観音正寺は聖徳太子と人魚伝説で有名!白檀観音様をお参りしよう

公開日:2019/4/15 更新日:2020/1/6

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滋賀県出身。滋賀県の楽しいところや魅力の記事を書いています。1人でマイペースに旅したり美味しいものを食べ歩くのが好きです。
山登りもええもんやで~!

誰でも一度は耳にした事がある歴史上の人物といえば、聖徳太子。その聖徳太子が創立したのが観音正寺(かんのんしょうじ)です。人魚伝説が伝わる観音正寺は山頂にあり行き帰りは困難ですが、行くだけの価値は充分感じられるお寺。観音正寺の人魚伝説やご利益をはじめ、周辺スポットに注目して紹介します。

聖徳太子と人魚の古寺

観音正寺は人魚伝説で知られ、繖山(きぬがさやま)の山頂に位置する日本最大級の山城。山火事が原因で、本堂とご本尊が消失してしまった過去があります。現在は復興し新たなご本尊・千手観音坐像が見守っています。

繖山山頂のお寺

滋賀県近江八幡市にある観音正寺は、別名・観音寺山ともいわれています。観音正寺があるのは標高433メートルある繖山の山頂。日本のほぼ中心に位置した近江の国のさらに真ん中にあたる場所です。日本最大級の山城で、天空の寺院とも呼ばれています。

過去の山火事から復興

観音正寺は1993年5月22日に起きた山火事が原因で、本堂とご本尊が焼失してしまいました。その後11年の歳月をかけ2004年5月22日に本堂が再建され復興を果たします。その際新たに造られたのが現在のご本尊・千手観音坐像です。

聖徳太子と人魚の伝説を受け継ぐお寺

観音正寺は聖徳太子が創立したお寺で、日本唯一の人魚伝説が残ることで知られています。人魚は聖徳太子に「前世は漁師であり殺生を業としていたため、このような姿になりました。繖山にお寺を建てて、どうか私を成仏させてください」と懇願。

人魚の願いを聞き入れた聖徳太子が、千手観音の像を刻み堂塔を建立しました。人魚はやがて天人の姿へと変わり、聖徳太子に感謝したという伝説が受け継がれています。

縁結びのご利益があるお寺

縁結びのご利益があるといわれる観音正寺は、山の上にあるため登山道を歩いていかなければなりません。観音正寺までのルートは長い石段で険しく比較的人が少ない道です。ですが最近は途中まで車で行くルートができたこともあり、老若男女さまざまな人が訪れています。

境内に植えられた花は四季折々の姿を楽しませてくれるので、その美しさに疲れも癒やされる事でしょう。

西国巡礼の三十二番札所の中でも難点の場所

観音正寺までの道のりは険しく、車で行く場合は有料道路や幅の狭い道を使用しなければなりません。徒歩で向かうには石段を登らねばならず大変な思いをすることになりますが、その先には素晴らしい景色が待っています。

裏参道駐車場までの道は有料道路もあり

裏参道駐車場に向かう道が観音正寺までの一番早いルートです。しかし林道が狭いため注意が必要。向かう途中にはゲートがあり、そこからは有料道路となります。ゲートを通過したあとの林道は車が1台走るのがやっとなので、対向車が来た場合は譲り合いながら慎重に進むようにしましょう。

観音正寺までの険しい山道

狭い林道を抜けたら駐車場に車を駐め、そこからは約10分かけて山道を歩いていきます。とても長い石段を登って山頂を目指すので、足腰は疲れますが途中にある格言の札に励まされます。適度に休憩を挟みながら、無理をせずに自分のペースで歩くのが大切。

観音正寺の100名城スタンプをゲット

観音正寺の境内には見どころも満載です。風神雷神の仁王像や看板猫としてかわいがられている観音猫、頂上からの絶景など見逃せないポイントがたくさん。100名城のスタンプラリーにも参加する事ができるので、参拝した記念にスタンプを押して帰るのもおすすめです。



観音正寺を見張る風神と雷神

長い石段を登りきると目の前の道が開けて、観音正寺に到着です。大変な思いをしながらも到着すると、うれしさと爽快な気持ちで疲れも吹き飛びます。境内には風神と雷神の仁王像が勇ましく立ち、観音正寺を見張っています。

100名城スタンプを押印してもらおう

観音正寺の本堂内では、日本100名城スタンプを押印してもらう事ができます。日本100名城スタンプは2007年6月から開始されたスタンプラリーで、お参り以外にスタンプ集めを目的とした歴史好きの人にも人気。

滋賀県内では小谷城・彦根城・安土城とともに、観音正寺が日本100名城に選出。名城に実際に足を運び、歴史や文化を肌で感じるきっかけ作りにも最適です。

おったりとした観音猫

2017年の秋頃から住み着いた観音正寺の看板猫は、住職や参拝客の癒やしの存在です。観音正寺では散歩をしたりお昼寝をしたり、気ままに過ごす猫たちの姿を時々見かけます。お参りの際には境内でくつろぐおっとりとした観音猫に出会えるかも。

千手千眼観世音菩薩坐像と対面

新たなご本尊・千手千眼観世音菩薩座像は、像高6.3メートル・座高3.5メートルです。日本最大級の観音様として知られ、母なる仏教の国インドから特別に輸入されました。慈悲深く美しい観音像は香木・白樺を23トンも使って造られています。

観音様に御身拭いでぬぐい清める

観音正寺では観音様に願い事を祈りながら、散華で丁寧に拭き清めるという御身拭いの行事があります。ピンク・黄・緑・紫といった華を観音様の大きなお膝に散布して、御身拭いを行います。御身拭いのあとは華を持ち帰り自分だけのお守りにする事が可能。

観音正寺から見る安土の絶景

繖山の山頂にある観音正寺は、境内のどの位置から見ても景色が素晴らしいのが特徴です。天空の寺院とも呼ばれ、絶景とともに心地よい風に吹かれる場所でもあります。周辺が自然に囲まれた神秘的な空間で、青空の下自分を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。

観音正寺では春のサツキや桜をはじめ、夏には紫陽花・ユリ、秋にはヒガンバナなど、四季折々の美しい花の姿を楽しむ事もできます。

観音正寺からさらに進むと観音寺城跡

観音正寺周辺の観光スポットは、観音寺城跡や安土城があります。観音正寺とあわせて訪れる事で、よりくわしく歴史を理解することができるはず。観音正寺と安土城の知られざる関係にも注目です。



観音寺城跡は1日で回るのが困難なほど広大

観音正寺から15分ほど進んだところに、国の史跡に指定されている観音寺城跡があります。観音寺城跡は非常に広く、1日ですべてを見て回るのは困難。険しい石段もあり歩くだけでも疲れるため、無理に回ろうとせず楽しく観光するのがおすすめです。

観音寺城跡にしかない魅力

観音寺城跡は廃城になっているので現在はその形が残っていませんが、その痕跡を辿る事は可能。城跡の周りにも石垣がずっと続いていたり、井戸跡があったりと興味深い場所も多々見つかります。観音寺城に関するはっきりとした資料などは見つかっておらず、未だに解明されていない謎が多く残るお城です。

Address 〒521-1331 滋賀県近江八幡市安土町石寺
Hours なし
Closed なし
Tel 0748-29-3920(東近江市観光協会)
Web http://k3k.jp/kinugasa-yama/

近隣には安土城跡

観音寺城跡の近隣には織田信長が築いた安土城跡もあります。この安土城は、観音寺城を参考にして建てられたといわれています。観音寺城跡と安土城跡が実は繋がっていた事を知ってから訪れると、滋賀の歴史観光がより楽しいものに違いありません。

Address 〒521-1311 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
Hours 8:30 am-16:00 pm
Closed 毎週月曜 ・年末年始
Tel 0748-46-5616(安土城郭資料館)
Web http://www.azuchi-shiga.com/n-adutijyouato.htm

観音正寺へのアクセス

電車でのアクセス

観音正寺へ電車で行く場合はJR琵琶湖線で安土駅まで向かい、下車後徒歩約40分で到着します。安土駅にはレンタル自転車があるので、利用するのがおすすめ。タクシーを利用し、裏参道山上駐車場まで行く事もできます。タクシーを降りたら徒歩約10分で到着します。

車でのアクセス

車で行く場合は、安土駅から約15分です。名神高速道路・竜王インターチェンジまたは、彦根インターチェンジから東近江市五個荘林道を経由をし、約50分で観音正寺裏参道山上駐車場に到着。観音正寺裏参道山上駐車場に車を駐車したら、徒歩約10分で観音正寺へ到着します。

Address 〒521-1331 滋賀県近江八幡市安土町石寺2
Hours 8:00 am - 17:00 pm
Closed なし
Tel 0748-46-2549
Web http://kannon.or.jp/

まとめ

観音正寺への道は石段や坂道を約30分歩く事になる表参道より、裏参道駐車場から歩く道がおすすめです。整備された道ではないため安全を優先し、慎重に行かなくてはなりません。

古くから伝わる人魚伝説を知ってから訪れると、多くの事に気付かされお寺の魅力も増す事でしょう。到着までが辛い道のりですが、本堂に到着したあとに見る絶景や観音猫・美しい観音様の姿は素晴らしく、険しい石段を登ってでも見る価値が充分にあります。