神戸市立博物館は神戸のシンボル。建物自体も一見の価値あり

公開日:2019/5/20 更新日:2019/9/25

トラベルパートナー:トラベルパートナー: wakame
31歳1児のママ。秋田県出身。 転勤族のため全国11箇所に住んだ経験があり、特に青森県中心に書いています。東北地方の歴史・文化・民間伝承が好き。実際に住んだからこそわかる情報を盛り込んだ記事作成を心がけています。
旧居留地にある神戸市立博物館はめっちゃキレイやで!行ってみてや

神戸市立博物館は、神戸の歴史を知るには最適の施設です。所蔵されている作品数が多く、ユニークな企画展など工夫を凝らした展示が話題で多くの人が訪れる人気の博物館。有名な作品も多く、国宝や重要文化財など見どころがたくさんある神戸市立博物館について紹介します。

神戸の歴史が詰まっている神戸市立博物館

おしゃれの街・神戸にある神戸市立博物館

おしゃれの街として知られる神戸市は、兵庫県の県庁所在地です。鎖国が終わった幕末時代から海外文化がいち早く浸透した事もあり、神戸は洋菓子やファッションにおいてハイカラなイメージが根強く残っています。

和洋折衷の文化を上手に取り入れた、おしゃれなイメージの神戸。そんな神戸の特異な歴史をより深く知る事ができるのが神戸市立博物館です。

神戸三宮中心部から歩いて行けるアクセスの良さ

神戸といえば、最もにぎわうのが三宮です。ショッピングやグルメを楽めるほか、旅の拠点にも最適。神戸市立博物館までは、各線の三宮駅から徒歩約10分で到着します。周辺には飲食店も多いため、ランチはもちろん休憩から夕食までお店探しには困りません。神戸市立博物館からは三宮の元町や駅前アーケードにも行けるため、神戸観光とあわせて訪れるのがおすすめです。神戸は日本三大夜景の一つとしても有名で、高層ビルの多い大都会の雰囲気があります。

反対に神戸市立博物館周辺は石造りの建物が多いため、落ち着いた雰囲気を味わう事も可能。大都会の雰囲気がある大通りとは違い、一本裏路地に入るとおしゃれな雑貨屋があったりカフェがあったりするので、楽しみ方もいろいろです。

神戸市立博物館は、最も華やかな通りといわれる京町筋に面した通りにあります。周辺には神戸らしいモダンな建物が並び、レンガ造りや石造りの街並みを楽しむ事が可能。美しい街並みと、風に乗って時々香る潮の香りを感じながら歩いて回るのがおすすめです。ファミリーにとっても楽しいエリアですが、大人同士で静かにゆっくりと街歩きを堪能するのもいいかもしれません。

神戸市立博物館ができるまで

かつての神戸市立博物館一帯は、外国人居留地のエリアでした。横浜や函館とは違い明治時代の神戸は外国人居留地が明確に区別されておらず、外国人と日本人の交流は盛んでした。

この当時の外国人との深い関わりが大きく影響し、そのあとのモダンな文化を生み出したと言われています。海外文化が日本人に受け入れられ、時代が大きく変わっていったその場所がまさに博物館の周辺だったというわけです。

神戸市立博物館はもともとあった市立南蛮美術館と考古館を統合し、新たに作られました。新しい形の人文系博物館として生まれた神戸市立博物館は、1935年に竣工した旧横浜正金銀行(現 三菱東京UFJ銀行)神戸支店ビルを転用した建物。見た目にも味わい深く重厚感が漂っています。

1998年には登録文化財にも選出された神戸市立博物館。昭和初期の名建築とも呼ばれるほどで、建物自体も見応えがあります。

国宝や重要文化財がたくさん展示されている常設展

神戸市立博物館は常設展と企画展にフロアが分かれています。主に1階の常設展では、神戸の歴史を紹介しています。銅鐸・南蛮美術といった所蔵コレクションを見る事ができるのは2階の展示室。

模型となった神戸の街やわかりやすい解説など、展示内容は非常にボリュームがあるため、1つずつしっかり見ていると1日では足りないという人も。特に有名なものは国宝の銅鐸ですが、多数所蔵している国宝や重要文化財も必見です。

ユニークな企画が人気を集めている企画展

神戸市立博物館では、インパクトのある企画展が多く話題です。展示方法も工夫されており、顔出しパネルで写真撮影ができるコーナーなどはユニークで子供にも大人にも大人気。特別展や展覧会といった会期が限定されてるものは混雑する事が多く、週末や最終週などは特に混み合います。

神戸市立博物館の見どころ

まずは建物そのものを味わいたい

建物自体が注目される事も多い神戸市立博物館は、新古典様式を取り入れたドリス様式の円柱が並ぶ非常に美しい建物。重厚感のある石造りで、周囲の街に溶け込んでいる風景は写真によく映えます。神戸市立博物館は、西洋文化を取り入れて港町として発展した神戸のシンボルとも言うべき建物です。

建物の外観が美しい神戸市立博物館ですが、中から見る建築も美しく見どころがたくさんあります。エントランスホールは広々と開放的で、シックな階段などはまるで海外の高級ホテルのよう。厳かな雰囲気が漂う重みのある建物なので、展示品の美しさやその貴重さがより際立ちます。



国宝の桜ヶ丘銅鐸

神戸と聞けばおしゃれでハイカラ、というイメージを持つ人も多く都会のイメージからはなかなか結びつきませんが、実は考古学にも精通している土地です。2017年にはショッピングセンター建設予定地から、遺跡が発見されました。

ほかにも考古資料が多く出てきた街でもあり、1964年12月には国宝・桜ヶ丘銅鐸が発見されました。六甲山南斜面の標高約240メートル付近で発見された桜ヶ丘銅鐸は、弥生時代中期のものです。かなりきれいな状態で発見された非常に貴重なものなので、忘れずに見て帰りましょう。

神戸に関する美術資料

誰もが知る聖フランシスコ・ザヴィエル像といった、西洋絵画も多数所蔵している神戸市立博物館。神戸は近代美術が発達した街でもあり、博物館内ではさまざまな画家による西洋式絵画を見る事もできます。有名作品が多いので、絵画や歴史に造詣の浅い人でも一度は見た事があるという作品に出会えるはずです。

神戸市立博物館のコレクションには、金山平三や小磯良平といった神戸にゆかりのある芸術家の作品も含まれます。江戸時代や明治時代になってから、日本に入ってきたというガラス細工の工芸品は、ずっと眺めていても飽きないほどにどれも美しいものばかり。

平日は比較的空いていて、ゆったりと鑑賞する事が可能です。素晴らしい芸術作品にふれ、神戸の歴史に思いを馳せる贅沢な時間を過ごす事ができるでしょう。

伊能忠敬の古地図史料も

質と量の両面で優れており、全国的にも古地図史料には定評がある神戸市立博物館。かの有名な伊能忠敬の作図した地図もあり、地図の精密さと正確さに驚かされます。古地図を実際に目の前にすると、昔の人々が膨大な時間と智恵で作り上げた努力と当時の息遣いが感じられるようです。

神戸市立博物館には実用的な地図だけでなく、美術的にも価値がある古地図も展示されています。屏風に描かれた地図など、地図の多様さにも驚かされます。珍しい作品も多く、江戸時代の地球儀や日本地図が描かれた印籠を見る事も。

1日いても飽きない作品の数々と歴史好きにはたまらない展示のボリュームに、きっと何度も訪れたくなるはずです。

神戸市立博物館へのアクセス

車でのアクセス

新幹線の新神戸駅を下車し、そこから車で行く場合は南へ約10分進みます。阪神高速3号神戸線を利用する場合は、京橋インターチェンジから約3分。神戸市立博物館には専用駐車場がないため、近隣のコインパーキングに停める必要があります。

電車でのアクセス

電車で行く場合はJRの三ノ宮駅・阪急の神戸三宮駅・ポートライナー・地下鉄(西神・山手線)の三宮駅・阪神の神戸三宮駅から、それぞれ南西へ徒歩約10分で到着します。また、JR・阪神の元町駅から南東へ徒歩約10分、もしくは地下鉄(海岸線)の旧居留地・大丸前駅から南東へ約5分で到着です。

Address 〒650-0034 神戸市中央区京町24
Hours リニューアル工事のため2019年11月1日まで全館休館
Closed 平成30年(2018)2月5日~令和元年(2019)11月1日
Tel 078-391-0035
Web http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/main.html

まとめ

建物自体も美しく歴史的価値の高い神戸市立博物館は、とにかく見どころが満載の博物館。所蔵されている作品や史料の数が多く、常設展や企画展を通してさまざまな展示で楽しませてくれます。1日では見きれないほどのボリュームで、何度も通いたくなる魅力的な施設です。