城山展望台は有名建築家による型破りな建物。建築と絶景を堪能

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長崎県在住。海外旅行が大好きで、現在までに25か国旅しました。何の計画もなくぶらりと行く一人旅が殆ど。行きたい国はまだまだあります! 訪れた国の文化を肌で感じることができる、路線バスの旅が得意です。 国内では九州北部を中心に、素敵なおすすめスポットを紹介します。 趣味は御朱印集め・インド映画鑑賞・動物とふれあうこと。

こんな展望台見たことなか!木造で温かみがあって、風で揺れるのも面白かよ~

長崎県北部、北松浦半島に位置する松浦市星鹿町、標高128.3メートルの星鹿城山(ほしかじょうやま)には一見して風変わりなデザインの城山展望台があります。最上層はつり橋の形状のため、風に揺れてちょっとドキドキ。スリルを感じながら、のんびりした海と山の景色を楽しむ事ができます。

城山展望台は黒川紀章さんがデザインした型破りなフォルム

世界的建築家黒川紀章さんによるデザイン

城山展望台は長崎県松浦市星鹿町の星鹿城山にある刈萱城跡に作られた特異なフォルムをした、バリアフリーの展望台。デザインは有名建築家の黒川紀章氏です。らせん状のスロープを上った一番上の展望台はつり橋の形状で、伊万里湾に浮かぶ島々を一望できます。

城跡に建てられた展望台

城山の山頂には刈萱(かるかや)城という城がかつてありました。建久2年(1191年)に、源頼朝の命を受けた加藤左衛門重氏がこの城を作ったとされ、後に城を捨てて紀州高野山に移ったという記録があります。浄瑠璃等で有名な「石童丸」は母とともに父親探しの旅に出た話ですが、石童丸の父親は加藤左衛門重氏といわれています。

現在は刈萱城本丸の輪郭が山頂部に残るのみ。太平洋戦争時は高射砲台の軍用地、現在は公園と、様々な歴史を持つ場所です。

まずは城山の頂を目指す

星鹿漁港を過ぎたら見える城山

城山展望台のふもとにあるのが星鹿港。星鹿港は漁港としても有名で、アジやサバの水揚げも多く、たくさんの漁船が係留されています。漁港を右手に見ながら進んでいくと、こんもりと小高い山に、電波塔が何本か立っているのが見えます。そこから大きく右折して城山へ。

山頂の展望台は異様ささえ覚える

車一台がやっと通れるような細い山道は、くねくねと曲がりくねって暗い森の中を走っているようでちょっぴり不安。やっと山頂へ到着すると、左手に巨大で異様にも感じられる、見たこともないようなフォルムの展望台が現れます。車は展望台の下に駐車する事ができます。

展望台の周辺にはシーズンになるとさくらや菜の花、秋桜などが開花。展望台に上った後は、花見やピクニックも楽しみましょう。

完全バリアフリーの木造展望台

入り口にはそのまま入れないようにゲートがあった

ゲートを入ると、らせん状に作られた三層のゆるやかな木製のスロープが、つり橋をイメージした最上層までつながっています。最初は鉄製のゲートはなく、バリアフリーでだれでも簡単に入れるようになっていました。

その後、バイクの乗り入れを懸念した松浦市が建築家の反対を押し切ってゲートをつけたそうで、建築家は激怒したとの事。そのため、完全なバリアフリーとは言えなくなってしまいました。ちょうど車いすを利用している人が上から下りてくるのを見かけましたが、ゲートを通る事はできましたが出入りはちょっと窮屈そうでした。

一歩入ると不思議な世界

展望台は木製のデッキと柵で作られたスロープが、らせん状に上に伸びています。木が持つ温かな印象に加えて、木と鉄筋のコントラストがどこか不思議な世界に迷い込んだような雰囲気です。

三層のデッキが螺旋状に登っていく

三層になった、緩やかな木製のスロープは車いすやベビーカーも楽々通れる広さ。眺望も抜群です。海と山の景色を交互に楽しみながら上って行く事ができます。

最上層の裏側は橋の裏側を見ているよう

つり橋をイメージして設計された最上層を下から見上げると、鉄筋構造とウッドデッキの裏側が見えます。まさに橋を下から見上げているようで、迫力があります。

かなり突き出た展望スペース

ちょっと不安を感じるほど外側に突き出ている、展望スペースの両端。展望台の高さは数十メートルあるので、ここに立つだけで十分スリルを体験できそうです。

最上層は少し揺れるが眺めは最高に素晴らしく開放的

ようやく着いた最上層から見えるのは発電所

螺旋状のスロープを上り切ってようやく最上階に到着。広々とした空と玄界灘が視界にいきなり入ってきます。海をはさんで松浦火力発電所が見えます。のんびりと景色を楽しみましょう。

まっすぐ伸びた木の板が貼られた開放的なデッキ

松浦発電所を眺めた後に後ろを振り向くと、もう一方の展望台に向けて木の板がまっすぐに貼られています。とても開放的ですが、風でけっこう揺れを感じるので、ちょっとゾクゾクッとします。まさにつり橋のイメージどおりの最上層。

三方を海に囲まれた展望デッキ

伊万里湾に浮かぶ島々や海を行きかう船が見える、のどかな風景が広がっています。左右と前方はすべて海。天気が良ければ、うっすらと壱岐も見えます。柵に設置された島の案内図は素朴な手書き。手すりは低めで、風が吹くとつり橋のように揺れ、高さもあるので少し怖いぐらいです。

海を近くに感じる設計

素晴らしい景色を眺める事ができ、清々しい気分になれる展望台だと実感できます。展望デッキにある低いベンチに上れば、さらに海を近くに感じる事ができますよ。夕方に訪れれば西の海に沈む美しい夕日も眺める事が可能。

今後道や展望台周辺がきちんと整備されれば、もっと人気の観光スポットになる事間違いなしのスポットです。

城山展望台へのアクセス

車でのアクセス

松浦市の松浦駅前より国道204号線を平戸方面へ向かい、星鹿入口交差点を右折。星鹿港を経て、車一台が通るほどの細い山道を通って城山へ。所要時間約40分。道が狭いので小さな車で行くのがおすすめですが、運転に自信のない方はやめたほうがいいかもしれません。

駐車場は展望台の下に3~4台駐車する事ができ、近くの城跡の駐車場には10台以上の駐車スペースがあります。

住所|〒859-4744 長崎県松浦市星鹿町岳崎免2300
営業時間|24時間
定休日|無休
電話|0956-72-1111 松浦市食と観光のまち推進課
公式サイトはこちら

まとめ

展望台周辺には、春はさくらや菜の花が咲き、秋にはコスモスが咲きます。絶景を眺めた後は、四季の花々を楽しみながら広場でお弁当を広げてピクニック気分を満喫してはいかがでしょうか。また夕暮れ時には西の海に沈む幻想的なサンセットを楽しめます。展望台には照明がないので気をつけましょう。

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