建部大社はお札にも使われた神社。立派な社殿を見学

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出身地は大阪、関西とヨーロッパと南国が得意です。日本では神社仏閣巡りと公園巡り、海外では中世の町並みやお城を訪れたり、南国の島々で絶景を写真に撮るのが好きです。一緒に行くのは主人や子供達と、近場なら一人で訪れます。

境内のパワースポットで力をもろうてや~

建部大社は勇猛な日本武尊を御祭神とし、源頼朝が伊豆に流される際に参拝したという逸話が残る近江一の宮で神社として崇敬を集めてきた古社です。1300年あまりの歴史のある神社で必勝や出世の願い事をかなえてくれることも有名な上、縁結びのパワースポットとしても知られる建部大社の魅力をお伝えします。

建部大社とは

瀬田唐橋のたもとに鎮座する建部大社は武運出世の神様として信仰を集めている神社で、日本武尊と本殿が日本で初めてのお札の図柄に使われました。

建部大社とは

建部大社は滋賀県大津市神領にある、近江一の宮といわれる1300年と長い歴史を持つ古社です。

日本武尊をお祀りしており、源頼朝が伊豆に流される途中この神社に源氏再興をお願いしたことから、武運出世の神様として信仰を集めています。また、境内には末社の大野神社もありこちらは縁結びのご利益があるといわれています.

建部大社の歴史

日本書紀によると、日本武尊は御年僅に16才にて熊襲を攻め滅ぼし、東夷や北陸を平定、32才の時に伊勢の能褒野において崩御されました。

12代の天皇で父景行天皇は亡くなった事をとても歎かれ御名代として建部を定め、その功名を伝えられこれが建部の起源となります。

神社の社伝によると、日本武尊の死後その妃である布多遅比売が、神勅により神崎郡建部郷千草嶽の地に御子稲依別王命とともに日本武尊を建部大神として祀ったのが始まりとされています。

そののち、675年に近江の守護神として現在の地に遷座し、755年には大己貴命が大信神社より分霊され祀られました。

平安時代末の1160年、平治の乱に敗れた14歳の源頼朝が伊豆国に流される道中に、建部大社に立ち寄って源氏の再興を祈願し、後にその願いが叶った事から、日本武尊は出世開運の神としても有名になりました。

幻の1000円札といわれている、1945年に作られた日本で始めてのお札の図柄に日本武尊と本殿が使われていることでも有名です。

神社を巡ってみよう

美しい砂利道と神門と神代桜

駐車場のある二の鳥居から神門までは数十m、で両脇に木製の灯篭が規則正しく並んでいます。その内側には石灯篭が並び、整備の行き届いた美しい砂利道が鳴らす音が心を落ちつかせるともに、神社の清浄な雰囲気を感じられます。

神門の手前には手水舎がありますので、身を清めましょう。手水舎の右手には参集殿がありそこには神代桜といわれる桜の木が植えられています。神代桜は日本武尊が東征の時にお手植えされた伝説の桜の木で、山梨県にある実相寺から苗木をもらい受け植樹されてものです。

神紋三本杉と拝殿

神門をくぐると建部神社の聖域に入ります。とても美しく整頓された境内で崇高な雰囲気を感じることが出来ます。

正面には拝殿があり、その手前にご神木で神紋の三本杉が鎮座しています。この三本杉は755年に大己貴命が大信神社より分霊された際、一夜にして成長したとされる杉で建部大社のパワースポットの一つです。

本殿と周りの建物

拝殿の裏には左手に本殿、右手側に権殿と並び建っており、本殿には日本武尊が権殿には大己貴命が祀られています。

本殿の南側には絵馬所がありその隣には国の重要文化財である鎌倉時代に作られた石灯籠があります。これは蒙古襲来の折平安を祈り奉納されたもので、 滋賀県では最古の石灯篭となります。

また本殿手前には、源頼朝の御出世水とも呼ばれている御神水があります。この水はそのまま飲んでも大丈夫な衛生的なお水。病気治癒の御利益があるとされるこのお水は、容器を持って行けば無料でいただくことが出来ます。

建部大社の本殿の回りには左右に摂社と末社が4社ずつ並んでいます。本殿の左側には上座側に日本武尊の父母である景行天皇と皇后が、右手の上座には御妃と御子が祀られています。下座4社には日本武尊とともに遠征に行った家臣たちが祀られています。

また、本殿右手前には建部大社が瀬田の地に移る前からあった、縁結びのご利益がある大野神社があり、草野姫命が祀られています。この神社の周辺では美しい庭園を見ることが出来ますので、是非一緒にお参りされてみては。

パワーを頂こう

建部大社の本殿の裏手には菊化石というとても縁起の良いとされる天然記念物の石が展示されています。

自然の力によって偶然化石に菊の模様がはいった鑑賞石で、建部大社のものはとても大きくて鮮明であり大変珍しいものです。隣には神鏡や菊紋壺などもありますので、ぜひ一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

そして拝殿の左手には、古くから霊験が宿るといわれる願い石があります。この石を持ち帰り、願い事を石に書き込み朝夕願掛けをし、願い事が叶ったら建部大社にお返しすると持ち主及び家族の安泰を祈願してくれるというものです。

その周りには、子どもが一生食べ物に困らないように生後100日ごろに行われるお食い初めの儀式の時に添える、お食い初め石があります。この石は歯固めの石と言われ丈夫な歯が生えてくるようにと添えるもので、福石とも言われ無料で分けていただけます。ぜひ赤ちゃんのいらっしゃるご家庭の方は頂いてくださいね。

おみくじを引こう

建部大社にあるおみくじはとても面白いおみくじです。水みくじは巻物になったおみくじの中から一つを選んで広げます。水みくじと左側に書かれていて後は勝負や縁談、学業といった項目の文字以外は真っ白です。それを近くにある水盤に浮かべると文字が浮かんできて、結果が分かるというもの。

一年安鯛みくじは釣り竿を使って鯛を釣るとおみくじも付いてくるというおみくじで、鯛はお持ち帰りできるので記念にもなります。そして男みくじ、女みくじと言われる男女別のみくじという大変珍しいおみくじもあります。表は金色のおみくじで男性は水色、女性はピンク色の絵柄、中には漢字一文字の一言守りが入っています。

ご朱印を頂こう

神門をくぐって、境内左手にある授与所で御朱印を頂くことができます。御朱印の文字は流麗で優しげな美しさがあります。

オリジナルのご朱印帳や木製のご朱印帳もあるので、好みに合ったご朱印帳に美しい文字を書いていただいては如何でしょうか。

船幸祭にも訪れよう

迫力ある船団

毎年8月17日に行われる滋賀県大津市の3大祭りのひとつ、建部大社の船幸祭は大神輿を乗せた船が船団を従え瀬田川を往復する行事です。神社の神事で夏の終わりを告げる行事として地元の人々に親しまれています。

建部大社の祭神日本武尊が船団を従えて海路をたどったという故事から執り行われる夏祭りで、瀬田川を海に見立て船渡御を再現。建部大社から川岸までを巡行した様々な神輿が御座船に乗せられ瀬田唐橋をくぐり4km下流の御旅所がある黒津浜へ向かいます。そちらで神事を行った後折り返して戻ってくるのです。

花火と篝火の美しい風景

戻ってくるころには夕暮れになり、川岸をライトアップした篝火の明かりが水面に映り幻想的な風景を見ることが出来ます。唐橋に着く午後8時には戻ってくる船団に合わせて打ち上げ花火が夜空を飾ります。約1000発ほどの花火ですが打ち上げ場所が近く迫力があり船団と篝火と花火の景色はとても美しく見ごたえがあります。

ただしお祭りの際は、交通規制が行われとても混雑しますので公共交通機関での移動をお勧めします。

お参りの後寄ってみては

オムライスケンゾウ

建部大社から徒歩5分ほどの所にある老舗のオムライス専門店のオムライスケンゾウ。夜はショットバーになっていて、昼と違った雰囲気で2倍楽しめます。

オムライスは卵がトロトロでとても美味しくて、種類も6種類ほどあり好みを選べます。普通サイズより少し多いのですが甘めでお腹がいっぱいになりますよ。建部大社からとても近いので是非一度行かれてみては。但し、土日祝日は込み合いますので注意です。

住所|〒520-2132 滋賀県大津市神領1丁目13−1
営業時間|ランチ AM11:00〜PM2:00  夜 shot barPM8:30~深夜(要確認)
定休日|毎週木曜日
電話|077-545-4163
公式サイト|なし

建部大社へのアクセス

車で行く

大阪方面から訪れる方はは瀬田西ICで、名古屋方面からは瀬田東ICでおります。双方ともICから県道16号線を経由して5分で神社に着きます。

建部大社には無料の大型駐車場があり、一の鳥居をくぐり参道を少し走ると二の鳥居があり、両側に第1と第2駐車場があります。あわせて70台ほどとめれる駐車場です。車で行くのがお奨めです。

電車で行く

京阪石山坂本線唐橋前駅を降り徒歩15分。JR石山駅より徒歩25分。

電車とバスで行く

JR石山駅を降りて、南口から帝産バス、龍谷大学行きか牧口行きに乗車し建部大社前バス停で下車します。

または、JR石山駅南口より近江鉄道バス、瀬田駅行きまたは野郷原行きに乗車して、建部大社前バス停で下車します。

住所|〒520-2132 滋賀県大津市神領1-16-1
営業時間|AM9:00~PM4:00(宝物殿)
定休日|年中無休
電話|077-545-0038
公式サイトはこちら

まとめ

近江一の宮である建部大社は地元の人をはじめ旅行客も沢山訪れるパワースポットです。境内は広くはありませんが、パワースポットが沢山あり様々な魅力がつまった神社です。また、船幸祭は迫力がありとてもお奨めの行事。夕方からの篝火のライトアップと夜の花火は忘れられない美しい景色を見せてくれます。是非一度足を運んでみてください。