旧岩崎邸庭園で三菱財閥の栄華を知る

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出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。

まるで大河ドラマのセットみたい!

東京都台東区にある旧岩崎邸は、国の重要文化財にも指定されている貴重な建物です。建物と庭園は整備され、今では多くの人が訪れる公園になっています。三菱財閥の栄華を知ることもできるスポットで、観光客からも大人気。ここでは、旧岩崎邸庭園の見どころや魅力、おすすめできるポイントなどについてまとめてみました。

美しく整えられた庭と贅をつくした建物

三菱財閥岩崎家のお屋敷だった旧岩崎邸

旧岩崎邸庭園は、東京都台東区にある公園です。三菱財閥の礎を作った岩崎家の本邸であった建物と、その庭園を整備して公園にしました。園内にある建物は国の重要文化財にも指定されているとても貴重な建物。

和洋が見事に調和する庭園

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大名庭園としての型式を残しながらも、芝庭を設け和洋折衷の庭になっています。本邸を建築する際に芝を張り、築山も設けたといわれています。近代庭園では初期の形なのだとか。日によって演奏会イベントも行われています。

イチョウやサクラ、モミジ、ヒマラヤスギなどの植物を園内では目にできます。イチョウとサクラは特に有名なので、訪れたときにはぜひ見物してみましょう。和館前にある手水鉢や庭石、江戸時代の石碑などから往時をしのぶ庭の様子が見られます。

ジョサイア・コンドル設計の瀟洒な洋館

木造二階建てで、地下室もある洋館はジョサイア・コンドルが設計したものです。鹿鳴館の設計も手掛けたジョサイアによって、近代日本住宅を代表する西洋木造建築が誕生しました。当時隆盛を誇った三菱財閥の力を見せつけんばかりの豪華さを誇ります。

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内装も優美なので、見ていて飽きることがありません。当時使用されていた家具がそのまま配置されているので、ここも見どころです。どこか懐かしさ、ノスタルジックさを感じてしまうでしょう。デザインの基本は英国17世紀のジャコビアン洋式。一階の階段ホールや大食堂、客室、書斎などが見どころです。

岩崎家の生活の場だった和館

館内を進んでいくと、和館と洋館をつなぐ部分がいきなり目の前に出現します。和館は、三菱財閥の創始者でもある岩崎家が生活をしていた空間。現在よりもたくさんの部屋があったのですが、その多くは失われてしまいました。岩崎家が実現した和洋併置式の邸宅は、日本における邸宅建築に大きな影響を与えたと言われています。

完成した当初は誰もが驚くほど広かった屋敷だったと伝わっています。しかし、現在残されているのは大広間のある一棟のみです。政財界で名を知らしめた人物の屋敷をたくさん手掛けた、大河喜十郎による施行なのだとか。橋本雅邦が下絵を描いたという日本画などが残されており、厳かな雰囲気漂う書院造りになっているのも印象的です。

中部の豪華さに驚く撞球室

屋敷と隣接する形でビリヤード場が残されています。独立した形でビリヤード場が建てられるのは珍しく、地下道を介して洋館からつながっています。金唐革紙の壁紙が惜しげもなく内装に使われているのが特徴です。実際使用されていたビリヤード台は岩崎邸に現存していませんが、代わりに同様に歴史的価値が高いテーブルが置いてあります。

当時の日本では相当珍しい、スイスの山小屋風建築を採用しています。まるでアメリカの木造ゴシックを思わせる軒を深く差し出した大屋根が印象的。撞球室特別ガイドが毎月第二木曜日の午前10時30分から行われています。先着20名となりますが、非公開の地下通路や撞球室の見学ができます。

旧岩崎邸観覧の注意点

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レトロな雰囲気も楽しめる旧岩崎邸ですが、国の重要文化財であるため見学に関してはいくつかの禁止事項もあります。見学に訪れたときは、きちんと決められたルールを守って楽しみましょう。庭園はもともと撮影が不可でしたが、現在では個人的な撮影に限り撮影は可能になっています。商用利用は不可なので注意が必要。また、三脚や自撮り棒の使用のほか、フラッシュ撮影も禁止されています。

季節ごとにさまざまなイベントが行われる

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【旧岩崎邸庭園】  昔は撮影NGだった記憶だけど、個人写真はOKになってました。  明治期の和洋様々な様式(英・米・唐・和)が織り交って、とても不思議な感じ。  現在周囲が工事中、、、残念ながら夏の方が緑も映えて眺めは良いかもです。 ・ ・ ・  #旧岩崎邸庭園#旧岩崎邸#庭園 #建築#西洋建築#洋館#和館#和洋折衷 #ジョサイアコンドル#コロニアル #josiahconder#architecture #art#design#museum#garden #設計#様式#重要文化財#日本文化 #明治 #明治の館#英国 #不忍池#上野#東京#ueno#tokyo

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季節ごとにさまざまなイベントが開催されるので、目当てのイベントに合わせて足を運ぶのもよいかもしれません。春と秋、冬には午後のミニコンサートが行われるので、音楽好きな方におすすめ。夏には七夕まつりのほか、子どもわくわく体験ウィークなどのイベントが開催されます。冬には正月開園が恒例行事となっているので、こちらもタイミングが合えばぜひ訪れてみましょう。

旧岩崎邸付近は多くのお屋敷が残るエリア

目と鼻の先には横山大観記念館

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横山大観の庭園、自宅兼画室などが記念館として公開されています。なんと、横山大観自身が建物と庭園の設計をしているのだとか。床の間などに横山大観が手掛けた作品を展示しているので、ぜひ鑑賞してみましょう。

住所|〒110-0008 東京都台東区池之端1-4-24
営業時間|日木金土 10:00~16:00 入館は15:45まで。
定休日|月火水 梅雨期・夏期・年末年始は長期休館。
電話|03-3821-1017
公式サイトはこちら

旧岩崎邸庭園と比べてみたい旧古河庭園

ここにもジョサイア・コンドルの設計の和洋折衷館が

東京都内には数多くの洋館が存在しますが、旧岩崎邸との対比を楽しみたいのなら旧古河庭園に訪れてみましょう。旧岩崎邸とさまざまな部分で違いがあるので、それを見つけながら見学するのも楽しいです。地形を活かした造りになっているのが大きな特徴で、小高い丘に洋館を、斜面には洋風庭園を建てています。2006年には、大正初期の庭園の原形を留めていることが評価され、国の名勝になりました。

洋館とバラ園が正面にあります。茶室と日本庭園は奥にあり、和と洋が同じ空間に共存する不思議な感じを楽しめるでしょう。バラ園は大きな見どころで、5月10月はとくにバラが見ごろとなります。素敵な写真も撮影できるので、このタイミングでぜひ足を運んでみましょう。また、11月になると日本庭園の紅葉が見ごろになります。燃えるような紅葉は一見の価値があります。

住所|〒114-0024 東京都北区西ケ原1-27-39
営業時間|9:00-17:00
定休日|年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
電話|03-3910-0394 旧古河庭園サービスセンター
公式サイトはこちら

旧岩崎邸庭園へのアクセス

電車での行き方

東京メトロ千代田線の湯島駅が最寄りとなり、駅から徒歩約3分でアクセスできます。また、東京メトロ銀座線の上野広小路駅からだと徒歩約10分ほど、都営地下鉄大江戸線の上野御徒町駅からも同じくらいの時間でアクセスできます。JR線の御徒町駅からだと徒歩約15分ほど。

住所|〒110-0008 東京都台東区池之端1-3-45
営業時間|9:00~17:00
定休日|年末年始
電話|03-3823-8340
公式サイトはこちら

まとめ

レトロで豪奢な建物を外から眺めるだけでも楽しめますが、美しい庭園もまた楽しみの一つ。岩崎家が当時どのような生活をしていたのかも推し量ることができるでしょう。庭園は四季折々の自然も楽しめるので、ぜひいろいろな季節に足を運んでほしいですね。