ち着いて参拝できます。拝殿の奥には本殿、そしてさらに奥には唐崎の松や琵琶湖。眺めが良いロケーションですが、まずはご挨拶として参拝しましょう。

参拝の作法も特殊な事はありません。最初にお賽銭を収め、鈴を鳴らします。後は、二礼二拍手一礼という一般的な形式でお参りしてください。

ご祭神が祀られている本殿

本殿に祭られているのは宇志丸宿禰の妻、女別当命(わけすきひめのみこと)です。かつて女別当社と呼ばれていて、婦人病に霊験があると広く信仰されていました。天皇の災厄を祓う七瀬の祓所(ななせのはらえどころ)として、平安時代には特に重視されていたそう。

女別当命については諸説ありますが、禊の神である事以外に詳しい事は伝わっていません。

唐崎の霊松

松の近くには松尾芭蕉の句碑があり、歴史を感じさせます。現在植えられている松は実は三代目。宇志丸宿禰が植えたと伝えられていた初代の松は1581年に台風で倒壊。新庄直忠が植えた二代目の松もまた、1921年に枯れてしまいました。

この三代目の松もかつては壮大な松だったのですが、酸性雨や台風の影響でかなり弱っています。唐崎の松はこの神社以外にも、石川県金沢市の兼六園にも植樹されているそう。

近江八景・唐崎の夜雨

近江八景のひとつ、唐崎の夜雨。唐崎神社にある松の古木へと、夜に雨が降る風情溢れる景色の事です。歌川広重の浮世絵や落語の民話新繁など、多くの作品で取り上げられています。近年では漫画、曇天に笑うにも登場。天気が良ければこの場所から対岸の矢橋帰帆(やばせのきはん)も見えます。

景色は変わっていますが、歌川広重をしのぶのもいいでしょう。ちなみに、みたらし祭の時に手筒花火が行われるのもこの場所。



御朱印などが授かれる授与所

普通のお守りはもちろん、ちの輪守やだんご守など唐崎神社ならではのお守りも授けてもらえます。ちの輪守はトイレのお守りで婦人病のご利益が、だんご守はみたらし団子のお守りで家内安全や商売繁盛のご利益がそれぞれあるそう。特別なご祈祷や御朱印は予約が必要な事もあるので、唐崎神社か日吉神社に問い合わせた方が安全です。

唐崎神社は下の病に御利益がある

唐崎神社は家内安全や厄払いなどさまざまなご利益があります。なかでも特徴的なのは、泌尿器系や婦人病などへのご利益。授与所で授かれるちの輪守もトイレのお守りです。なお、ちの輪守は身につけるのではなく、自宅のトイレなどに飾っておくもの。飾ってお祈りをすればご利益に与れるといわれています。

みたらし団子発祥の地の唐崎神社

京都の下鴨神社に並んで、この唐崎神社もみたらし団子発祥の地と言われています。授与所で授けているだんご守もみたらし団子の形。普通は5色ですが、唐崎神社では苦労がないようにと黒を抜いているんだとか。

毎年7月、8月にはみたらし祭が開かれます。ちの輪くぐりや湯立て神楽神事、湖上焚上げ神事、手筒花火などが祭事として行われます。

みたらし祭の最大の見どころ手筒花火

みたらし祭最大の見どころが手筒花火。祭りの最終日に琵琶湖の湖上で花火師たちが厄払いをしてくれます。花火がみられるのは太鼓奉納のあと、手筒花火奉納行事での事。時刻は年にもよりますが午後8時以降でしょうか。

このイベントは神事協賛もされていて、協賛した人々は観覧席で観覧できたり奉納後の手筒花火が授かれたりします。受付は日吉大社。興味のある方はぜひどうぞ。

日吉大社と縁のある唐崎神社

日吉大社の摂社である唐崎神社

唐崎神社は日吉大社の摂社で、琴御館宇志丸は日吉大社で神職をしていた事もあり、何かと日吉大社と縁があります。天智天皇が大己貴神(おおあなむちのかみ)を大津にご勧請された際には琵琶湖を渡って唐崎の地に降り立ったといわれていて、日吉大社西本宮のご鎮座と深い縁が。

日吉大社で毎年4月14日に行われる山王祭。この時には神輿を船に乗せる船渡御が行われます。この神事で、神輿は日吉大社から唐崎神社の沖まで運ばれていきます。

唐崎神社近くにある石柱

日吉大社神馬假屋地は、かつて日吉大社の山王祭の神馬が繋がれていた場所です。山王祭で粟津の御供をうけた神さまは、神輿から神馬に乗って日吉大社に帰ったそう。今では粟津の御供はここでは行われず、北に200メートル程の七本柳という場所で行われています。馬ではなく、神輿から船の順で行われています。

近くにあるグルメスポット



近江のみたらし団子寺田物産

神社の目の前にある和菓子屋さんで、19代も続く老舗です。お店の中は長テーブルが一つあるだけでこじんまりとしています。名物のお団子は、米粉を使ったもちもちした食感が特徴。みたらし祭にも賛助されていて、店内には手筒花火が。何かと神社と縁があるようです。

Address 〒520-0106 滋賀県大津市唐崎1丁目8−1
Hours 9:30~16:00
Closed 木曜日(祝日は営業)
Tel 077-578-0277
Web なし

本格的なタイ料理チャーン

外見は年季の入った店構えですが、中はタイの装飾で飾られた本格的なタイ料理のお店です。テーブルは4つほど。シェフはアジア系ですが、日本人向けの味付けでそこまで辛くはありません。コスパもよく、とても美味。国道161号線沿い、日吉大社神馬假屋の近くにあります。

Address 〒520-0106 滋賀県大津市唐崎1丁目9−3
Hours ランチ 11:30~14:30 ディナー 18:00~21:45
Closed 火曜日
Tel 077-579-6372
Web なし

唐崎神社へのアクセス

電車でのアクセス

JR湖西線の唐崎駅から歩くと15分以上かかります。行きはまだよいのですが、帰りはひたすら上り坂を歩く事になります。

バスでのアクセス

バスの場合には京阪浜大津駅より堅田行きに乗ります。乗っている時間は15分。唐崎停留所で下車したあとは歩いて2分ほど。本数が少ないので、利用するならご注意を。

車でのアクセス

車の場合、国道161号線沿いに琵琶湖湖畔湖岸緑地の唐崎苑に7台分の駐車スペースがあります。バイク及び自転車なら神社前に駐車スペースがあるのでこちらを利用するのもありです。

Address 〒520-0106 滋賀県大津市唐崎1丁目7−1
Hours 10:00~16:00(祈祷、社務所)
Closed なし
Tel 077-578-0009(日吉大社社務所)
Web https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/131

まとめ


唐崎神社は浮世絵にも描かれた景色が美しい神社です。トイレやお団子などなかなかユニークな場所でもあります。お祭りも魅力的。隠れた名所に行きたい方にはおすすめのスポットです。