チョーンペット郡でディープなラオスを一日散歩

トラベルパートナー: Sato

新潟県出身。一人旅が好きで、過去4年で40か国以上の旅行歴あり。得意なエリアは東南アジアと北・南米。最近は国内も様々なエリアを探索中で、穴場スポットを探し歩いています。雪のない時期の山を歩くのも好きで、今年はキャンピングスキルアップを目指しています!

世界遺産の街ルアンパバーンの知られざる村々をめぐってみよう!

日本でも人気の旅行先になりつつあるラオスの古都ルアンパバーン。観光スポットがたくさんありますが、ガイドブックにあるようなスポットだけでは満足できない方に紹介したいのが、このチョーンペット郡。まだまだ知られざるルアンパバーンをご紹介します!

メコン川の向こう側。チョーンペット郡へ

チョーンペット郡とは

世界遺産の街で知られるルアンパバーンの市街地から、メコン川を挟んだ向かいにあるのがルアンパバーン県チョーンペット郡。

川岸からすぐそこに見えるほどの近さにありながら、対岸には観光地ルアンパバーンとは一線を画した光景が広がります。

チョーンペット郡には小ぎれいなブティックもカフェもありませんが、市街にはない、地に根を張った素朴なままのラオスの姿が残っています。

チョーンペット郡には魅力がたくさん!

チョーンペット郡の魅力はその素朴さのみにあらず!郡内にはパワースポットとして知られるお寺や工芸生産地など、地元民がわざわざ川を渡ってやってくるのも納得のスポットがたくさんあるんです。

どのスポットも観光客でも簡単にアクセス&見学できるようになっています。簡単にアクセスできるのなら行ってみなきゃ損!ルアンパバーンで時間が余ったら、ぜひ足をのばしてみましょう。

自転車に乗って出かけよう!

チョーンペット郡での移動には自転車がおすすめ

チョーンペット郡のおすすめスポットたちはそれぞれ少し離れたところにあるので、自転車を借りて出かけるのがおすすめ。自転車はルアンパバーンの街中でレンタルすることができます。

歩いて回ることもできますが、日差しの強い日が多いラオス。風を切って気持ちよくすすむことのできる自転車が旅をより冒険的に、快適にしてくれます。チョーンペット郡は未舗装路も多いので、自転車はマウンテンバイクを借りるようにしましょう。

船に乗ってメコン川の向こう岸へ

ルアンパバーン市街からチョーンペット郡に行く唯一の方法はメコン川を横断すること。道路はつながっていないので船で渡ります。

ルアンパバーンの街の中心にある国立博物館裏の川沿いに、チョーンペット行きの船が出る船着き場があります。メコン川を覗くと大きな船が行き来しているのが見えるので、船着き場を見つけるのに苦労はしないはず。

船着き場からは約20分に1回程度のペースで船が行き来しています。時刻表はありませんので気長に待ちましょう。

つかの間の船旅へ

船には車、トラック、バイクも載せることができます。もちろん自転車もOK。船に乗ると船員から乗船料の案内がありますので、料金を直接手渡します。

乗船時間は5-10分程度。メコン川の上で感じる風はひときわ気持ちよく感じます。つかの間の乗船時間を楽しみましょう。対岸についたらもうそこはチョーンペット郡です。

まずは十字路を左。焼き物の村へ

焼き物村 バーン・チャン

チョーンペット郡の中でも有名なのが、焼き物の村バーンチャン。素焼きの壺、うつわ、装飾品などの商品を生産する工房が並ぶ村です。

家を建てるレンガ、スパイスをすりつぶすためのキッチン用具、垣根を飾る装飾などなど、ラオスの生活に素焼きの焼き物は欠かせません。街中でもいたるところで、素朴な風合いを見せる茶色い焼き物を目にします。

そんな焼き物たちを製造しているのがこのバーンチャン。ルアンパバーン市内で使用されているもののほとんどがここで作られています。

バーンチャンへの道

バーンチャンは船着き場からの坂を上り切った十字路を左に曲がり、ひたすら進んだ先にあります。その距離約2km。自転車だと10分ほどです。

十字路にはBan Chanと書かれた手書きの看板があります。少し小さな看板なので、見落とさないように注意!雨になるとぬかるむので、雨の時はあきらめて船着き場でトゥクトゥクを拾いましょう。

個性的な作品たち

バーンチャンに到着し中に進んでいくと、数軒の工房が見えてきます。基本的に見学は自由。「サバイディー(こんにちは)」と声をかけて中に入ってみます。

それぞれの工房の軒先には工房オリジナルの作品たちが並びます。コーヒーカップやゾウの置物から、形容のしかたが分からない作品まで、個性豊かな作品がたくさん。

作品は現地で購入することができます。間違いなく世界に一つだけの一点ものに出会うことができるはず!

弥生土器と同じ手法で作られる焼き物

バーンチャンの焼き物の多くは、なんと日本の弥生時代に作られていた手法と同じ方法で現在も作られているそう。なぜかどこかで見たことがあるような、その素朴さに惹かれてしまうのも頷けます。

バーンチャンにある工房の中では、手動のろくろを器用に回して壺を作ったり、乾燥した器を野焼きしている様子を見られることがあります。現代ではなかなか見ることのできない貴重な光景ですね。

続いて十字路を右へ。パワースポットのお寺たち

お寺を回ってパワーチャージ

バーンチャンと並んで地元民によく知られているのが、チョーンペット郡のお寺郡。ルアンパバーン屈指のパワースポットとしても知られています。

祭りや新年などの特別な時期には、わざわざ川を渡ってチョーンペット郡のお寺を訪問する人たちで溢れかえるほど。市街の大きなお寺とは違いこじんまりとしたお寺が多いですが、力強く個性的なものが揃っています。

眺めの良いチョーンペット寺

船着き場上の十字路を今度は右に進みます。レンガで舗装された小道を進んでいくと、左手にChompet Templeと書かれた手書きの看板とチケット売り場が見えてきます。

看板の脇からは丘の上に続く階段が伸びていて、上った先にあるのがチョーンペット寺。かつてのラオス王妃の骨が埋葬されているお寺です。

チョーンペット寺からはメコン川とルアンパバーン市街を一望することができ、ルアンパバーン屈指のビューポイントにもなっています。

住所| Ban Chompet, Luang Prabang, Laos
営業時間|AM 8:00 - PM 5:00
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

森の中にあるロンコーム寺

チョーンペット寺からの階段を下りて舗装路をさらに奥に進むと、小道が森の中に入っていきます。木漏れ日を浴びながらしばらく進んでいくと見えてくるのがロンコーム寺。

かつてのラオス国王が王位を継承する前にこのお寺で身を清めてから儀式に臨んだとされる歴史的な寺です。

1890年にルアンパバーンで戦闘があったとき、中国軍がこのロンコーム寺を寝床にしようとしたところ、あまりに寺の力が強すぎて兵士たちが眠りにつくことができなかったという話も残っているんだそうです。

住所| Ban Chompet, Luang Prabang, Laos
営業時間|AM 8:00 - PM 5:00
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

洞窟の中にあるタムサッカリン寺

ロンコーム寺からさらに奥に進んでいくと、左手に上に上る階段が見えてきます。階段を進んだ先には門で守られた洞窟があり、中に入ることができます。

洞窟内をロープに沿って進んだ先にあるのがタムサッカリン寺。小さな白い仏塔があり、かつてのラオス王の骨が埋葬されています。

洞窟の中は真っ暗なので、ヘッドライトなどを持参しましょう。ちょっとした冒険気分を味わえます。

住所| Ban Chompet, Luang Prabang, Laos
営業時間|AM 8:00 - PM 5:00
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

メコン川で見る夕日は絶景

帰路は夕方がおすすめ

チョーンペット郡からルアンパバーンへの帰路の乗船時間は、日が沈む頃をねらうのがおすすめ!メコン川に落ちる夕日は絶景です。

船の上からの夕日が叶わなくても、ルアンパバーン市街側の船着き場周辺は夕日のビューポイントにもなっています。少し休憩しながら川辺で夕日を眺めるのもおすすめです。

お出かけ前に!必要なものは?

準備はしっかりと

メコン川を渡った先の村々にはルアンパバーン市街にあるようなレストランはなく商店も少ないので、必要なものは出かける前に市街で揃えていきましょう。

バーンチャンから各お寺を回るには少なくとも3時間以上は必要。特に暑い時期には半日分をカバーするのに十分な水分はきちんと持って出かけるようにしましょう。

また、チョーンペット郡散策にはライトも必須。夕方以降もメコン川を渡る船は動いていますが、村々には街頭が少なく寺周辺はすぐに暗くなります。洞窟散策にも必要になりますので、ヘッドライトなどを持参すると便利です。

チョーンペット郡へのアクセス

日本からルアンパバーンへ

チョーンペット郡への移動拠点はラオス・ルアンパバーンです。日本からルアンパバーンへの直行便はないので、ハノイ(ベトナム)やバンコク(タイ)を経由し、ルアンパバーン国際空港から入国するのが一般的です。

ルアンパバーン空港から街中には、前払い制の空港乗り合いタクシーが運行しています。街中からチョーンペット郡には船で移動。約5-10分で対岸に到着します。

まとめ

世界遺産の美しい街並み、清潔なリゾート、豪華なレストラン・・・。便利で快適なバケーションも素敵ですが、せっかくラオスに行くのならもっと土くさくてどこか懐かしい、地元に根付いた素朴なラオスを覗いてみたいと思いませんか?

チョーンペット郡まで足を伸ばしてみれば、市街地では見ることのできないローカルな暮らしや隠れたパワースポットがたくさん!きっとみんなに話したくなる思い出だらけの一日になりますよ!