竹久夢二美術館で大正ロマンと夢二の世界に浸ってみよう

トラベルパートナー: Kei

東京都出身。おもに東京から気軽に行ける場所を紹介。また、海が好きで、一年に一度は海のある場所へ旅行する。日本中の水族館に行くのが夢。美術館や博物館には一人で行きたいが、旅行は家族や友達と一緒に楽しみたい。

美人画だけじゃない、才能あふれる夢二の作品を見に来てね~

大正ロマンを代表する画家であり詩人であった竹久夢二。その49年という短い生涯で数多くの作品を生み出し、今もなお注目されています。竹久夢二の作品を展示している美術館は国内に複数ありますが、東京都内で見られるのはここ竹久夢二美術館のみ。有名な美人画の他にも、みどころいっぱいの竹久夢二美術館をご紹介します。

竹久夢二美術館はこんな美術館

その名のとおり、竹久夢二の作品を展示している美術館です。同じ敷地内に弥生美術館という別の美術館が建っているので、ここで簡単に説明します。また、竹久夢二の生涯も少し触れますので、参考にしてください。

弥生美術館と同じ敷地内に1990年開館

竹久夢二美術館は大正時代に活躍した画家・竹久夢二の作品を展示公開している美術館。

所蔵品は竹久夢二の日本画などの作品、書簡、遺品や資料などを合わせると3300点にのぼります。これらは竹久夢二美術館の創設者である鹿野琢見(かのたくみ・1919-2009)のコレクション。美術館では、常時約200~250点の作品を展示しています。

弥生美術館の入口から入ります

竹久夢二美術館は1階と2階が展示室になっており、弥生美術館とは渡り廊下でつながっています。まず、弥生美術館の入口に入り、受付で入場料を払いましょう。入場券は2つの美術館共通。受付の方が見学順路を説明してくださいます。

竹久夢二とは

竹久夢二(1884-1934)は大正ロマンを代表する岡山県生まれの画家です。本名は茂次郎(もじろう)。竹久夢二と聞くと真っ先に美人画を思い浮かべる方も多いと思いますが、美人画の他にデザインを手掛けたり、詩や童謡も多く創作したりしていました。

恋多き人生を歩み、そしてさすらいの旅人でもあったそうです。結核のため、49歳で死去。東京の雑司ヶ谷霊園にお墓があります。

竹久夢二美術館の企画展

竹久夢二美術館では常設展示は行っておらず、年4回企画展を開催。その生涯や芸術など毎回テーマを採り上げているので、さまざまな切り口から竹久夢二を見ることができます。

竹久夢二という生き方

2019年4月~6月には竹久夢二の生涯にテーマにした企画展を開催。明治、大正、昭和と3つの時代をロマンチックに生きた夢二の生涯を作品とともに知ることができる企画展です。

竹久夢二が亡くなって80年以上経った現在でもその世界は注目され続けており、平成の竹久夢二に関わる動向が分かる興味深い展示もありました。

竹久夢二 美人画展

こちらは美人画にスポットを当てた企画展で、2019年1月~3月に開催されました。竹久夢二の独特の女性像は夢二式美人と呼ばれ、明治末期~大正初期にかけて一世を風靡したと言われています。

この企画展とポーラ美術館で「モダン美人誕生展」を開催した記念に、入館券半券提示による相互割引がありました。

明治150年記念Ⅰ 明治の夢二

大正ロマンの代表的な存在である竹久夢二ですが、明治末にはすでに絶大な人気があったと言われています。夢二式美人や代表作である宵待ち草の原詩が生まれたのも明治時代でした。

この企画展では、誕生からデビュー、そして人気挿絵画家になるまでの明治時代の竹久夢二に焦点を当てています。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップは弥生美術館の入口そばにあります。弥生美術館と共有の小さなお店でありながら品揃えは豊富なので、見学の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

椿の模様のブックカバー

椿の花がかわいらしいデザインのブックカバーは読書の時間をより一層楽しませてくれそうです。他にもクリアファイルやマグネットなど実用的な商品もあります。

現代でも素敵なデザインに見える竹久夢二の才能のすごさをミュージアムショップで再確認しました。

王道のお土産は絵葉書

竹久夢二の絵葉書も種類がいくつかあるので、きっとお気に入りの一枚が見つかるでしょう。こちらは、「手製半襟の図案」で、1915(大正4)年婦人之友1月号の付録。

100年以上前の作品ですが、現代でもセンスの良さが感じられます。もちろん竹久夢二の代名詞ともいえる美人画の絵葉書も販売していました。

弥生美術館はこんなところ

竹久夢二美術館と同じ敷地にある弥生美術館。弥生美術館という名前は地名(文京区弥生)が由来になっています。入場券は竹久夢二美術館と共通なので、弥生美術館も一緒に楽しみましょう。

出版美術の世界へいざなう弥生美術館

弥生美術館は雑誌・漫画などの出版美術をテーマにした企画展と高畠華宵の常設展を開催しています。美術館1階と2階が企画展、3階が常設展。企画展は「ニッポン制服百年史」や「一条ゆかり展」など、一般的な美術館とは一線を画しています。

高畠華宵について

入場券には2枚の絵が印刷されていて、上の絵は高畠華宵(たかばたけ かしょう)の華麗の夢、下の絵は竹久夢二のAPL.FOOLという作品です。

高畠華宵(1888-1966)は少女雑誌などで美少年や美少女の挿絵を描き、一世を風靡しました。常設展示室では3か月ごとにテーマを替えながら約50点の作品を展示しています。

住所|〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-3
営業時間|10:00am-5:00pm ※入館は4:30pmまで
定休日|月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始
電話|03-3812-0012
公式サイトはこちら

カフェでちょっと休憩を

竹久夢二美術館にはカフェが併設されています。雰囲気のある昔懐かしいカフェで、休憩するのにぴったりの場所です。

夢二カフェ 港や 名前の由来

港やという店名は、夢二が1914(大正3)年に東京・日本橋呉服町(現在の中央区八重洲)に開店した小間物屋「港屋絵草紙店」から付けられました。そこでは、夢二がデザインした版画や千代紙、風呂敷などの生活雑貨を販売し、大変繁盛していたそうです。

味わいのある店内

喫茶店の2階には大きな窓があり、ゆったりと景色を眺めながら落ち着いた時間を過ごすことができます。混んでいる場合もあるので、美術館を見学する前に訪れてもいいかもしれません。また、美術館の企画展に関連した期間限定メニューを提供していることもあるので、メニューはチェックしておきましょう。

写真に撮りたいカプチーノ

夢のあとというネーミングがおしゃれなカプチーノはいかがでしょうか。夢二のカット絵があしわれたラテアートは、美術館見学の思い出になること間違いなし。平成から令和に改元される時期にはユニークな改元ラテも販売していました。

港やでは、スイーツやドリンクだけでなく、カレーライスやパニーニといった食事もお手頃な価格でいただくことができます。

近所の寄り道スポット

上野恩賜公園はワクワクの宝庫

上野恩賜公園には、上野動物園、東京国立博物館、国立西洋博物館など多くの文化施設があります。興味のある施設を見学してみるもよし、西郷隆盛像の銅像や不忍池などをゆっくり見ながら散策するもよし。誰でも楽しめる場所を見つけることができるでしょう。

住所|〒110-0007 東京都台東区上野公園5-20
営業時間|常時開園 ※営業時間は各施設により異なる
定休日|なし ※施設によっては休みあり
電話|03-3828-5644
公式サイトはこちら

東京都美術館でアート鑑賞の続きを楽しみましょう

東京都美術館は上野恩賜公園のなかにある美術館です。歴史は古く、1926(大正15)年に日本初の公立美術館として開館しました。国内外問わず興味深い特別展を開催しています。また、公募団体による公募展も数多く開催。ミュージアムショップやレストランも充実しているので、アートに触れる素敵な時間を過ごすことができます。

住所|〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
営業時間|9:30amー5:30pm (特別展開催中の金曜日は8:00pmまで) ※入館は閉館時間の30分前まで
定休日|第1、3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日) ※ただし、特別展・企画展は月曜日休室(祝日・振替休日の場合は翌日) ※年末年始、整備休館など臨時に休館及び開館する場合あり 公式サイトで確認すること
電話|03-3823-6921
公式サイトはこちら

竹久夢二美術館へのアクセス

電車で行く場合

・東京メトロ千代田線 根津駅下車 徒歩7分

・東京メトロ南北線 東大前駅下車 徒歩7分

・JR上野駅下車 徒歩25分

バスで行く場合

・都営バス(学01・上野公園山下―東大構内、学07・御茶ノ水駅前―東大構内)で、東大構内下車 徒歩2分
・都営バス(上60・上野公園―大塚駅(池袋駅東口))で、弥生2丁目下車 徒歩3分
・都営バス(上58・上野松坂屋―早稲田リーガロイヤルホテル)で、根津駅下車徒歩7分

車で行く場合

駐車場はないので、車で行く場合は近隣のコインパーキングを利用してください。

住所|〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-2
営業時間|10:00am-5:00pm ※入館は4:30pmまで
定休日|月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始
電話|03-5689-0462
公式サイトはこちら

まとめ

竹久夢二美術館は、竹久夢二の絵が好きな人はもちろん、根津界隈を散策している人が立ち寄るのにもちょうどよい大きさの美術館です。閑静な地にたたずむ古き良き美術館で、大正時代の息吹と竹久夢二の世界を感じてみませんか。