岩手県立博物館で貴重な出土品や古民家を見学

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私は広島県出身ですが、会社の転勤を繰り返し、いろんな地域で暮らしてきました。 赴任先を起点に各地の観光スポットを巡って絶景や思い出になる写真を撮っています。 最近は一人旅が多いですね。 紹介記事は西日本中心になります。 みなさんに一味違った旅の魅力をご紹介出来たら幸いです。

古民家のある岩手県立博物館へおでってくなんしぇ

岩手県のシンボルとされる岩手山と姫神山を望む四十四田ダム湖畔の高台に建つ博物館。大型恐竜化石マメンキサウルスの大型復元全身骨格をはじめ、地質・考古・歴史・民俗・動植物などの資料を多数展示しています。

野外には芝生広場や植物園そして岩石園があり中でも岩泉町と奥州市江刺区から移築された旧佐々木家住宅と旧藤野家住宅はいずれも国の重要文化財に指定されています。ここでは、そんな岩手県の自然と文化が理解できる魅力的な施設をご紹介します。

岩手県の自然と文化をまとめて理解できる総合博物館

100段の階段の先にある博物館の建物

1980年10月に岩手県の県制百年を記念して開館された赤レンガ風の重厚な建物。盛岡駅より北東7kmの少し辺鄙な場所にありますが、晴れた日には2階のグランドホールから美しい岩手山が望めます。

周辺にはソメイヨシノや八重桜の紅豊と紫色の木蓮が見事で、お花見シーズンも是非おすすめです。

エントランスホールのマメンキサウルスに圧倒

エントランスホールでは一木造の毘沙門天立像の中で日本最大の兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう)が出迎えます。

2階に続くスロープには日本で初めて発見された恐竜化石モシリュウとその近縁種のマメンキサウルスの大型復元全身骨格を展示。

大地の中の小さな輝き。鉱物コレクション

https://www.instagram.com/p/BWmRNz4g2lJ/

県内には古生代シルル紀以降の各地質時代にわたる地層が発達するとともに、時代の異なるさまざまな火成岩や変成岩と各種の鉱床が分布し地質構造がとても複雑。

南部北上山地・北部北上山地・奥羽山脈に区分されていて、それぞれに分布している岩石や化石を見ていきます。

県土の誕生地質分野コーナーは岩手の大地の歴史がテーマ

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岩手県内には約4億3800万年以前から現在に至るまでの地層の岩石や化石が分布しています。久慈市周辺の地層からは琥珀(樹脂の化石)が採取されます。琥珀に閉じ込められた蚊の中から恐竜の血液を回収して恐竜を蘇らせる映画「ジュラシック・パーク」は大ヒット。

そのほか、約500万年ほど前の岩手県南に広がっていた入り江に生息していたマエサワクジラや江戸時代に落下した日本最大の気仙隕石を展示しています。

個性豊かな土偶たちは太古の人々からのメッセージ

目の形がとてもユニークな手代森遺跡の土偶

https://www.instagram.com/p/Bnkx7KeAu0c/

手代森遺跡から発掘された遮光器土偶が展示。目にあたる部分がイヌイットやエスキモーが雪中行動する際に着用する遮光器のような形をしていることから遮光器土偶と呼ばれます。

実際は遮光器を付けた姿の表現ではなく、目の誇張表現と考えられているんだとか。 これらは縄文時代晩期の東北地方北部を中心にみられます。

萪内遺跡の大型土偶の頭部

萪内遺跡出土の大型土偶の頭部にあたるもので、仮面をかぶった姿を表現したもの言われています。頭部や顎には鳥の羽やひげ様の繊維質のものを差し込む穴が。

顔には刺青のような模様もあり、呪術者を連想させますね。

いろいろな動植物が多様な生活を営んでいる

大空の覇者ワシ・タカの世界

https://www.instagram.com/p/BkB49ITFjsk/

北上山地は日本を代表するタカ科・ハヤブサ科の生息地。いわての今生物分野コーナーでは9種類のワシ・タカ類の剥製を展示して北上山地の動物相の一端を表現しています。

絶滅のおそれのある野生生物として岩手県版レッドリストに14種類も載るワシ・タカ類の現状から環境や自然保護について考えます。

四季折々のさまざまな表情を見せる岩手山

グランドホールには岩手山地形模型などを展示。休憩しながら四季折々のさまざまな表情を見せる岩手山を眺めることができます。

晴れた真冬の岩手山は青い空に白い雪化粧が輝きは絵にも描けない美しさ。春を迎えると博物館の植物園の新緑の背景に残雪の岩手山が浮かび上がります。やがて山肌の落葉樹が色づきはじめて博物館の植物園も赤や黄色に染まり、ここからの夕映えの岩手山は見事な光景。

岩手の人びとの生活に密着した文化の生い立ち

三つの部門で構成している文化史展示室

考古部門では岩手の土器の変遷をはじめ北上山系の洞穴遺跡や岩手町の豊岡遺跡の出土品などを紹介。

歴史部門では江戸時代の貨幣や絵図・古碑・中国古印・錦絵などのコレクションを展示。

さらに、民俗部門では県に広く見られる民間信仰「まいりのほとけ」や家の神「オシラサマ」・南部小絵馬・南部絵暦・と言ったいわての民芸を見て楽しめます。

これは珍しい!鯰尾兜(なまずおのかぶと)

https://www.instagram.com/p/0iO0d3h8JK/

いわての歩み歴史分野コーナーでは盛岡藩の初代藩主となる南部信濃守利直が蒲生氏郷の養妹を妻に迎えたときに引出物として贈られた藩主南部家伝来の兜が。

形態は燕尾形(えんびなり)と呼ばれる奇抜な形をした兜ですが、南部家では代々鯰尾兜(なまずおのかぶと)と呼ばれました。

小正月には鬼のようなスネカがやってくる

庶民のくらし民俗分野コーナーでは雫石地方のジョウイ(常居)とダイドコロを舞台に昔の暮らしを再現。

三陸沿岸の小正月には鬼のような異形の面をかぶったスネカがやってきます。恐ろしい木の面をかぶりわらみのを付け包丁や刀を持った装いで、なまけ者を懲らしめるために「すねに付いた火形をはがす」と言って脅して廻ります。

屋外にも見どころがいっぱい

市民の憩いの場

芝生広場は岩手県立博物館本館の正面に位置し県博まつりなど、様々な野外の行事に利用されています。

植物園には岩手県内自生の山野草等の植物を約345種類ほど植栽しています。そばにある岩石園では火成岩や変成岩に堆積岩等を49種類ほど配置。

旧佐々木家住宅(曲がり屋)

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8.12 素敵な出会い( ๑´•ω•)۶ 山形写真まだ不完全燃焼ですが‥ Instagramで拝見し、岩手県立博物館古民家写真展にお邪魔してきました! 素敵な写真ばかりで勉強になりつつ、こんな写真まだまだ私には撮れない〜(´;Д;`)なんて思ってたら後藤靖行様にお声を掛けて頂きFacebookのお友達にまでなってしまいました!恐縮です!!すごく気さくで素敵な方でした(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)そして、ちょっといじけて冷め掛けていた写真熱再沸騰!11月の写真フェスティバルまだ出る勇気ないですが、出たい!と思えるくらいもう少し上達したいと思った素敵な1日でした☆ありがとうございました꒰◍◉౪◉◍꒱۶✧˖° #岩手写真部 #岩手カメラ倶楽部 #写真撮るのが好き #写真撮るの上手くなりたい #写真好きな人と繋がりたい #岩手愛 #岩手からカメラで繋がろう #岩手県立博物館 #旧佐々木邸 #古民家写真展 #感動

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岩泉町から移築した旧佐々木家住宅(曲がり屋)。L字型をした、いわゆる南部の曲がり屋で突出部は馬屋になっています。

旧南部地域にのみ見られる住宅で起源についてはよくわかっていません。建築年代は幕末から明治時代初期と推定。

旧藤野家(直屋)

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こちらは、奥州市江刺区から移築した旧藤野家(直屋)。曲がり屋に対して長方形の平面をしている民家を直屋(すごや)といいます。屋根が片方だけ入母屋になる独特の形をしています。江戸時代後期の建築と推定。

このふたつの民家は文化的な催し物の会場として一般の団体へ開放しています。茅葺き民家という空間を使ってお茶会や地域の行事などに使ってみては!

お土産もチェック

オリジナル縄文バッチはいかが

https://www.instagram.com/p/BPUJCwWgGvp/

大人にも子どもにも人気なベスト3グッズは埴輪と土偶カプセルと恐竜骨格ミュージアムカプセル、そして古銭です。

そのほか隠れた人気を持つのはお手頃価格のきれいな鉱石です。この他にも企画展の図録などの書籍や絵ハガキなども販売されていました。

岩手県立博物館へのアクセス

バスでの行き方

盛岡駅から11番のりば発の基幹バス松園バスターミナル行または松園営業所行に乗車します。

松園バスターミナルで下車します。松園バスターミナルで下のいずれかの支線バスに乗り換えてください。
a. 松園支線バスAコース乗車して県立博物館前で下車して徒歩3分です。(平日のみ利用可)
b. 松園支線バスCコース乗車して県立博物館前で下車して徒歩3分。
c. 松園循環バス右回り乗車して県立博物館前で下車して徒歩3分。

車での行き方

東北自動車道盛岡インターチェンジから国道46号線を東へ道なりに4.2km直進。館坂橋を渡り市営体育館前交差点を左折。直進北上し約4km先まで直進。松園交差点を左折し最初の信号を直進通過した後、次の角を左折、下り坂を直進120m、突き当たりです。

住所|〒020-0102 岩手県盛岡市上田字松屋敷34番地
営業時間|9時30分から16時30分まで
定休日|月曜日
電話|019-661-2831
公式サイトはこちら

まとめ

岩手県立博物館では見て廻るだけでなく定期的にいろんなイベントが開催されていて自分で実際に体験できることがたくさんあります。「たいけん教室」ではさまざまな遊びやものづくりを体験し昔のくらしや身のまわりの自然にふれることができます。「チャレンジ!マークを探してクイズに挑戦」ではスタンプを4コあつめるたびにプレゼントがあります。子供たちが遊びながら学ぶことができる博物館で忘れられない1日を過ごしましょう!