等持院は足利尊氏の菩提寺。穴場的のんびり観光スポットで癒されよう

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トラベルパートナー: ASAHI

兵庫県出身。 関西を中心に、たまーにアジアの情報を発信します。 気ままな日帰り一人旅とノリノリ親子旅が母になってからのお気に入り。 悠久の歴史と自然まとえるスポット探して日々さすらっております。 親子で遊べる場所もご紹介~

静寂に包まれてぼんやり京都で過ごしたい方はレッツゴー!

等持院は足利歴代の将軍像や庭園に見ごたえのある、臨済宗天龍寺派の禅寺です。足利家の菩提寺として有名で、足利尊氏のお墓が残っています。観光地としては穴場なので、のんびり京都を楽しみたい方におすすめのスポットですよ。

等持院は足利家菩提寺であり映画撮影所

等持院は足利尊氏が創建したお寺で、足利15代の将軍像や徳川家康像を鑑賞できます。チャンバラなど、約700本もの作品が作られた映画の撮影所としての背景も有名です。

現在は方丈(本堂)・霊光殿・鐘楼が平成の大改修中なので、書院と庭園見学がメインですが、受付のある庫裏(くり)とともに充分見ごたえがあります。

最寄りの金閣寺や仁和寺などの人気観光スポットの後に訪れたら、その静寂さに心洗われるでしょう。

等持院は住宅地に馴染み過ぎた立地で一瞬迷う

住宅街に馴染む山門

等持院の山門は住宅街に馴染んで立っているので、一瞬、豪邸の民家の塀かと勘違いするかもしれません。等持院と書かれた扁額(表札)があるので、チェックしながら探しましょう。

山門は細い路地に面していますが、立命館大学の駐輪所もある少し開けたエリアなのでおそらく迷いません。車の場合も、そのまま山門をくぐって進んできましょう。

とても広い敷地が広がる

山門をくぐっても寺院らしき建造物は見えませんが、心配せずに進みましょう。緩やかなアスファルトの生活道を進むと、じきに2枚目の等持院の扁額がみえてきます。

ここまで来ても寺院らしきものが見えないので、少々不安になるかもしれませんが、そのまま道なりに進んでくださいね。

立派な庫裏が出迎えてくれる等持院

等持院で最初に目にする大きな建造物は、受付になっている庫裏です。繊細な彫刻が施してある外観は、簡素ながらも迫力があります。

本来の玄関へと導いてくれる石畳は右手方向ですが、現在は使用されておらず、外から見学するのみです。受付へは門をくぐってまっすぐ進んでくださいね。

受付周辺も見逃せない等持院で上下左右に首振り

空気が変わる広い土間

拝観受付は建物内に入って土間で靴を脱いでからです。広く薄暗い土間へ一歩踏み込むと、ヒンヤリした空気もあってか雰囲気が一変します。

黒くつやつやとした建材に時の流れを感じながら、下駄箱に続く受付で拝観料を支払ってくださいね。お抹茶をいただきながら庭園を鑑賞するなら、ここで一緒に会計するといいでしょう。

出入り口はかつての台所

出入り口で靴を脱ぐ際、ぜひ天井を見上げてみましょう。高い天井に張り巡らされた立派な梁組を観察できます。

最頂部には天窓がついていたので、「明り取り?」などと現代風に推測していましたが、正解は煙抜き用の開口。出入り口は当時の台所だったことを受け付けの方が丁寧に教えてくださいました。

達磨図前で記念撮影を

受付正面にある大きな達磨図の衝立は、等持院の住職だった関牧翁が描いたもの。

ユニークな表情の赤い達磨図は有名なので、どこかで目にした方もいるかもしれませんね。等持院のフォトスポットの一つといえるでしょう。

等持院の記念品や庭の植物予習は受付周辺で

お気に入りのスタンプや記念品を探そう

受け付けの横にはスタンプラリー用のスタンプや、ポストカードなどの記念品が並んでいます。庭園や達磨図のポストカードは旅の記念となりそうです。

等持院特製の和菓子も購入できます。気になる方は、お抹茶をいただけばお茶請けとして味見できますよ。

庭園の花を下調べできるファイル

記念品の横には庭園の植物を紹介するファイルがたくさん並べてあります。庭園は散策できますので、事前に季節の植物についてチェックしておくと、より興味深く観て回れますよ。

多種多様な花が咲いているので、花の名前を確認するのにも役立ちます。花好きな方はぜひ目を通してみましょう。

改修中でも大丈夫!興味深い建造物の数々

平成の大改修中の等持院ですが、興味深く見学できる建造物があります。庭園と一緒に、当時の様子を建物からも想像してみてくださいね。

庭園を眺められる書院

改修中も足を踏み入れられる書院は、室内から庭園を眺められる絶景ポイントです。開口から庭園へ下りられるようになっているので、室内からの鑑賞を楽しんだら、散策を楽しんでみましょう。

スリッパが置いてあるので、散策には靴を取りに行く必要がありません。サイズが大小あるので、足に合うスリッパで散策してくださいね。スリッパはしっかりとしていて重みがあります。…何の気なく大きめを履いたら歩きにくかったです。

控え目な佇まいの茶室清漣亭

庭園へと散策に降りてまず目につくのが、改修が終わったばかりの茶室です。中には入れませんが、茅葺の屋根など外観からでもその趣の深さが伺えます。

小高い場所に位置しているので、茶室からの眺望の良さを推察でき、当時の風流さを偲べますよ。

改修のようすを間近で観察

庭園に面している方丈は、改修中も散策路に進入規制を設けられていないので、間近で改修の様子を眺められます。

ある意味貴重な状態を見学できるので、建築好きの方はたまらないかもしれませんね。

等持院といえば夢窓国師作の庭園

等持院といえば美しい庭園です!2つの池を擁する庭は、エリアや季節ごとに見事な風景を見せてくれます。水面に反射するモミジの景色はなんとも幻想的ですよ。

これぞ侘び寂び日本の美!

等持院の庭園は、書院からのんびり鑑賞するのがおすすめ。芙蓉池をメインに春は有楽椿、初夏はサツキ、初秋は池名となっている芙蓉の花々が咲き誇ります。石組みの配置も素晴らしく、時間の経過を忘れさせてくれる美しい光景を書院から眺められますよ。

人気スポットに囲まれた立地なだけに拝観者が多くないので、ゆったりと鑑賞できるのも大きなポイント。私は小一時間滞在しましたが、4~5組の拝観者と一緒になった程度で、心洗われるような時間を過ごせました。

京都随一の有楽椿は樹齢400年

 

庭園を歩いて行くと、芙蓉池の終わりくらいの位置に、かなり大きな椿があります。立派な木だな~‥と眺めていると、お寺の方が「樹齢400年の有楽椿ですよ」と声をかけてくださりました。立派過ぎて椿と気付かないほどでしたが、葉をチェックすると納得。

大振りの花をつける時期はもちろん、苔の上に散った光景も大変美しいそうです。3月あたりを狙って再訪問しようと思いました。

足元にも目を落としながら散策

歩きやすく手入れされている散策路の一か所に丸い敷石があります。植物や池の美しさに目が行きがちになりますが、ぜひ、足元もチェックしてみましょう。

丸い敷石は、等持院で外せない鑑賞ポイントにあるので、きっと誰でも見つけられますよ!

等持院へのアクセス

バスでのアクセス

JR京都駅・近鉄京都駅・阪急西院駅・京都三条駅などから京都市営バスかJRバスを利用します。阪急西院駅からの乗車時間は約15分で、それ以外は約30分~50分です。

  • 市営バス10.26系統 等持院南町より徒歩約8分
  • 市営バス12.15.50.51.55.59系統かJRバス立命館大学前より徒歩約10分

電車でのアクセス

京福電鉄北野線 等持院より徒歩約10分です。

住所|〒603-8346 京都府京都市北区等持院北町63
営業時間|AM9:00-PN6:30
定休日|なし
電話|075-461-5786
公式サイトはこちら

まとめ

等持院は人気観光地にありながら、静かに時間を過ごせる穴場スポットです。往年の映画ファンは当時を偲べるかもしれません。ゆったりと風景や歴史に浸りたい方は、ぜひ等持院へ足を運んでみましょう!