エジプト考古学博物館は秘宝だらけ。古代エジプトの世界に浸ろう

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トラベルパートナー: Yutaka

愛知県出身。数年に渡り放浪したヨーロッパや中近東、アジアやアフリカをメインに記事を書く予定です。一人で気の向くまま、日程も組まずに旅をするのが好きです。

圧倒的な展示数に驚かされる秘宝の館

エジプト旅行をするとなったら皆さんはどこをリストに入れるのでしょうか。考古学好きはもちろん、そうではない人も満足させられる自信のある、エジプト考古学博物館の魅力や見どころをご紹介します。

カイロに旅行ならここは外せない。通称カイロ博物館

2階建てのエジプト考古学博物館には100以上の大小の部屋があり、じっくり見たら3日かかると言っても過言でないほど圧倒的な展示数を誇ります。

実はギザのピラミッドがあるエリアに大エジプト博物館として移転する話も出ているのですが、現在のところ2020年に延期になっています。更に延期になる事もあるかもしれないので、興味のある方は最新情報を要チェック。

海外では有名な観光地でこのような光景をみる事も珍しくはありませんが、カイロ博物館の周囲にも観光客目当ての客引きや勝手にガイドしてギャラを請求する人がいます。しかしこれは法的に問題があるので、相手にしない事が大切です。

博物館の周囲には神の動物も

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Hello Egyptian cat ? #mycontiki

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エジプト時代から残されているミイラや壁画には、猫の姿がよく描かれており人間との距離が近かった事が伺えます。実はネズミなどの害虫駆除のため、紀元前4千年くらいから猫が家畜化されたと考えられているのです。

その後、猫は人々の間でバステト神と崇められ信仰の対象となりました。猫神殿や猫ミイラが作られたのはもちろん、薬に猫の糞を混ぜて提供されたりもしたそうです。偶然な事に博物館の周囲には人懐っこい野良猫が多いので、ぜひ見つけてみてくださいね。

入口で入場料を払い奥へ

館内はファラオの仮面とミイラは撮影禁止ですが、その他のエリアは別料金を払って撮影できます。フラッシュの使用禁止なので注意しましょう。どれも貴重な展示品ばかりですが適当に置いてある展示物も多く、まれに勝手にさわってしまう閲覧者がいますが、マナー違反なので決してさわらないように注意。

博物館内でもガイドすると話しかけてくる人がいる場合がありますが、必要ないときはきっぱりと断る事が大事です。

ドーンと中央に巨大な銅像が

メインフロアに入ると正面に鎮座する大迫力の巨像が出迎えてくれます。アメンホテプ3世と王妃ティイです。クレオパトラと並ぶ絶世の美女と言われたティイですが、実は平民階級の出身でした。当時は王家が平民と結婚する事は異例だったため、アメンホテプ3世の力が相当強かった事が伺えます。

この巨像は全長およそ7メートルでとにかく巨大。あまりに近くにいってしまうと全部入りきらないため、少し離れた場所で巨像をバックにして写真を撮るようにしましょう。

とにかく多い部屋で膨大な展示物

エジプト時代は金が多く使われたと言われているのですが、展示物の中でも特に金がふんだんに使用されているのはファラオのもの。他の身分のものと比べると、装飾も製作時間も費用も全然違う事がわかります。

大迫力。ツタンカーメンの黄金マスク

さて、誰もが知っていると言っても過言ではないくらい有名な黄金のツタンカーメン。ファラオは金がふんだんに使用されている方ですが、最も豪華なのが他でもないこのツタンカーメンなのです。

博物館の超目玉なのはもちろん世界中からの人気が絶えない展示物のため、海外の展覧会に貸し出す事も多数。展示されていない事もあるので、どうしても見たい方は事前に公式ページをチェックする事をおすすめします。

館内にはミイラ博物館も併設

エジプト時代に欠かせないものの一つがミイラではないでしょうか。カイロ博物館にはミイラ室があり腐らせないために、湿度を調整。ひんやりした空気が漂います。死者が眠っている事を意識してしまうのか、周りの観光客は小声に。その光景が面白くてつい笑ってしまいます。

昔は全ての人をミイラにするという地区もあったため残されている数が多く、ミイラの詳細を記載していないものが多いのです。ミイラが発見された場所や時期の記載しかないものが多いそう。

ミイラの分析により、死因が虫歯や関節炎等、当時の医療技術では完治させられなかった病気だった事が判明したりと想像力を掻き立てられるものばかりです。

保存状態も様々なミイラを間近で見物

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この写真のように保存状態が綺麗なものもありますが、顔や体が半分崩れたものや苦しそうな表情をしているミイラなどバリエーションも豊か。

ミイラ研究の結果、半数近くのミイラから動脈硬化の症状が発見されました。ぜいたくによるものなのか運動不足によるものなのか原因は不明ですが、約2000年前のミイラからこのような共通点が見つかるというのは興味深いですね。

ペットだったと思われる動物のミイラも展示

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人間のミイラの他にも猫や犬、猿のミイラも展示。その昔人間を埋葬する際に動物も一緒に墓に入れられた痕跡があり、ペットだったと推測されています。

また化石の地層からは象やワニ、ヒョウなどの化石も発見されました。当時支配していた地域からの貢物として寄贈されたものではないかと言われています。しかし珍しい動物はその飼育方法にも困っていたようです。

こういった大きな棺に収納されていたファラオ

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Kahire Müzesinde Tarih Dolu Bir Gün…

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この巨大な金の塊は、なんとファラオが眠っている棺桶が収納された棺なのです。この大きさの棺を全て金で作らせるなんて、とてつもない権力を持っていたことが伺えますね。棺桶のほかには多くの人形も一緒に詰められていました。

当時は人間の死後ミイラにすると復活すると信じられていたため、生前と同じ生活ができるように使用していた私物を一緒に入れたのです。蓋を含めると相当な重量で、これに入っていた物は盗掘から免れる確率が高かったと言われています。

かなり座り心地が悪そうな椅子

人間を埋め込んだようななんとも言えない珍しいデザインの石の椅子がいくつか展示されているのですが、こちらは野外用。雨風に耐えられるように石で作られたと推測されています。

座り心地は想像するだけでお尻が痛くなりそうですが、深い意味があるのではないでしょうか。それにしてもお尻の位置に顔がくるデザインだなんて少し笑ってしまいますね。

現代でも人気の死者の守護神アヌビス

エジプトのアイコンとしても人気のこの銅像はジャッカル系のイヌ科の動物がモデルという説があり、この顔のまま胴体が人間バージョンも多くの人に知られているほど有名です。

その昔ミイラ化する際にはタールを塗り込むという習慣があったのですが、体が黒くなった姿が後世に伝わり、このような銅像を造るときも体を黒く塗るようになったそうです。黒の胴体に映える金色のコントラストが一層神秘性を高めていますよね。

世界最古の現存する紙、パピルス

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la pesatura del cuore ⚖️

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世界最古の紙と言われているパピルスは、ナイル川下流域に繁茂していたカヤツリグサ科スゲ属の植物を原料として作られたもので、茎の繊維を編んで乾燥させて使用したそうです。

パピルスには、医療法や相手を呪うための呪文から罪を犯した者の罪状など様々な記述があるものが見つかっています。次第にこの紙はヨーロッパに伝わり、中世で羊皮紙使用に替わるまで使用され続けていました。

ツタンカーメン王が座っていた椅子

ツタンカーメンのピラミッドから発見されたのは、ツタンカーメンが実際に座っていた王座。見ての通りほとんどが金で出来ています。面白いのはひじ掛け部分には鳥の翼が、脚部にはライオンが装飾として施されており当時の動物への見方を解釈する事が可能。

海外の展覧会でもとても人気のアイテムなのでカイロ博物館に展示されていない時期も長く、見られた人はラッキーかも知れません。

鑑賞後はギフトショップへ

世界中から観光客が訪れる博物館なので、グッズの種類も豊富。英語で書かれた商品がほとんどですが、ここでしか買えないものも多いので記念にぜひお気に入りを見つけてみましょう。カレンダーから古代エジプト人が神聖視した昆虫スカラベのオモチャなど小さいものまでバリエーション豊かにそろっています。

以前は実物大のツタンカーメンの棺のような展示物のレプリカを販売しているショップもあったのですが、現在はなくなってしまったようです。

エジプト考古学博物館へのアクセス

飛行機でのアクセス

成田空港からエジプト航空の直行便が出ており所要時間は約12~14時間。乗り換え便であればトルコ航空やエミレーツ航空、カタール航空等比較的多くの航空会社によって運行しています。

バス・タクシーでのアクセス

カイロ市内はバスが走っており公共交通機関にも不便はないのですが、ほとんど英語も通じません。バスの番号や時刻表ももちろんアラビア語でしか書かれていないので難易度高め。そんな方にはタクシー移動をおすすめします。

住所| Midan El Tahrir, Geographical Society Building, Cairo 11511, Egypt
営業時間|AM9:00~PM5:00
定休日|無休
電話| +20 112 152 0515
公式サイトはこちら

まとめ

ワクワクとドキドキが詰まったエジプト考古学博物館。やはり展示物の迫力や神聖な雰囲気は行ってみないと分からないですよね。ぜひ間近でこの迫力を体験してみてください。