身延山久遠寺は困難な時代を生きる人々を救う日蓮宗の総本山

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トラベルパートナー: HARUKI

私は広島県出身ですが、会社の転勤を繰り返し、いろんな地域で暮らしてきました。 赴任先を起点に各地の観光スポットを巡って絶景や思い出になる写真を撮っています。 最近は一人旅が多いですね。 紹介記事は西日本中心になります。 みなさんに一味違った旅の魅力をご紹介出来たら幸いです。

お釈迦さまはいつも見守っているよ!南無妙法蓮華経

身延山久遠寺は、日蓮宗の総本山として知られています。木々の緑が生い茂る中に建つ久遠寺は古くから多くの方の信仰を集めてきたお寺。現在でもたくさんの方が参拝に訪れています。ここでは、身延山久遠寺の魅力や見どころ、アクセスの仕方などについてまとめてみました。

総門から門前町を通って三門へ

仏の道の入り口・総門

身延山の入り口となる総門です。身延山第二十八世日奠上人が建立したといわれており、歴史情緒を感じる佇まいが特徴。扁額には開会関と書かれていますが、これは法華経のもとですべての人が救われる関門、という意味のようです。総門を抜けて少し歩くと賑やかな門前町に。

空・無相・無願をあらわす三門

山門の扁額に書かれているのは身延山。ついにやってきたという気持ちにさせてくれます。一般的には山門ですが、空、無相、無題の三解脱門を経る事で悟りにいたるという仏教の教えにならっています。さまざまなイベントも開催されることで知られ、十六羅漢像の開扉や仁王尊の祭典、ジャズコンサートなどが催されました。

石畳の参道を歩き菩提梯へ

三門を抜けて進んでいくと石段が目に飛び込んできます。この石段を上る事になりますが、結構な急勾配なので注意が必要。287段もあるので、無理せずゆっくり上りましょう。石段をすべて登りきった時には何ともいえない達成感を味わえます。

斜行エレベーター

2009年に設置された斜行エレベーター。境内まで階段を使う事なくアクセスできます。車椅子の方でも通りやすいようにバリアフリーカート道も設置しているため安心。足が不自由な方、高齢の方が階段や坂で苦労する事はありません。

広々とした境内にいくつもの建物

134年ぶりに身延の山によみがえった五重塔

宝塔は、明治8年の大火によって焼失した過去があります。しかし、2009年5月に134年ぶりによみがえりました。400年前の塔を設計から工法まで再現しており、木材もすべて国産を使うというこだわりぶり。立派な宝塔の姿をぜひ目に焼き付けてください。

荘厳な久遠寺本堂

本堂には大きな龍の天井画が。加山又造によるもので、法華経における守護神なのだとか。火災防止の意味もあるといわれていますが、とにかくその迫力に圧倒されます。本堂の地下には宝物館があり、重文や国宝などが収蔵されています。

優美な枝垂れ桜

四季折々の自然を楽しませてくれる伽藍。春になると境内は桜の花でピンク色に染まります。ここには樹齢400年といわれるしだれ桜もあり、春になると見事な花を咲かせます。五重塔と桜が織りなす風景は絶景としか表現できません。写真撮影にもおすすめです。

日蓮聖人の神霊を祀る祖師堂

日蓮上人を祀っているお堂が本堂の隣にあります。祖師堂と呼ばれる建物で、扁額には棲神閣と書かれています。これは聖人の魂が住むところ、という意味なのだとか。徳川家斉の寄進で造営された寺の余材を買取って再建された建物。

屋根が特徴的な報恩閣

屋根が非常に特徴的な報恩閣。立教開宗750年慶讃事業の一環として建築されました。和風モダンなデザインが印象的で、とても不思議な見た目。ぜひ写真も撮っておきたいですね。信徒休息所もあり、バリアフリーな設計になっているのもポイント。

御真骨堂の拝殿

拝殿と白亜の八角堂からなり、最先端の災害対策も施している建物です。ここには日蓮大聖人の骨も収められているのだとか。全国にいる信徒の骨を安置するお堂、修業を行う道場などもあります。

身延山久遠寺発祥の地となる御草庵

日蓮聖人が住まわれた御草庵跡

かつて日蓮上人が住んでいた御草庵の跡地といわれています。身延山妙法華院久遠寺と名付けたのも日蓮上人自らなのだとか。日蓮上人はここで9年ものあいだ過ごしており、門弟の育成にも力を注いでいました。

日蓮大聖人の墓所祖廟塔(そびょうとう)

墓をば身延、といってはばからなかった日蓮上人。その遺命にしたがい、御墓が建てられました。拝殿の正面に見えるのがそのお墓。創建された当初の五輪塔の御墓も塔中に。もともとは木造の八角塔だったのですが、昭和17年に今の形となりました。

絶景が望める観光名所でもある身延山

白を基調にしたレトロなロープウエイ

奥の院の頂上は標高1153m。海抜1247mと非常に高いです。樹齢700年を超えるといわれる霊樹は、かつて日蓮上人が自ら植えたのだとか。ロープウェイを利用すれば、麓から約7分ほどで到着します。数分の空中散歩をぜひ楽しんでください。

親を思う御堂の思親閣

日蓮はご両親を偲ぶために天候の悪い日でも身延山に登り続けたのだとか。思親閣は山頂にあり、仁王門が境内を守るかのように建っています。霊場として日常的に多くの方が参拝に訪れている場所。

360度絶景の大パノラマ

山頂には展望台があるので、ここからの景色をぜひ楽しんでください。身延の街並みと、富士川の眺めは素晴らしいです。360度のパノラマは実に見事で、富士山や南アルプス、七面山、伊豆半島、駿河湾なども一望できます。素敵な写真を撮るにも絶好のスポットなので、ここからでしか拝む事のできない絶景をぜひ写真に収めておきましょう。

身延山久遠寺へのアクセス

電車での行き方

身延駅が最寄りで、そこから身延山行のバスに乗車して終点まで向かいましょう。所要時間は約15分ほど。久遠寺境内までは乗合タクシーを利用できます。

車での行き方

東京方面からだと甲府南ICから国道358号線、140号線、52号線を経由して3時間ほどで到着します。また、新清水ICから国道52号線を使えば約3時間。関西からだと名神高速道路小牧JCTから中央道双葉JCTを通り、中部横断増穂ICで降りれば約3時間ほど。

住所|〒409-2593 山梨県南巨摩郡身延町身延3567
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0556-62-1011
公式サイトはこちら

まとめ

日蓮宗の総本山である身延山久遠寺は、どこか神聖な空気も漂うスポットです。自然に囲まれた中に建つお寺は厳かな空気が流れ、パワーももらえそうな雰囲気。見どころもたくさんあるので、訪れた時にはぜひじっくりと建物を巡ってみましょう。また、展望台からの景色は文句なしに最高です。天気がよい日なら街並みだけでなく遠くの山々まで望めるので、美しい景色もぜひ楽しんでくださいね。