鈴木大拙館で禅にふれ哲学を体感!上質で穏やかな時間を過ごそう

公開日:2019/4/18 更新日:2019/12/27

トラベルパートナー:トラベルパートナー: YUU
出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。
ちんと座って見るも良し、おんぼら~と過ごすも良し。心と向きおうて行きまっし。

鈴木大拙館は哲学を体感できるスポットとして人気。禅の思考にふれ、キレイな風景を眺めながら哲学が学べる施設となっています。何だか難しそうに感じるかもしれませんが、実際に訪れてみると誰でも楽しめる空間。ここでは、鈴木大拙館の魅力や見どころ、アクセス方法などについてご紹介します。

心を映し出すために計算し尽くされた建造物

鈴木大拙を表現した館で哲学を体感する

鈴木大拙といえば、禅をZENとして世界に広めた人物として知られています。そんな鈴木大拙の思考にふれる事のできる施設で、学習や展示、思索という3つの空間から成り立ちます。加賀藩家老本田家の屋敷跡にあり、大きなクスノキが立っているのも特徴。

鈴木大拙の心にふれる展示空間

建物を設計したのは谷川吉生。木材以外には白や黒、グレーの色だけを使用し、無を表現することに注力しています。進むとだんだんと暗くなるような造りで、大拙の世界に足を踏み入れていくような気がしてきます。印刷物の解説は持ち帰りが可能。

自分の心に落とし込むための学習空間

露地の庭は瀬戸内産の錆石の風合いがとても趣のある庭。ここにはタブレットやタッチパネル式の解説パネルがあるので、じっくり説明を読んでみましょう。書や庭を眺めながら、のんびりと哲学を学べる空間が広がっています。

最高のフォトジェニックスポット思索空間

外は円くても内には四角なところがあって欲しい、が想起される場所

開放感抜群の通路を抜けていくと、その先には水に囲まれた四角い建物が。ここは思索にふけるための空間として造られています。自由で静か、という鈴木大拙の心の在り方を示しているかのようです。

内から見るか。外から見るか。

畳張りの床几を内部に設置してあるので、ゆっくり過ごせます。施設の造詣を鑑賞するだけでも楽しめるのですが、自身の心象もじっくり感じ取ってみましょう。また、明暗の違いにも目を向けてみてください。いろいろな表情の写真も撮影できる事でしょう。

計算された仕掛けによって思索が深まる水鏡

静と動を繰り返す水の庭

澄み渡る水面が、風や仕掛けによって変化する庭です。水面が光りに反射すると天井や壁に映り、その風景も心を癒してくれます。心を静かにし、雑念も捨ててゆっくりと過ごす時間を作ってみましょう。



数々の仕掛けに引き込まれる世界観

いきなり水が湧き上がったり、波紋を作り出す滴なども。わざと落ち葉が溜まりやすいようにした場所もあります。1つ1つの仕掛けに意味があるので、その意味を考えながら鑑賞するのもよいでしょう。ベンチがいくつかの場所に設置してあるので、違う角度でも楽しめます。

毎回異なる姿が見られるので何度でも訪れたくなる

一期一会の景色は飽きが来ない

外の景色を切り取るかのように思索空間の扉が存在します。四季折々で異なる表情を見せてくれるのが魅力的。春や秋も素敵ですが、冬は空気も澄み渡りとてもキレイな風景に。

幻想的な夜間開館もチェックしてみて

鈴木大拙の命日のほか、イベントやコンサートなどが行われるときに限り夜間に開館します。美しくライトアップされた思索空間はとてもフォトジェニックですし、素晴らしい写真が撮れそうです。入場制限が設けられることもあるため、ホームページや電話で事前に確認しておきましょう。

どんな人にも広く開け放たれている優しい記念館

もっと知りたい方はショップへ

そこまで大きくないものの、ショップが玄関にあります。設計主による解説がついた公式パンフレットもあるので、もらっておきましょう。鈴木大拙の著書、名言ファイルなどもあります。心にグッと来た言葉は自宅に持ち帰ってみましょう。

施設内設備にも優しさが

荷物はコインロッカーに預ける事が可能。鑑賞するのに邪魔だと思ったらロッカーに預けておきましょう。車いすでも周れるような設計となっているので、体の悪い方やご年配の方も安心。解説パネルや印刷物は英語表記もあるため、外国人の方にも優しい施設です。

自然豊かな散策路も魅力

無料エリアの散策路

散策路はいつでも無料で入る事が可能。外からは水鏡や思索空間、露地の庭などを眺められます。本田公園や中村記念館などと隣接しており、そのまま続いています。



江戸時代の松風閣庭園

散策路からそのままアクセスできる江戸時代の庭園です。金沢市の指定文化財となっていますが、拝観するのは無料。街中とは思えないほど静寂の広がる空間。道中にある陶芸工房では作品の見学もできます。

周辺のおすすめ休憩スポット

中村記念美術館で体験できる貴重な茶器での茶の湯

金沢市立中村記念美術館ではお抹茶もいただけますし、茶の湯だけの利用もできます。最初に茶器を選びます。貴重な茶器に直接ふれることができるので貴重な体験が可能。金沢の有名和菓子店の菓子もいただけますよ。

Address 〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目2-29
Hours 9:30~17:00(喫茶室は3月~12月は10:00~16:30、1月~2月は11:00~16:00)
Closed 年末年始、展示替え期間
Tel 076-221-0751
Web https://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/

レンタサイクル・まちのりの利用も考えてみて

駐輪場と障がい者専用の駐車場しかないため、レンタサイクルの利用が便利です。30分200円で、専用ポートならどこでも返却ができるのでかなり便利。観光地は多いのに駐車場が少ない市内ではベストなチョイスとなるでしょう。

鈴木大拙館へのアクセス

バスでのアクセス

北陸鉄道バスを利用するのなら、本多町バス停留所で下車し、そこから徒歩約4分ほど。城下まち金沢周遊バスなら本多町バス停で降りて同じくらいの時間です。金沢ふらっとバスだとふるさと偉人館で下車し、そこから徒歩約6分ほどの道のり。

車でのアクセス

北陸自動車道の金沢西IC、または金沢東ICで降りて金沢市市街地に向かってください。約35分ほどのドライブ。北陸自動車道の金沢森本ICで降りたのなら、山川環状道路を鈴見ICまで進み、そこから市街地に入ったほうがおすすめ。専用の一般駐車場はないため、近くのパーキングを利用しましょう。

Address 〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目4番20号
Hours 9:30~17:00(入館は16:30 期間限定で夜間入場が可能)
Closed 毎週月曜日・年末年始・展示替え
Tel 076-221-8011
Web http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz

まとめ

哲学にふれられる施設、と聞くと難しそうな感じがしてしまいますが、実際にはまったくそのようなことはありません。感じるがままに時間を過ごせるスポットなので、特に哲学にたいして興味がないという方にもおすすめできます。金沢観光に訪れたときはぜひ立ち寄ってください。