萩・明倫学舎から始める萩城下町観光!幕末の歴史情緒あふれる旅を

公開日:2019/4/22 更新日:2020/1/6

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山口県出身。西日本、韓国、首都圏を中心に活動した後、現在は夫の留学の関係でアメリカ在住しております。旅行スタイルは、「友達に会いに行く旅行」。現地をよく知っている友達からその地域ならではの生の情報を聞きながら巡るのが好きです。
日本近代化を先導した幕末の大先生たちはぶちすごい

萩市は日本海の恵みや自然が魅力の山口県にある城下町ですが、幕末から明治維新の歴史でも有名。その志士たちが学んだ萩・明倫学舎は国の登録有形文化財で明治日本の産業革命遺産としても人気のスポットです。

参勤交代ハイキングコース萩往還や萩ジオパーク世界遺産とレストラン・カフェ萩暦やギフトショップ情報も詳しくご紹介しています。

萩・明倫学舎は国の登録有形文化財

日本最大級の木造校舎群は観光スポット

本州最西端で山口県の北部に位置する萩市では、萩・明倫学舎が2017年3月に明治維新150年を記念してオープンしました。現在の萩・明倫学舎がある場所は、もともと長州藩の藩校である萩明倫館の敷地跡で有名。

幕末の偉人を数多く輩出した萩明倫館の木造校舎はリノベーションされ、世界遺産の明治日本の産業革命遺産の世界遺産ビジターセンターや幕末ミュージアムなど萩市観光の拠点として人気です。

旧明倫小学校としての姿を見学しよう

とても長い廊下や窓枠などの美しい木材が特徴の校舎は、1929年には国の史跡に指定され明倫小学校として4号棟までありました。現在は本館と2号館をリノベーションし展示などをおこなうために一般公開中。3・4号棟は、1棟を活用し1棟は現状保存のため共に入場はできなくなっています。

萩ジオパーク市街地は世界遺産

江戸時代からの武家屋敷や町屋が並ぶ街路を散策するだけでも、幕末の情緒が堪能できる萩城の城下町。2015年には萩市内にある5つの資産が、明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されています。萩の城下町がある場所は、河水によって運ばれた土砂の沈積によって形成された三角州上で特徴的なエリア。

市内の火山群で形成された花崗岩や安山岩を基礎に利用した事で、風光明媚な城下町の景観が保たれました。

名だたる志士を輩出した萩明倫館

長州藩の再建が萩明倫館のはじまり

1718年、長州藩第5代藩主の毛利吉元が藩政再建のため倹約や文武を進め、萩城の敷地内に家臣の子供のための学校を創建しました。1849年に第13代藩主の毛利敬親によって行われた藩政改革の一環で、学校は城下町へと移転。広い敷地を確保し、子供たちがのびのびと育まれる学び舎になりました。

萩明倫館出身の維新の志士たち

萩明倫館は7〜14歳の小学と15〜25歳の大学があり、日本有数の規模を誇る学校でした。漢学や音楽、医学、天文学、地理、歴史など幅広い分野の教科に加えて、剣術や槍術などの武術も教えられていました。水戸藩の弘道館や岡山藩の閑谷学校と並ぶ、日本三大学府の一つと称えられた有名校。

幕末から明治維新にかけて活躍した吉田松陰や木戸孝允、井上馨、高杉晋作、伊藤博文といった中心人物を輩出しています。

萩・明倫学舎は観光ガイドもある

3つのエリアからなりそれぞれコンセプトが異なる

本館と2号館、旧萩藩校明倫館の3つのエリアからなり、それぞれの異なるコンセプトによって見学できるところが魅力です。世界遺産登録のあとにできた萩・明倫学舎は、萩市中心部にあり最新観光ポイントや世界遺産情報を用意しているため観光スポットを巡るスタートに便利。

本館1階にある、萩まちじゅう博物館・観光インフォメーションセンターではレンタサイクルや市内巡回バス、共通駐車場の交通手段や観光ツアーと人気スポット情報を入手できます。



貴重な木の造りの教室が本館

萩・明倫学舎のメインともいえる本館は、国の有形文化財に登録されるほどの歴史的価値の高いエリア。机や椅子が丁寧に並べられ、学び舎として復元されている教室の雰囲気は日本の洗練された伝統文化を見学できます。

木材の美しい建築構造が見られる天井裏見学室や、明倫館の歴史や全国の諸藩校と比較しわかりやすく内容を解説している萩藩校明倫館展示室があります。

2号館で世界遺産や幕末の文化を知ろう

2階建の2号館の東側には世界遺産ビジターセンター、西側には幕末ミュージアムが設けられています。世界遺産ビジターセンターは、世界遺産の明治日本の産業革命遺産がテーマ。19世紀後半の世界史の奇跡の近代化に関わる、8県11市に分布する23件の資産をまとめた資料が取りそろえてられています。

幕末ミュージアムには、日本代表する江戸時代後期のコレクター小川忠文が寄贈した歴史や科学技術を理解できる貴重品が多数展示中です。

旧萩藩校明倫館の史跡

萩・明倫学舎の周りにも、萩明倫館にまつわるさまざまな史跡が豊富。明倫館の創立の由来が刻まれている石碑は、新明倫館が開校する際に建てられた明倫館碑です。国の史跡及び名勝に指定されている日本最古の木造平屋の有備館と庭園は、剣術や槍術の鍛錬の場所で教育施設。

遊泳術や水中騎馬の訓練が行われた水練池のほか、聖賢堂も市の有形文化財として登録、管理されています。

創作和食レストランとカフェへ立ち寄ろう

萩・明倫学舎の本館で食事を楽しめる場所が、和モダンなインテリアが素敵なレストラン・カフェ萩暦です。萩の旬の新鮮な魚介や見蘭牛、むつみ豚といった特産物がいただける、萩御膳や萩暦ランチセットなどの創作和食メニューが人気。

カフェラテや紅茶、手作りsweetsセットなどの喫茶メニューもあるので、ちょっと一休みに立ち寄るのにもぴったりなスポット。

Address 山口県萩市江向602 萩・明倫学舎 本館内
Hours レストラン: 11:00~15:00 17:00~21:00(要予約) カフェ: 11:00~17:00
Closed なし
Tel 0838-25-8543
Web http://goyomi.in/index.html

萩の夏みかんは人気の特産品

萩と武士たちに訪れた危機

萩を代表する特産品である夏みかんは、実は幕末の萩に訪れた危機によってもたらされたものでした。1863年、藩主が萩から山口に移転するに伴い、多くの上級武士が流出。藩に経済的に依存していた萩の町は困窮しました。

1876年に、新政府の要職を退官した小幡高政は、萩の状況を目の当たりにして残された武士たちのために対策を考えます。その結果、空き家となった武家屋敷の広大な土地を利用した夏みかん栽培が開始され萩の名産が誕生したのです。

萩に香る夏みかんの白い花

しばらくすると夏みかん畑は街全体に広がり、夏みかん栽培による収益も増え萩にとって欠かせない産業に発展しました。夏みかんの小さな白い花が咲き、街中が甘い香りに包まれるのは5月上旬~中旬頃迄。現在も武家屋敷の城下町には夏みかんの木がたくさん残っています。

ギフトショップは萩・明倫学舎内にある

萩の名産品である萩焼や夏みかんのお菓子などが、レストラン萩暦の隣りのギフトショップで購入できるのでチェックしてみましょう。日本有数の伝統工芸品の萩焼は、400年以上の歴史があることでも有名です。昔から茶人に人気の深川萩も、色合いが使うほどに変化する特徴が魅力。

また、幕末からの老舗店もある夏みかんのさまざまなお菓子も種類が豊富で女性に人気です。

歴史探訪やハイキングで萩めぐり



萩市内の世界遺産を巡ろう

世界遺産や幕末について勉強したら、萩市内の世界遺産5ヶ所を巡る観光コースがおすすめ。幕末の歴史に加えて、城下町や自然の絶景も楽しめます。松下村塾や高杉晋作誕生の地などの歴史的偉人の旧宅や記念館を訪れる歴史好きや幕末ファンだけでなく、観光客にも人気のスポットです。

萩往還は毛利氏の参勤交代の街道

春は梅林園や椿の石畳、夏や秋は五重塔の紅葉が緑や赤く色づき冬は雪の竹林といった四季の景観を楽しみながら、萩城からスタートします。街道沿いを歩けば、歴史的な史跡や名所の素晴らしい絶景の数々を眺められます。

萩往還は、萩城下町から瀬戸内海の海港で三田尻まで続き1989年に国の史跡に2007年には日本風景街道などに登録される歴史文化や自然が多彩な事で有名。

萩・明倫学舎へのアクセス

車でのアクセス

車でアクセスする場合は、中国自動車道の美祢東JCT経由で無料の小郡萩道路を通り経堂ICから約20分で到着します。カーナビで萩市役所と設定すると、ちょうど向かい側が明倫学舎のためおすすめ。敷地内には、有料駐車場が約180台分を完備。

バスでのアクセス

バスでアクセスする場合は、JR新山口駅からスーパーはぎ号に乗って約60分かかります。

Address 山口県萩市江向602
Hours 午前9時〜午後5時
Closed なし
Tel (0838)21-0304
Web https://www.city.hagi.lg.jp/site/meiringakusha/index.html

まとめ

坂本龍馬ゆかりの幕末から明治維新の歴史と世界遺産の観光情報、萩グルメなども満喫できる見どころがたくさんのエリアです。萩・明倫学舎は、本館は無料ですが他は有料で見学できます。また、3つのエリア別にガイドツアーを無料でおこなってもらえるので公式サイトでチェックして前日までに予約もおすすめ。

1日散策して疲れたら、温泉に入って1泊する萩の美しい城下町観光を楽しんでみてください。