上野の森美術館は独創的な企画展が開催される人気美術館

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トラベルパートナー: Kei

東京都出身。おもに東京から気軽に行ける場所を紹介。また、海が好きで、一年に一度は海のある場所へ旅行する。日本中の水族館に行くのが夢。美術館や博物館には一人で行きたいが、旅行は家族や友達と一緒に楽しみたい。

多彩な企画展を次々と開催しているよ~。チェックしてみてね。

上野には美術館がたくさんあります。なかでもユニークな路線を進んでいるのが上野の森美術館。もしかしたら新しいアートに出合えるかもしれません。ちょっと芸術に触れたいなと思ったら、上野の森美術館に出かけてみませんか。

上野の森美術館はこんな美術館

緑の中にある美術館

上野の森美術館はその名のとおり、木々が生い茂る緑のなかにある美術館です。公益財団法人日本美術協会が運営する美術館で、1972年に開館しました。

常設展示は行っていませんが、美術館主催で毎年現代美術展や公募展を開催しています。独創的な企画展を開催し、大きな話題になることもあります。

上野の美術館のなかではコンパクトサイズ

美術館の展示スペースは、本館1階と2階および別館のギャラリー。上野にある美術館のなかではコンパクトな美術館です。

展示数が多い企画展はすべてのスペースを使って開催されますが、複数の展覧会が同時期に開催されることもあります。

別館ではスクールも開講

写真は別館で、2006年に増築されたものです。1階には小企画展が開催できるスペース・上野の森美術館ギャラリーが、3階には上野の森アートスクールが設置されました。

上野の森アートスクールは大人向けの絵画教室で、油彩・アクリル、水彩画、日本画のクラスがあります。毎年2月には美術館でスクール生が作品を発表できるアトリエ展を開催し、優秀な作品には賞が贈られます。

独創的な企画展

企画展はたいへんバリエーションがあり、どれも魅力的です。今まで上野の森美術館で開催された企画展をいくつかご紹介します。

40歳以下の作家限定 VOCA展

VOCA展は上野の森美術館主催で毎年開催している現代美術展。VOCAは、the Vision of Contemporary Artの頭文字を取ったもの。

VOCA展実行委員会が全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、その推薦に基づき作家が平面作品の新作を出品するという方式をとっています。

未来の芸術家を応援する上野の森美術館大賞展

上野の森美術館大賞展は1983年から毎年開催している公募展。応募された作品は厳正に審査され、絵画大賞、優秀賞が選出されます。

選ばれた入賞作家には作家活動奨励のため、上野の森美術館ギャラリーにおいて翌年に入賞者展、絵画大賞受賞者は翌々年に個展開催の機会が設けられています。

満員御礼のフェルメール展

フェルメール展は2018年10月~2019年2月に開催されました。牛乳を注ぐ女で知られるオランダの画家、ヨハネス・フェルメールの貴重な作品8点を展示。

この展覧会は日本美術史上最大のフェルメール展で、総来場者数は68万人。待ち時間短縮のため、美術館では珍しい日時指定入場制を導入しました。

イスラエルからやってきた ミラクルエッシャー展

ミラクルエッシャー展は2018年6月~7月に開催。だまし絵で有名なマウリッツ・エッシャーはオランダの版画家で、2018年に生誕120周年を迎えました。

この展覧会では、イスラエル博物館が所有するコレクション約150点を日本で初めて公開しました。

デトロイト美術館展

デトロイト美術館は全米屈指の美術館で、古代エジプト美術から現代美術まで6万5千点以上の作品を所蔵している美術館。

その絵画コレクションのなかからモネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソなどの名作52点を展示しました。月曜日と火曜日のみ写真撮影可能。2016年10月~2017年1月に開催されました。

新しい水墨画の世界へのいざない 石井松琴展

こちらは2019年5月に開催された墨痕淋凛 石井松琴展でいただいたポストカード。水墨画の一部に色が加わると、絵の表情が一気に明るくなります。水墨画のイメージを変える新しいアートを鑑賞できました。しかも入場料無料。

この展覧会のように、期間は短いですが上野の森美術館では素敵な個展が多く開催されています。

上野で美術館&博物館めぐり

上野には歩いて行ける距離に数多くの美術館や博物館があるので、美術館&博物館めぐりをするのに最適です。休憩を取りながら、気の向くままアートや科学に触れる一日を過ごしてみませんか。

理科好きなら一日いられる国立科学博物館

科博(かはく)の愛称で親しまれている国立科学博物館は、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。

創立は1877年と古く、日本で最も歴史ある科学館のひとつ。常設展と企画展・特別展があります。子供も大人も楽しめる施設ですが、とても広いので見たい場所をあらかじめチェックしてから見学することをお勧めします。

住所|〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
営業時間|通常:9:00am-5:00pm (入館は4:30まで)、金・土曜日:9:00am-8:00pm (入館は7:30まで) ※ゴールデンウィークと夏季は延長の場合あり
定休日|毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始 (12月28日~1月1日)、害虫駆除のための館内くん蒸期間
電話|03-5777-8600
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建物が世界遺産の国立西洋美術館

国立西洋博物館はフランス政府から寄贈返還された松方コレクション(実業家の松方幸次郎が1910年代から1920年代にかけて集めた、印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)を基礎に1959年に発足しました。

国立西洋博物館では常設展示と企画展示を行っています。本館はル・コルビュジェの建築作品で、世界文化遺産に登録されています。

住所|〒110-0007  東京都台東区上野公園7-7
営業時間|常設展:9:30am~5:30pm 金曜・土曜日9:30~8:00pm ※ゴールデンウィークや夏季、プレミアムフライデーは時間延長あり。企画展は展示により異なる
定休日|毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌日の火曜日が休館) 、年末年始(12月28日~翌年1月1日)、その他、臨時に開館・休館する場合あり
電話|03-5777-8600
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見ごたえ十分の東京国立博物館

トーハクと呼ばれている東京国立博物館は1872年に創設された日本最古の博物館です。日本と東洋諸地域の考古遺物と美術作品のコレクションは総数約11万7千点で、うち国宝は89点、重要文化財644件(2019年4月現在)。

展示館は、本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館、表慶館、黒田記念館の6館あり、総合文化展(所蔵品と寄託品の展示)と特別展(大規模な企画展示)を開催しています。

住所|〒110-8712  東京都台東区上野公園13-9
営業時間|9:30am~5:00pm(入館は4:30pmまで)※ただし、毎週金曜日・土曜日は9:00pmまで開館。ほかにも時間延長など変更の場合あり
定休日|月曜日 (月曜日が祝日・休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始 ※ゴールデンウイークとお盆期間は原則無休
電話|03-3822-1111
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ぐるっとパスを有効活用

東京ミュージアムぐるっとパスは、東京を中心とする美術館・博物館等の入場券・割引券が1冊になったチケットブックです。有効期間は最初に使用した日から2か月と決められているので、注意してください。

対象施設は年度で若干変更がありますが、2019年度は上野周辺の15施設で利用可能です。ぐるっとパスは、行ったことのない美術館や博物館を訪れるきっかけにもなるかもしれません。

上野恩賜公園を散歩

上野恩賜公園を歩いていると次から次へといろいろなものが目に入ってくるので、楽しく散歩ができます。博物館や美術館への移動がてら見学できる場所をご紹介します。

涼し気な竹の台噴水

いつも多くの人が集まっているのは、竹の台噴水。奥に写っている建物は東京国立博物館です。

ここには常行堂や法華堂などの主要な堂宇がありましたが、戊辰戦争で焼失。その後、博物館が本堂跡に建てられ、博物館の前庭として緑と噴水が造られました。

現在の噴水は2012年に整備されたものです。噴水を中心に左右対称の景観になっているので、訪れた際に確認してみてください。

動きそうな野口英世像

上野恩賜公園の銅像といえば西郷隆盛像が有名ですが、野口英世の像もあります。像があるのは竹の台噴水の東側。木々が生い茂るなかに建っています。

野口英世は世界的な細菌学の博士であり、この銅像は試験管をかざした実験中の姿を表現しています。1951年に現在地に造立。

上野の森美術館へのアクセス

電車で行く場合

・JR上野駅公園口より徒歩3分

・東京メトロ・京成電鉄上野駅より徒歩5分

車で行く場合

上野の森美術館には専用駐車場はありません。車で行く場合は上野駅または上野公園周辺の駐車場を利用してください。一番近い駐車場は上野パーキングセンターです。

住所|〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
営業時間|10:00am-5:00pm ※入館は4:30pmまで ※展示により変更される場合あり
定休日|不定休
電話|03-3833-4191
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まとめ

上野の森美術館は上野の美術館のなかでも独自路線でユニークな企画展を開催しています。見てみたいなと思う企画展があったらぜひ行ってみてください。また、あまり広くないので、ふらりと立ち寄るのにもちょうどよい美術館です。