石川県立歴史博物館は赤レンガの建物も文化財!石川の歴史にふれる

公開日:2019/4/27 更新日:2020/1/6

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出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。
おいであそばせ!面白い展示が多いさけ、じっくらぁっと観ていくまっし!

石川県立歴史博物館は、趣のあるレンガ建築が印象的なスポット。建物自体にも歴史的価値があり、人気の撮影スポットになっています。石川県独自の文化や歴史を解説した展示内容も充実。

ジオラマや映像を駆使してビジュアル化した展示方法もわかりやすく、子供から大人まで誰にでも楽しんでもらえる博物館です。そんな石川県立歴史博物館を解説します。

明治・大正時代の赤レンガ倉庫が伝えるのは石川の歴史

建物自体が国指定重要文化財の博物館

元々は陸軍兵器庫だった建物を利用している石川県立歴史博物館の外観は、創建当時を忠実に復元した姿をしています。内装についても、文化財としての価値を考慮して残せるものは残しつつ、耐震設備などは現代の水準に強化。とても趣のある施設になっています。

赤レンガミュージアムやれきはくの愛称で親しまれる

石川県立歴史博物館は、3棟に分かれたレンガ建築。レンガの赤褐色が、周りを取り囲んでいる緑によく映えます。四季ごとに異なる雰囲気を見せるので、絶好の撮影スポットとしても人気。夜にライトアップされる姿も美しいのでおすすめです。

内装は迎賓館のようなレトロ建築

こちらは中の様子。白い壁に赤絨毯というコントラストが、まるで迎賓館のような重厚感を漂わせています。天井や壁面の装飾も手が込んでいるので、思わず細かいところまで観察したくなってしまいます。

なお、常設展部分に関しては、映像展示以外は撮影自由。建物の趣と相まって、さまざまなアングルから撮影したくなりますよ。

一番奥の棟は加賀本多博物館

こちらの加賀本多博物館では、加賀前田家に仕える最大の藩士だった加賀本多家の所蔵品が展示されています。前田家からの拝領品はもちろん、本多家に伝わる調度品や武具なども盛りだくさん。各時代を生きた人々の文化や生活ぶりにふれる事ができます。

2015年にリニューアルオープン

ウェルカムラウンジは情報発信の場

こちらのウェルカムラウンジは、総合カウンターやショップがある他、さまざまな情報発信の場となっています。周辺の観光施設の情報や、学芸員が監修するクイズつきのマップなど、面白くて有意義なアイテムがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

床下の構造が見られる

このように、床下を見る事ができるエリアも。こうして見ると、基礎がしっかりと作られている事がわかりますね。これらの建築構造については、建築100年ギャラリーで詳しく紹介されています。



ガラス張りの休憩所ほっとサロン

こちらは、休憩所として利用できるガラス張りのエリア。緑に囲まれる赤レンガを楽しめるのはもちろん、春の季節ならば枝垂れ桜を眺める事もできます。飲み物やパンの自動販売機があるので、飲食しながら休憩する事が可能。

第1展示室は縄文から明治・大正までの歴史を辿る

石川県の歴史は類を見ないもの

第1展示室は、縄文から大正までの歴史を振り返るコーナー。石川県は独自の歴史を辿った土地で、謎が多い真脇遺跡から始まり、一向一揆、独特の藩政などその歴史が解説されています。また、朝鮮半島に近いために交流が盛んだった事も窺い知る事ができます。古代から伝わる漆器や珠洲焼などの工芸品の展示も。

出土した骨から復元された縄文犬がかわいい

こちらは、七尾市で出土した約7000万年前の犬の骨と、その骨から復元された犬の模型。柴犬をもっと狐っぽくしたような印象です。当時も墓を作って犬を埋葬していたのだそう。人間と犬の良好な関係が見えてきます。これらの知識はクイズになっているので挑戦してみてください。

さまざまな展示工夫で楽しみながら学習できる

視覚的な展示が多いのでわかりやすい

石川県立歴史博物館の展示にはジオラマや映像を使ったものが多く、ビジュアルから当時をイメージしやすい工夫がなされています。こちらは、複数の絵巻物から再現されたジオラマ。細かい部分まで作り込まれているのがわかります。特に小学生や中学生にとっては、視覚的に楽しみながら学習できるのでうれしいですよね。

加賀藩の参勤交代はこんなに大変

金沢から東京まで参勤交代をした様子も展示されていました。こちらは人形で再現された大名行列。あまりの長さについ笑ってしまいます。各宿場町の情報も簡単に説明されているので、現在の地域の様子と比較しても楽しいですね。

第2展示室は明治・大正・昭和史と地方の信仰風景

怒涛の時代に突入

第2展示室では、明治維新から昭和までの歴史を振り返ります。兼六園の精密なジオラマや、昭和に普及していた住宅の復元など、ビジュアル化された展示もたくさん。特に内灘闘争の展示では、沖縄の基地問題が石川県にとっても身近な問題だったのだという事がよくわかります。



独特の風習や信仰風景

こちらでは、石川県独自の祈りの様子が紹介されています。再現された神饌を備えた祭壇を見ると、そのお供え物の数に思わず驚いてしまうほど。祭礼も地域ごとに特色があり、昔から人々が抱いてきた信仰や熱意を肌で感じる事ができます。

忘れられない旅の思い出を

ド迫力の祭礼体感シアター

祭礼体感シアターでは、三面のスクリーンに映し出される映像と、振動や音を同時に体感できます。青柏祭の車輪の軋みを聞きながらの辻回しの迫力、御陣所太鼓、加賀獅子など、5種類の祭事風景を楽しむ事が可能。

複数の体験ができる歴史体験ひろば

こちらの歴史体験ひろばでは、大人も子供も歴史を体感できます。各時代の衣装を着て写真撮影をするコーナーをはじめ、触れ、使い、考えとあらゆる感覚を用いてさまざまな体験をしてみてください。

石川県立歴史博物館へのアクセス

電車・バスでのアクセス

JR金沢駅からバスもしくはタクシーを利用してください。バスの場合は、兼六園シャトルに乗り県立美術館・成巽閣前で下車、または城下まち金沢周遊バスに乗り広坂・21世紀美術館(石浦神社前)で下車(8分ほど徒歩で坂を登ると到着)。

また、金沢駅東口バスターミナル7番乗り場から北陸鉄道路線バスに乗り、出羽町で下車する方法もあります(徒歩8分ほど)。

車でのアクセス

北陸自動車道・金沢西ICまたは金沢森本ICで下り30分ほど。赤レンガ3棟の奥にありますが、企画展中は満車になりやすいので注意。近隣に有料駐車場も数か所あり、石引駐車場であれば2時間無料のサービス券をもらえます。

Address 〒920-0963 石川県金沢市出羽町3-1
Hours 9:00~17:00(入場は16:30)
Closed 年末年始・展示替え・整理期間
Tel 076-262-3236
Web http://ishikawa-rekihaku.jp/index.php

まとめ

歴史的な建物を生かしている石川県立歴史博物館は、建物の魅力だけではなく展示にもさまざまな工夫をこらしている博物館。石川県特有の歴史や文化をわかりやすく学ぶ事ができます。また、豊かな緑に映える建物自体も魅力的で、それ自体が絶好の撮影スポット。子供から大人まで、誰でも楽しめるおすすめの博物館です。