観音寺城の石垣を見にいこう!観音正寺の伝説も紹介

登山になるさかい無理せんときな

滋賀県にある繖山(きぬがさやま)は古墳や寺院、城跡が多い山です。繖山にある日本城・観音寺城は、廃城後現在は城の形がない城跡ですが、石垣が魅力の歴史スポットとして知られています。観音寺城への行きかたや見どころについてまとめました。

安土の歴史観光なら観音寺城もいこう

観音寺城は日本五大山城の1つに数えられる山城で、城跡は国の史跡に指定されています。織田信長に攻められ廃城に追い込まれるまでは、六角氏の拠点として使われていました。

観音寺城はどんな城

日本五大山城の1つである観音寺城は、かつて滋賀県近江八幡市安土町にあった山城です。南北朝時代の武将・六角氏頼によって築かれ、六角氏の本拠として知られていますが、諸説あります。

正確な年代などは明らかになっておらず、六角高頼が家臣の伊庭行隆と山内政綱に命じ、建てたという説も。六角氏は佐々木六角氏とも呼ばれるため、佐々木城という別名もあります。また、観音寺城の城跡は国の史跡に指定されています。

応仁の乱で織田信長によって廃城に

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近江国 観音寺城 なめ歩き前に! この像、繖山トンネル出口にあるのですが、多分誰も気づいてない?そして誰も知らない? てか、まずはこの像を拝まないと始まりませんよ? 六角定頼公、六角氏14代当主であり、六角氏最盛期を築いた名将です!信長の楽市楽座も定頼公が観音寺城下で始めたものだそうです!石垣もそうですし、家臣団の城割など信長は六角氏にかなり影響受けたんじゃないかなぁ? 定頼公は信長の近江侵攻の前に亡くなりますが子の承禎は結局観音寺城を捨て逃亡しますね?何だか切ないなぁ? この像を拝み、いざ、観音寺城へ! #城 #観音寺城 #城跡 #城攻め #城好き #城めぐり #城なめ歩き #観音寺城なめ歩き #像 #銅像 #六角定頼 #繖山 #繖山トンネル #近江の城 #近江の山城 #近江の山城ベスト50 #山城パトロール

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観音寺城は戦国時代に、三度にも渡る攻城戦が繰り広げられています。その当時、六角義賢(承禎)・義治父子が城の改築をしていましたが、織田信長の凄まじい攻撃にあい、戦わずに城を捨てて逃げたのが永禄11年(1568年)のこと。ここで観音寺城は廃城となり、その歴史に幕を閉じました。

観音寺城に行ってみよう

日本最大級の山城がある繖山は、琵琶湖の東に位置する山です。繖三観音と呼ばれる観音正寺・石馬寺・善勝寺の3つのお寺は、繖山を囲むようにあり、歴史の舞台としてもたびたび登場しています。

日本最大級の山城・繖山

観音寺城観光に向かう途中、電車や車の中から繖山を見ることができます。繖山を囲むようにある観音正寺・石馬寺・善勝寺の3つのお寺は、繖三観音と呼ばれ歴史の舞台にもなりました。繖山にはハイキングコースもあり、登山が好きな人にもおすすめです。

観音寺城へのおすすめルートは

観音寺城へ向かう基本ルートは、桑実寺か日吉神社から徒歩で登ることになります。道のりは険しく、歩いて1時間ぐらいと長時間登るため、車で行くのがおすすめです。車で向かう場合は有料道路を通りますが、観音正寺付近まで入ることができ、20分ほどで到着します。

観音寺城跡までの道のりは体力勝負

観音寺城といえば石段と石垣が有名な城です。観音寺城跡は広大で1日で回るのは困難です。体力を要する登山となるため、無理せず観光しましょう。

どこまでも続く石段と石垣

観音寺城跡へ向かう長い石段は有名で、石垣がずっと続いているのが特徴です。これだけの石垣を使った城は戦国時代では珍しく、観音寺城だけとされています。この石垣は高い技術で造られ、排水対策もされているため、400年以上経った現在でも崩れることなく立派に残っています。

1日では回りきれない広大なエリア

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観音寺城跡は非常に広く、1時間や2時間で歩ききることはできません。全てのエリアを1日で見るのは大変で、下山のことを考えると体力的にも無理は禁物です。山の気候は変わりやすく、日が暮れて暗くなってからでは足下も危険です。一番大変なのは階段で、途中で下山してしまう人もいるほど。しっかり準備して無理なく登りましょう。

観音正寺と人魚の伝説

観音寺城があった繖山の山頂にある観音正寺には、人魚の伝説があります。聖徳太子が人魚の願いを聞き入れて創立したという観音正寺。観音寺城跡までの登山の休憩エリアにもなっています。

聖徳太子創立の観音正寺

繖山の山頂には現在、聖徳太子が創立したといわれている観音正寺という古寺があります。登山者の間では休憩エリアとしても使われ、観音正寺から観音寺城跡まで山道を歩いて15分ほどです。

聖徳太子と人魚の伝説

観音正寺には人魚伝説があります。水辺から現れた人魚の願いを聞き入れた聖徳太子が、千手観音を刻んで祀ると、人魚は天人に生まれ変わり感謝したというものです。観音正寺には人魚のミイラが伝えられ、人魚伝説は時代を超えて語り継がれています。

本丸の観音寺城跡に到着

詳しいことがわかっておらず、謎の多い観音寺城。石垣で有名な城ですが、城跡にも立派な石垣が残っています。繖山登山は大変ですが、行くだけの価値はあります。

観音寺城跡で当時を想像

繖山の山の標高は約440メートル、観音寺城跡は標高約395メートルです。山頂からの景色は素晴らしく、登頂した達成感は計り知れません。観音寺城跡では発掘調査でも資料などが見つからず推定ができないため、詳しいことは不明です。

跡地から発掘されたのは壺や皿・茶器で、茶室があったのではと推定されることから、風雅な生活が想像できます。

石垣が魅力の観音寺城跡

観音寺城は石垣が有名な城です。現在も城跡の周りには、石垣や虎口が残っています。ほかにはないと人気の城跡で、井戸跡もあり見どころは満載です。登頂するまでが非常に大変ですが、苦労しても行くだけの価値は充分ある場所です。

100名城スタンプも必見

繖山にある観音正寺本堂内と桑実寺本堂で押印してもらえる、100名城スタンプにも注目です。100名城全制覇を達成すると、認定書が送られてきます。

100名城スタンプ押印を忘れずに

繖山の中腹にある桑実寺は、登山の休憩ポイントのような場所で、ここまで来て下山する人もいます。繖山にある観音正寺本堂内と桑実寺本堂では、100名城スタンプを押印してもらえるので、立ち寄るのがおすすめです。

100名城スタンプとは

100名城スタンプは、公益財団法人日本城郭協会が選定した名城に訪れると、スタンプを押印してもらえるというもの。滋賀県内では観音正寺・小谷城・彦根城・安土城が100名城に選ばれています。達成すると認定書が送られてくるので、歴史好きはもちろん、観光の記念に全制覇を目指すのもおすすめです。

スタンプ帳を手に入れよう

スタンプ帳がついた日本城郭協会発行の公式ガイドブックは、書店で購入できます。ネット通販でも販売しているので、旅行の前に手に入れて100名城スタンプを集めてみましょう。

観音寺城と安土城の関係

安土城は観音寺城を参考にした

歴史観光を目的に滋賀県に訪れたなら、観音寺城跡と安土城跡の両方に行くのがおすすめ。安土城は織田信長が築いた城として有名ですが、城跡は観音寺城跡の近くにあります。

石垣に囲まれ高い技術で造られた観音寺城は、安土城のモデルにもなっています。安土城跡に行く途中には石垣がずっと続いおり、織田信長が観音寺城を参考にしたことがわかるでしょう。

見逃せない安土城天主信長の館

観音寺城跡・安土城跡のあとは、より詳しく歴史が学べる信長の館に立ち寄るのがおすすめです。主に織田信長と安土城がメインの展示館ですが、5階と6階の最上部を原寸大に再現した安土城の展示は圧巻です。

安土城跡からは徒歩30分前後で向かうことができますが、1日でたくさん歩くことになるので、観光には車を利用すると便利でしょう。

住所|〒521-1321 滋賀県近江八幡市安土町桑実寺800
営業時間|9:00 am - 17:00 pm
定休日|毎週月曜日
電話|0748-46-6512
公式サイトはこちら

観音寺城へのアクセス

電車でのアクセス

観音寺城跡へ電車で向かう場合の最寄り駅は、JR琵琶湖線・安土駅になります。安土駅からは徒歩約40分の距離ですが、安土駅でレンタル自転車を利用すると便利です。観音寺城跡への登山口は桑実寺になります。

車でのアクセス

車で向かう場合は、名神高速道路・八日市インターチェンジから約40分で到着します。観音寺城跡まで車で行く場合は有料の山林道を通ります。道幅が狭く、車1台がやっと通れる細い道になっているので注意が必要です。有料の駐車場は表山道駐車場と裏山道駐車場がで、約14台の駐車スペースがあります。

住所|〒521-1331 滋賀県近江八幡市安土町石寺
営業時間|24時間営業
定休日|なし
電話|077-528-4674
公式サイトはこちら

まとめ

歴史の舞台としても活躍してきた観音寺城。観音寺城跡までの道は険しく、登山の際は歩きやすい靴や、汚れても良い服装で行くのが安心です。たどり着くまでは大変ですが、石垣の迫力が素晴らしい観音寺城跡には、見どころや魅力がいっぱいあります。無理のない旅行計画で、歴史探訪を楽しんでください。