行田八幡神社は忍城城主からも信仰されてきた封じの宮

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トラベルパートナー: Yoshino

出身地は富山県。在住経験のある北陸・北関東の記事がメインです。読書が趣味なので、好きな作家に縁のある土地や小説の舞台となった場所を旅しています。

癌封じ・虫封じ・ぼけ封じなどのご利益が期待できます

埼玉県行田市の中心部に位置し、封じの宮として由緒のある行田八幡神社。癌封じ・ぼけ封じ・虫封じなどの病魔を封じるための特別祈願が有名で、埼玉県内だけでなく遠方からも多数の参拝客が訪れる人気のスポットです。

神社の境内には本殿のほかにも、目の神社・瘡守稲荷社・なで桃など、病魔に抗するための神様を祀った社があり、パワーを貰えます。こじんまりとした神社ですが、平日でも途絶えることなく参拝客が訪れ、人気のほどが窺えます。

行田八幡神社の境内の社の紹介のほか、神社周辺のおすすめスポットについてもお伝えしていきたいと思います。

忍城城主からも信仰された神社

忍城や埼玉古墳群などの史跡があり、歴史的な雰囲気が漂う行田市。その行田市の中心に鎮座する行田八幡神社は、源頼義・源義家が奥州討伐の戦勝祈願のために創建されたと言われており、歴代の忍城城主からの信仰も篤い由緒ある神社です。

社殿の向きも忍城がある西の方角を向いて建てられているため、「西向き八幡」とも呼ばれています。

神社の無料駐車場は三か所

行田八幡神社は、県道128号の付近の八幡通り沿いに位置。テレビドラマ「陸王」のロケ地となった会社もこの近くにあるため、商店が立ち並ぶ八幡通りには足袋のまち行田と書かれた旗がひらめいています。

神社の駐車場は神社の前と、少し離れた第二・第三駐車場の三か所。神社の規模は小さめですが、お参りに訪れる車がひっきりなしに駐車場を出入りしていました。

火災にあい再建された社殿

行田八幡神社は幾度かの火災にあっており、現在の社殿は平成元年に、参集殿は平成12年に再建されたものです。

御祭神は、産業の神様、安産・子育ての神様、交通安全の神様、縁結びの神様、厄除けの守護神。古くから虫封じ・癌封じなどのご利益で有名な神社です。

境内にある様々な社

眼病にご利益がある目の神社

こじんまりとした境内には、本社とは別に行田八幡神社ならではの境内社がたくさん鎮座。とても珍しい目の神社は、視力回復や眼病の平癒にご利益が期待できます。

目の神社の「むかいめ」の絵馬

目の神社に奉納されているのは、青字で「め」と書かれた文字が向かい合っている「むかいめ」の絵馬。

白内障や緑内障の手術の成功や回復を祈願される方、視力回復を願う方などさまざまな方が参拝されています。

お肌のトラブルにご利益がある疱瘡の神社

目の神社の横に鎮座するのが、倉稲魂命をご祭神とする瘡守稲荷社。こちらもユニークな神様で、湿疹やできものなどの平癒のほか、美肌にもご利益があります。

大国神社・恵比寿神社

境内の奥の石の鳥居をくぐったところにある大国主神社・恵比寿神社は、ふたつの神社がくっついた形。左側の大国主神社は縁結びにご利益があり、右側の恵比寿神社は商売繁盛の神様として信仰されています。

防火の神様を祀る愛宕神社

大国神社・恵比寿神社の奥にある愛宕神社。防火の神様である軻遇突智命を祀る社です。境内には他にも、イザナギノミコト・イザナミノミコトを祀る三峯社や水神社などの社が鎮座。神社の敷地はそんなに広くはありませんが、美しく整えられています。

願いがかなう結びいちょう

愛宕神社の左側にあるのは結びいちょう。社務所で結び文を貰って願い事を書き、いちょうの隣の結びひもに結ぶと願い事が叶うと言われています。

黄色は金運・緑は健康・ピンクは縁結び・水色は仕事・赤は総合的な願い事というように、願い事によって結び文の色が異なるのでお間違いなく。病気を封じる神社だからか、健康を願う緑色の結び文が多いように感じました。

なで桃を触ってご利益を得る

境内にある金色の桃はなで桃と呼ばれ、病魔を祓い長寿にご利益があるパワースポットです。触れると少しひんやりしていて手に吸い付くような感触で、パワーを感じました。

魔除けの桃の木

境内には他にも桃に関するパワースポットが。「古事記」の中で黄泉の国から逃げ帰ったイザナミノミコトが、黄泉平坂で桃の実を投げて悪鬼を追い払ったことから、桃の実は強い魔除けの効力がある果実と考えられてきました。

人々の願いが詰まった絵馬

行田八幡神社には、幾か所にも絵馬掛けがあります。県内のみならず、遠方からも多くの人が訪れる行田八幡神社。

封じの宮として、病魔を封じることを願う人々の真剣な思いが感じられました。

行田八幡神社ならではの特別祈願

行田八幡神社は、家内安全や交通安全などの一般祈願の他に、特別祈願を行っています。特別祈願は。虫封じ(夜泣き・疳の虫)・癌封じ・諸病封じ・難病封じ・ぼけ封じ・悪癖封じ。

封じの宮として古くから伝承されてきた行田八幡宮の祈祷は、とても人気です。お守りの種類も豊富で、なで桃のお守りやなで桃ハンカチなども販売。なで桃ハンカチでなで桃に触れて、御信徳を持ち帰ると良いそうです。

お願い文は郵送も可能

社務所の前に設置された台に置かれているお願い文。お願い文に悩み事・願い事などを書き、初穂料と一緒に封筒に入れて、神社の本殿の賽銭箱の右側の納め箱に入れます。

郵送でやり取りしてお供えしてもらうことも可能。神社の方で、神様に取り次いでくれるそうです。

洋菓子のシャロン

行田八幡神社から道をはさんだ向かい側にある洋菓子のシャロン。気軽に食べられるパン・ケーキ・焼き菓子を、リーズナブルに購入することができます。

抹茶味・七味味などの味のバリエーションを揃えた行田ラスク(ラスクフランス)は、お店の人気商品です。行田八幡神社のなで桃にちなんだ「なで桃」というお菓子も販売しており、神社訪問のお土産としての購入もおすすめ。

住所|〒361-0073 埼玉県行田市行田15-15
営業時間|AM9:00-PM8:00
定休日|毎週月曜日
電話|048-553-2239
公式サイトはこちら

行田八幡神社へのアクセス

自動車を利用する場合

関越自動車道花園ICからは、国道140号を経由して約50分。東松山ICからは約40分。東北道羽生ICからは国道125号を経由して、約25分。神社の無料駐車場は三か所。神社の前に11台分、第二駐車場に6台分、第三駐車場に16台分あります。

電車を利用する場合

JR吹上駅からはタクシーで約15分。バスを利用する場合は、朝日バスに乗車し停留所行田本町で下車して徒歩約5分。JR行田駅からはタクシーで約10分。バスを利用する場合は、市内循環バスに乗車して停留所向町会館入り口で下車して徒歩約10分。

秩父鉄道の最寄り駅行田市駅からは、徒歩約7分。

住所|〒361-0073 埼玉県行田市行田16-23
営業時間|祈祷受付時間AM10:00-PM0:00、PM1:00-PM4:00
定休日|なし
電話|048(554)5926
公式サイトはこちら

まとめ

行田市の中心地にあり、歴代の忍城城主からも篤い信仰を得ていた行田八幡神社。城下町を見守り続けてきた神社は、「封じの宮」として約1000年の歴史を持ち、秘法として伝承されてきた癌封じやぼけ封じなどの特別祈祷で有名です。遠方からも病気平癒のご利益を求めて、小さな神社にたくさんの参拝客が訪れています。

近年行田市はテレビドラマ『陸王』のロケ地となったことで、「足袋の街」として賑わっていますが、行田八幡神社は観光地というよりも真剣な思いで訪れる参拝者が多く、とても真摯な雰囲気が漂っていました。

封じの宮として名高い神社の境内には、眼病にご利益がある目の神社、お肌のトラブル解消にご利益がある瘡守稲荷社、厄除けの効果が期待できるなで桃など、病魔を蹴散らしてしまうような強い神様がたくさん祀られています。是非参拝されて、神社の強いパワーを感じてみてください。