川崎市市民ミュージアムは企画展が充実。川崎市の歴史芸術にふれよう

公開日:2019/5/2 更新日:2019/9/22

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外語大を卒業した後に東欧身の外国人と国際結婚し、国内外を問わず知らない国や地域に訪れるのが好きです。一眼写真が趣味の主人と現地で出会う人との会話や食事、地域に根差す文化を自由に楽しむ無計画旅行がメインスタイルです。出身である神奈川県を中心に、関東周辺やヨーロッパに関する記事を執筆しています。
多摩川に面する等々力緑地内に佇む市民の文化交流の場

神奈川県川崎市にある川崎市市民ミュージアムは、美術館と博物館が一緒になった複合文化施設。充分過ぎる文化活動が行えるスポットとして注目されています。展示だけではなく、参加型のワークショップや講座も充実していますし、ギャラリースペースや研修室の貸し出しも可能です。

開かれた印象の強い市民ミュージアムに家族で出かけてみましょう。

開館30周年を迎えた市民ミュージアム

文化の発展を目指して作られた複合施設

1988年11月に開館した美術館と博物館の複合文化施設。施設のテーマは都市と人間であり、人間をモチーフとした大型モニュメントが目を惹きます。川崎市の歴史資料などを中心に展示していますが、それに加えて川崎市ゆかりの作品の展示や、都市に集まる人々が生み出した近現代芸術を広く取り扱っています。

市民ミュージアムを有効活用しよう

常設展示をはじめ、企画展示、そして美術館やアートギャラリーも。また、コンサートやパフォーマンス、さらに講座やワークショップの開催も。一方で、市民の文化活動の推進のために、ギャラリースペースや研修室の貸し出しも行っています。

産業遺産のトーマス転炉が目印

市民ミュージアムのエントランス前にはこのような炉があります。1938年から1957年まで日本鋼管(現JFEスチール)において使用されていたという製鋼炉。保存されているトーマス転炉の中では世界唯一という事もあり、経済産業省により近代化産業遺産の認定を受けています。

ガラス張りの綺麗な館内に入場

3フロアで構成されている市民ミュージアム

1階は映像ホールやラウンジ、そしてミュージアムショップが並びます。博物館展示や美術展示は2階に集約されているため、見学がしやすいでしょう。3階はライブラリーをはじめ、アトリエやスタジオ、ミニホールや学習室といった施設があります。

1階から3階を吹き抜ける逍遥展示空間

高さが約23メートルもあるという巨大な吹き抜け空間です。逍遥とは、ぶらぶら歩くという意味。当館のテーマである都市と人間を象徴したというオブジェが置かれています。

世界的なグラフィックデザイナーである福田繁雄氏が出がけたオレンジと青の人型オブジェ。こちらの作品はかなり目を惹く作品で一度見たらはっきりと印象に残るものです。

貴重映像からアニメ映画まで見られる映像ホール

1階のエントランスに入ってすぐ右手にあるのが写真の映像ホール。設備が充実しており、フロントスクリーン、リアスクリーンをはじめ35ミリや16ミリ映写機などがあります。収蔵映画や企画展関連の映画上映を中心としています。上映作品は公式ホームページにて詳細をご確認ください。

博物展示と企画展示が集約されている2階



川崎の歴史がわかる博物館展示室

川崎市にまつわる考古、歴史、そして民族の資料を無料で公開しているのが常設展示です。川崎市の年表をはじめ、川崎宿が栄えていた頃の模型を中心とした資料が約1500平方メートルもの広い空間で展示されています。実物や模型、映像を駆使する事で、視覚的に理解しやすい博物館。

企画展示では期間限定の展覧会が開催

約600平方メートルの広さを持っているという企画展示室が2つあります。こちらでは、ジャンルにとらわれる事なく、多種多様でユニークな展示会を開催。これまでに行われたのは、岡本太郎展、鳥山明の世界、そして、みうらじゅんフェスといったもの。有名な作家の注目度の高い展示会を行っている事が分かります。

手塚治虫が製作したオブジェも

日本が誇る漫画家である手塚治虫が製作したオブジェであり、タイトルは笑い。オブジェの近くを通ると、聞こえて来るのは陽気な笑い声。そして、顔が光るという仕組みとなっています。2階の企画展示の前にあるのでお見逃しなく。

3階は文化交流と教養を深めるフロア

ビデオ視聴もできるミュージアムライブラリー

美術や博物の専門書をはじめとし他館の図録などの蔵書が約10万冊あり、閲覧可能(館外貸し出し不可)ビデオや映画を観る事ができる視聴コーナーも見逃せません。子供でも楽しめる絵本や漫画も置かれています。

各学習室ではワークショップが開催



アトリエや写真制作室、スタジオも完備されています。美術や写真、映像に関するワークショップも開催され、大変好評だとか。また、版画の普及活動として、シルクスクリーン・リトグラフで版画制作者が使用可能なアトリエがあります。

展示見学後に訪れたいスポット

休憩する時はラウンジを利用

広いミュージアムを見学する途中には休憩したくなるもの。そのような時には、ラウンジを利用するといいでしょう。中庭に面しているので、明るく開放的な空間であり、休憩や食事を摂るのによさそう。ラウンジの入口にはベーカリーがあり、総菜パンや菓子パンが販売されています。

興味がより深まるミュージアムショップ

企画展や収蔵作品の図録や目録の販売がされています。アートモチーフの小物や書籍も販売され、サッカーチームの川崎フロンターレのグッズも購入可能。あらゆる商品が販売されているので、見ているだけでもワクワクするようなミュージアムショップです。

ミュージアム周辺にも魅力的なスポットがたくさん

市民ミュージアムは等々力緑地内にある施設です。緑地内には川崎フロンターレのホームスタジオである等々力陸上競技場も。また、公園やテニスコート、釣り堀もあるので、体を動かして楽しむ事ができますよ。

川崎市市民ミュージアムへのアクセス

バスでのアクセス

武蔵小杉駅北口からバスで約10分、バス停市民ミュージアムもしくは市民ミュージアム前で下車するとすぐです。

Address 神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)
Hours 9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)
Closed 月曜日、祝日の翌日、年末年始
Tel 044-754-4500
Web https://www.kawasaki-museum.jp/

まとめ

川崎市市民ミュージアムはテーマが人と都市。人間をモチーフとした大型モニュメントが印象的です。美術館と博物館を兼ねているので、一箇所で十分に満足できる文化活動が行えるでしょう。こちらに展示されているものは、近代的なものが多く、企画やイベントなども近代的なものが中心。

また子供から大人まで楽しめるような展示や設備が多いため家族で訪れてもそれぞれが満足できそうです。子供が文化活動に飽きた場合は、近くに公園があるのでそちらへ足を延ばしても良さそうです。