淡嶋神社はひな祭り発祥の由緒正しき神社!雛流しを見に行こう

公開日:2019/4/25 更新日:2019/12/27

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私の出身地は大阪です。在職中は国内各地を仕事でまわりましたが、今は気のむくままに向かう小さな旅先で出会う風景写真を撮り楽しんでいます。新緑映える山尾根歩きや古人訪ねる歴史探訪の旅が気に入り面白いです。
捨てらるる人形ん魂と想い静め浄化願い供養する淡島神社

和歌山県にはひな祭りの起源となった神社がある事をご存知ですか。淡嶋神社は毎年3月3日に行われる雛流しが有名で、人形供養や安産祈願など多く女性が参拝に訪れる神社です。

境内のすぐ目の前には美しい加太港が広がっており、対岸にある友ヶ島は人気の観光スポット。地元で水揚げされた新鮮な海の幸のグルメもおすすめです。今回はそんな淡嶋神社の見どころをご紹介します。

淡嶋神社について

創成期は神世の時代

淡路島を望む加太港のそばに建つ淡嶋神社は、国内にある淡嶋神社系1000社の総本社として長い歴史をもつ神社。薬の神様である少彦名命をご祭神として祀っているこの神社は、婦人病をはじめ安産祈願などで訪れる女性から厚い信仰を受けています。毎年3月3日に開催される海に雛人形を流す神事が有名です。

ずらりと並べられた雛人形

神社に入ると目に飛び込んでくるのは、供養するために納められた大量の雛人形たち。この人形たちは小さな白木船に乗せられ、加太の海へと流されます。その異様な光景から、境内には神秘的な雰囲気が漂っています。

ひな祭り発祥の神社

雛流しがひな祭りのはじまり

持ち主の元を離れた雛人形たちが加太の海に流される神事が執り行われるのは、毎年3月3日の正午。この雛流しが子供の健やかな成長を願うひな祭りのはじまりといわれ、お内裏様とお雛様で親しまれている男雛と女雛は、淡嶋神社のご祭神である少彦名命と神功皇后のご神像とされています。

また、ひな祭りの語源は少彦(スクナヒコナ)の名前が略称されてヒナまつりと呼ばれるようになったのだとか。淡嶋神社には奉納で消えゆく雛人形だけでなく、紀州徳川家から奉納された見事な雛人形を見る事もできます。

心霊スポットの噂も

拝殿には雛人形のほかに、多くの市松人形も並べられています。淡嶋神社には毎年供養のために30万体もの人形が納められ、人形供養の神社としても有名。娘が嫁入りしたり大きくなったりして不要になった人形をただゴミとして廃棄するのは気が引けるという人たちが、この神社にきちんと祀って供養する事で安堵できるのだといいます。

また、ぎっしりと並んだ人形の視線を感じて怖がる人も多く、人形の髪の毛が伸びるなどの現象が起こる心霊スポットとして噂になる事も。人形たちの眼差しは、導かれるように鳥居の先に広がる加太の海を見つめているようです。

加太の海原に流される雛人形

女性によって送り出される白木船

雛流しは神社としては珍しい女性限定の儀式。集まった女性の参拝者たちのみで白木船を海辺まで運び、神様のもとへ送り出します。約350体ほどの雛人形が乗せられた白木船三隻は、桃や菜の花で飾りつけられとても華やかです。

雛納祭は役目を終えた雛人形を海に流す事で、女の子の健やかな成長を祈願する神事。毎年、日本全国から多くの参拝客が訪れます。

最後に燃やされる雛人形は衝撃的

海に流したあと、沖で回収された雛人形はそのまま浜辺でお焚き上げされます。華やかな着物をまとった雛人形たちが炎に包まれ燃えていく光景は衝撃的で痛ましくもあり、どこか美しさも感じます。知る人ぞ知る伝統儀式。

人形の供養料は量別焼却料と別途に志程度となっており、手続きは淡嶋神社の受付にて行っています。詳しくは公式ホームページでご確認ください。

淡嶋神社周辺の観光スポット



加太港は関西で人気の釣り場

淡嶋神社の目の前に広がる加太港の大波止場は、サビキ、サバ、アジなどがよく釣れる事で人気の釣り場です。釣りに関心がある方なら、淡島神社に訪れた際に釣り遊びをしに立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。

加太大波止は有料駐車場が完備されており、釣りの足場も良いのでファミリーにもおすすめ。土日になると早朝から釣り人が多く、浜辺沿い駐車場は混雑するのでご注意ください。

大阪を代表する加太海水浴場

交通の便が良い加太海水浴場は加太駅からも近く、県外客からも人気の海水浴場。隣接している多目的広場に有料駐車場があります。バーベキューする事ができリゾート感覚を楽しめるファミリーにもぴったりの海水浴場は、南海電鉄の加太線太駅より徒歩20分ほどで到着します。

磯遊びで海の生き物を探してみよう

おすすめの磯遊びスポットは、加太海水浴場から浜辺続きで10分ほど歩いたところにあります。海開きとなる4月頃は豊かな海の生き物があふれている時期なので、バケツを持参して磯遊びするには楽しい季節。ヤドカリ、ヒトデ、アメフラシなどの変わった海の生き物たちに子供たちも大興奮です。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太
Hours AM9:00~PM5:00
Closed 夏季以外
Tel 073-459-2457
Web http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kankou/wakayamashiumi/1000567/1000576.html

ラピュタの舞台のような友ヶ島

淡嶋神社から見える友ヶ島も観光におすすめで、加太港から船に乗って行く事ができます。友ヶ島とは四つの無人島の総称で、かつてこの無人島群は陸軍の要塞として使用されていました。船が着くのは沖ノ島で、要塞跡と自然が調和した景観が美しい人気のスポットです。

朽ち果てた外壁はまるで遺跡のような雰囲気で、ラピュタに登場する舞台を彷彿させる事からSNSで一気に注目を集めました。海辺沿いにある第2砲台跡の朽ちた赤レンガと青い海原のコントラストが美しい光景です。

第三砲台跡の弾薬庫は随一のSNS映え

友ヶ島観光の見どころは、第二次世界大戦中に使われていた第3砲台跡と大規模に広がる赤レンガの施設跡。28センチ榴弾砲が8門編成された最主力の砲台があった友ヶ島の山頂付近にあります。6ヶ所の砲台跡は人気のコスプレ撮影スポットになっています。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太
Hours 時刻表を要確認
Closed 不定休
Tel 073-459-1333(友ヶ島汽船)
Web http://tomogashimakisen.com/

子供も大喜びのワンマン観光列車

加太さかな線の愛称で知られる南海電鉄加太線は、紀ノ川駅から加太駅を結ぶローカルの雰囲気漂う電車です。めでたい電車は加太沖を代表する鯛がモチーフとなった観光列車で子供も大興奮する事間違いなし。SNS映えも抜群なのでぜひ旅の記念にも乗車してみるのがおすすめです。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太1038−1(加太駅)
Hours 時刻表を要確認
Closed 不定休
Tel 06-6643-1005
Web http://www.nankai.co.jp/kada/medetai.html

淡嶋神社周辺のグルメスポット



参道沿いには美味しい鯛どんぶりのお店

参拝を終えたあとのランチなら、淡嶋神社の境内から5分ほど歩いた参道沿いにある軽食ゑびすやがおすすめ。20席ほどのこじんまりした店内で、加太港で水揚げされた新鮮な鯛どんぶりとビールが最高です。友ヶ島フェリー乗り場からも近いので、時間調整に利用するにも便利なお店です。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太211
Hours AM9:00~PM10:00
Closed 水曜日
Tel 073-481-2282
Web https://casual-japanese-style-restaurant-545.business.site/

名物のあわしま丼

鳥居のすぐ前にある魚屋さんのような雰囲気のお店は、美味しい魚介料理を提供している満幸商店です。しらす丼が人気メニューですが、おすすめはサザエやアサリなどの貝を煮込んだあわしま丼。新鮮な魚介の旨みが堪能できる一品です。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太118 淡島神社境内
Hours AM9:00~PM3:00
Closed 火、水曜日
Tel 073-459-0328
Web https://twitter.com/mankoushouten/

淡嶋神社へのアクセス

電車・バスでのアクセス

南海電鉄の加太線に乗って南海和歌山市駅から加太駅で下車します。所要時間は普通列車で約25分。加太駅から淡嶋神社までは徒歩20分ほどで到着します。加太線の運行本数は平日なら1時間に2、3本程度です。

Address 〒640-0103 和歌山県和歌山市加太118
Hours AM 9:00 - PM 5:00
Closed なし
Tel 073-459-0043
Web http://www.kada.jp/awashima/

まとめ

和歌山県にある淡嶋神社は3月3日に行われる雛流しで有名な日本でも珍しい由緒正しき神社。大量の雛人形が並ぶ拝殿は必見です。美しい加太港の景色を望みながら、釣りや対岸の友ヶ島へ観光へ行くのもおすすめ。

参拝を終えた帰りには参道沿いにある食事処で地元で獲れた新鮮な海の幸を楽しみましょう。ぜひ一度淡嶋神社へ訪れてみてください。