祇王寺は平家物語にも登場した尼寺!一面に広がる苔が美しい

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生粋の京都人。京都愛が強く、得意エリアももちろん京都。 1人か女同士で出かけることが多く、移動は電車と徒歩がほとんど。趣味のカメラは必需品。コーヒーやスイーツが好きなので、出かけた先でカフェを見つけては、まったりしてます。

嵐山からちょっと離れると、こない静かな場所があるんやな

平家物語に登場することでも知られる祇王寺。京都市にある寺院の一つで、静かに時が流れるかのような空間に佇む寺院です。庭には一面に苔が生えており、日本らしい侘びさびを感じさせてくれるでしょう。ここでは、祇王寺の見どころや授与品に御朱印、アクセス方法などについてお伝えしたいと思います。

平家物語にも登場する奥嵯峨の尼寺

祇王寺は真言宗大覚寺派に属する寺院で、京都市右京区にあります。もともとは浄土宗の僧であった良鎮によって開創された往生院というお寺があったのですが、明治時代には廃寺に。その後、明治28年に大覚寺の門跡によって再建が図られます。当時の京都府知事が祇王の物語を耳にし、別荘を寄付したことで祇王寺として再建されることになったのです。

平家一門のトップだった平清盛の寵愛を一身に受けていた白拍子の祇王。しかし、清盛が仏御前という白拍子に心を奪われてしまい、突然館を追い出されてしまいます。祇王は館を去ることになり、この地で母や妹と一緒に出家して尼になりました。平家物語にも記されている、悲しい物語です。

仏壇や円窓がある草庵

仏壇には大日如来や祇王の木像が

草庵の中の仏壇には木像が安置されています。本尊である大日如来や平清盛、母刀自、祇女、祇王、仏御前の木像。草庵には自由に入ることができるので、すぐ近くから木像を見ることが可能。ただ、内部は写真での撮影が禁止されているので注意が必要です。

虹の窓とも呼ばれる円窓

草庵には吉野窓という円窓があります。光の入り具合によってできる影が虹色に見えることから、虹の窓という異名も。草庵の中からは素敵な庭の様子を眺めることもできるので、のんびりと時を過ごすのもよいでしょう。

苔が一面に広がる美しいお庭

祇王寺の庭には苔が一面に広がり、とても美しい風景に。さまざまな種類の苔が自生しているのが祇王寺の庭の特徴です。日本らしい侘びと寂びを感じられるでしょう。さらに、祇王寺にはさまざまな種類の苔を見ることができます。

とても静かな空間が広がっており、時間すらゆっくり流れているような場所。耳を澄まさずとも、鳥のさえずりだけが聴こえてくるような庭です。割と近くには人気の観光地嵐山もありますが、少し離れるだけでまるで別世界にやってきたような感覚。山手側に祇王寺は建っているため、夏の暑い日でも比較的涼しいのも特徴といえるでしょう。

お庭には様々な植物が

竹や楓がたくさん

たくさんの竹が生い茂っているお庭の道の横。天を突きさすかのように伸びている竹の姿は、近くで見ると迫力満点。都会ではこのような生い茂る竹を目にすることはありませんし、貴重な体験ができるでしょう。楓の木も多いですし、新緑の時期になると美しい青もみじが訪れる人々を楽しませてくれます。

徳川家が家紋に用いたフタバアオイ

フタバアオイのすぐ横に、植物についての説明書きを記した看板が立っています。徳川家の家紋として知られる三つ葉葵ですが、あれこそフタバアオイの葉を3枚重ねたものといわれています。とても興味深いことが書いてあるので、じっくり読んでみましょう。

植物には名称が書かれた札が

庭にはほかにもいろいろな植物が植えられているので、のんびりと木々の姿を眺めながら散策するのもよいでしょう。それぞれの植物には、名前を書いた札もかけられています。英語表記もあるので、海外の観光客の方にも配慮していますね。外国人にも優しいお寺です。

秋の祇王寺も絶景

季節ごとに違った魅力を感じさせてくれる祇王寺ですが、特におすすめなのは紅葉の時期。たくさんの楓が色づき、あたり一面を赤く染め上げます。緑の苔の上を赤々とした紅葉が覆っていく姿はとてもキレイ。紅葉シーズンには京都市内はもちろん、県外や海外からもたくさんの人が訪れます。

祇王寺の授与品はどんな感じ

悪縁を切って良縁を結んでくれる絵馬

祇王寺には、祇王の物語にちなんだ絵馬があります。縁ほどき絵馬と良縁結び絵馬の2種類があるので、縁を結びたい、縁を切りたい相手がいるのなら絵馬に願い事を書いてみましょう。草庵の前で絵馬に願い事を書くことができます。

竹みくじには一言守入り

祇王寺の庭はたくさんの竹に囲まれているので、それにちなんだ竹みくじというおみくじがあります。中には縁談運や仕事運などについて書いてある以外にも、一文字の漢字だけを記した一言守も入っています。漢字をしっかり心に留め置いておきましょう。

祇王寺の御朱印とオリジナル御朱印帳

大日如来の御朱印

一年を通していただけるのは本尊である大日如来の御朱印ですが、基本的に書置きのみとなっています。また、季節限定の御朱印を発行することもあります。拝観受付で御朱印をいただくことができるので、訪れたときには参拝の証としていただいておきましょう。

御朱印帳には苔庭や祇王が

苔庭の写真を入れた緑色のオリジナル御朱印帳があります。また、白地に祇王のイラストをあしらった御朱印帳も。苔庭のほうが大判のサイズとなり、祇王のほうは標準の大きさ。オリジナル御朱印帳を購入すると、最初のページに直接御朱印を書いていただけます。

祇王寺へのアクセス

電車・バスでの行き方

最寄り駅となるのは、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅となります。駅からは徒歩約20分ほどの距離。また、京福電鉄の嵐山駅からも徒歩約20分ほどとなります。20分はそれなりの時間ですが、周辺の景色も眺めつつ散策がてら歩いていけばすぐに辿りつくでしょう。京都市バスを利用して嵯峨釈迦堂前停留所で下車すれば、そこから徒歩約15分ほどとなります。

車での行き方

専用の駐車場はないので、車で行く場合には注意が必要。JRや京福電鉄の駅周辺にはコインパーキングがたくさんあるので、そちらを利用しましょう。ただ、祇王寺にもっとも近いパーキングに駐車したとしても、そこから約10分ほどは歩くことになります。

住所|〒616-8435 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
営業時間|AM9:00-PM4:30最終受付
定休日|1月1日
電話|075-861-3574
公式サイトはこちら

まとめ

ゆったりと時が流れるかのような祇王寺で、心落ち着く時間を過ごしてみませんか。日本特有の侘び寂びも感じられますし、素敵な庭を眺めて心を癒すこともできます。嵐山からもそれほど遠くない場所にあるので、嵐山観光と併せて訪れるのもよいでしょう。ぜひ観光プランに組み込んでください。