玄宮園は彦根観光の代表格!優雅な大名庭園で池に映る天守閣を見よう

公開日:2019/4/10 更新日:2019/12/27

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滋賀県出身。滋賀県の楽しいところや魅力の記事を書いています。1人でマイペースに旅したり美味しいものを食べ歩くのが好きです。
お城でひこにゃんに、お庭で景色とお抹茶で癒されるで

滋賀県彦根市にある井伊家の居城彦根城に残る、大名庭園玄宮園(げんきゅうえん)。池泉式回遊式庭園で、島や入江に9つの橋が架かる変化に富んだ景観が魅力です。池の庭には天守閣が映し出される設計で、和の風情と景観の見事さはなかなか他では見られないもの。

国宝に指定されている天守閣や多聞櫓をはじめ、見どころの多い彦根城。その中でも大名庭園の玄宮園の美しさは、徳川四天王筆頭の井伊家のスケールを感じさせます。そんな彦根城の玄宮園にスポットを当てて紹介します。

彦根城内に残る国の名勝に指定されている玄宮園

徳川四天王井伊家の格が見られる玄宮園

滋賀県彦根市の琵琶湖のほとりに立つ彦根城は、天下普請(幕府の命により複数の大名が建設に参加)によって建てられた城です。その彦根城内にある玄宮園は、4代藩主井伊直興(いいなおおき)が1678年(延宝6年)に造園したもの。派手過ぎず、それでいて優雅さのある和風の美が見られる大名庭園になっています。

玄宮園の池に泳ぐ鳥

玄宮園の中央には池があり、鴨や鷺(さぎ)が見られる事もあります。着物姿の女性が池に架かっている橋を渡る姿があるときには、より風情を感じさせます。池は定期的に水を抜き清掃が行われている場合があり、タイミングが悪いと庭の魅力が半減してしまうのでホームページなどで確認をしておきましょう。

庭園のバックに彦根城

彦根城の天守閣はそれほど大きなものではありませんが、小高い場所に建っている事から玄宮園から見ると雄大な姿に感じられます。晴れた日に池面に天守閣が映るように設計されているのは、大名庭園ならではといえるでしょう。

彦根城の観光だけじゃもったいない

櫓(やぐら)や天守閣など見どころの多い彦根城ですが、玄宮園もそのうちのひとつ。コースとしては表門から石段を上がり切ると天守閣。ここから西の丸を見て山崎山道を下り、堀沿いに歩き黒門橋を渡れば玄宮園に出る事ができます。

木々に囲まれた石段を降りていけば、四季それぞれの色あいが楽しめます。昔ながらの石段のため歩きやすいとはいえませんが散策のつもりで降りていきましょう。城というと天守閣のイメージですが、彦根城は建物だけでなく景観も当時の姿を残しているため時代劇のロケにもよく使われています。

またゆるキャラとして有名なひこにゃんに会えるのも魅力のひとつです。ほんわかしたムードになる事から、デートにも適しています。

玄宮園の鳳翔台(ほうしょうだい)でお茶しよう

お抹茶とお菓子で休憩

玄宮園に建つ江戸時代の風情を残す建物は、かつて藩主が客人をもてなすために使われた客殿。現在は庭園を眺めながらのお茶所となっています。お抹茶と季節の和菓子を味わいながら大名庭園を見れば、まるで自分が接待されているような気分。そんな思いにさせてくれるほどの優雅な庭園です。

お茶室の和菓子をちょっと紹介

お抹茶とセットの和菓子は選ぶ事はできませんが、いつでも品のある美しいものが出てきます。埋れ木は白あんが包まれた上に抹茶の粉がまぶされたもの。風月堂のたちばなは、ゆずの香りが疲れを癒す一品。どちらも甘すぎず上品な味で、抹茶との相性は抜群です。



お茶室から見た玄宮園と天守

単なる日本庭園ではなく、城内にある玄宮園の広さは大名家のスケールの大きさを教えてくれます。お茶室から眺める景色はぜいたくな気分にさせてくれるでしょう。夏は緑、秋は紅葉が美しい庭園ですが、冬の澄んだ空気の中で見る景色もおすすめ。観光客もやや落ち着いている時期なので、ゆっくり庭園を楽しむ事ができます。

玄宮園はお祭りも開催される秋が人気

玄宮園の紅葉化粧

それぞれの季節に味わいのある玄宮園。ただやはり人気となっているのは紅葉の秋です。11月中旬から下旬にかけて見ごろを迎えます。イロハモミジが紅く染まり、玄宮園と高台の天守閣をより美しく見せてくれる時期です。ただし夜になるとかなり冷えるので、アウターを着て出かけましょう。

玄宮園の虫の音を聞く会

虫の音色を聞きながらライトアップされた玄宮園と天守閣が見られるのは、毎年9月に催される虫の音を聞く会。和の雰囲気とライトアップされた景色は、どこか幻想的で都会では見る事のできない美しさ。天気の良い日であれば、お月見も楽しめるぜいたくさです。

玄宮園の錦秋の玄宮園ライトアップ

毎年11月に行われるライトアップでは、照らされた木々がまるで金色に輝いているように見えます。また池は鏡のようになり、紅葉や天守閣を映し出し不思議な雰囲気を作り出しています。毎年行っていてもため息が出るような美しさ。

お祭りといえるような催しですが、笛や太鼓の音、屋台でにぎやかになるものとは違い静けさを楽しむ時間を過ごせます。晩秋の彦根城ならではのイベントです。

ひこにゃんが描かれたかわいい提灯をもって

数に限りはありますが、入り口でひこにゃんのイラストが入ったかわいい提灯が配られます。紅葉に染まるライトアップされた日本庭園を提灯で足下を照らしながら歩くのは、日本ならではの風情でしょう。遠くから見ると提灯だけが動いているように思えて、まるで妖怪がお祭りをしているかのようです。

玄宮園へのアクセス

電車でのアクセス

JR彦根駅から徒歩で約15分。駅から彦根城がよく見えます。駅前お城通りを進み、護国神社前を左に曲がり突き当りを右へいけば彦根城です。

東海道線新快速で彦根駅まで、大阪からは約80分、京都の場合は約50分です。新幹線利用の場合は米原駅で、琵琶湖線に乗り換えとなります。



車でのアクセス

名神高速道路彦根ICから、県道518号線経由で約15分。有料駐車場が3つあります。どの駐車場からも玄宮園まですぐ。彦根城近隣にも有料駐車場がいくつかあります。

大阪豊中ICから約1時間20分、名古屋ICから向かった場合は約1時間です。京都東IC、岐阜各務原ICを利用の場合は約50分です。

Address 〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町3
Hours 8:30 am - 17:00 pm
Closed 年中無休
Tel 0749-22-2742
Web http://hikone-410th.com/castle/genkyuen

まとめ

江戸時代の面影を残す彦根城は、その美しさから廃城令を逃れ残された城。その中でも玄宮園は、大名庭園の中でも指折りの優雅さを誇ります。

現存天守の中ではあまり大きくなくがっかりした、という声も聞かれます。ただ玄宮園の池に映し出される天守は雄大で、これが彦根井伊家の格だと改めて気づかされる事でしょう。歴史好きはもちろん、興味がないという人でも魅了される美しさをもつ彦根城と玄宮園です。