迫力に圧巻!神々の都市 メキシコ文化遺産テオティワカン

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: Tomo

福岡県出身、現在海外在住です。思いついた時に思いついた場所に旅行に行くのが好きな自由人!国内、アメリカ、ヨーロッパ、アジアどこでも行き、最近はマレーシアを中心に東南アジアを旅行しています。

影一つない広大な都市に漲る神秘的なパワーに、思わず心を奪われます。

メキシコにあるテオティワカンには、紀元前2世紀から6世紀にかけ繁栄したテオティワカン文明の遺跡があります。アメリカ大陸の中心都市だったこの地は、マヤ文明にも影響を与えたほど。しかし、いまだ謎が多く残る神秘の場所です。それでは、ピラミッドや遺跡の楽しみ方などをご紹介していきます。

メキシコシティの外れにある魅惑の文明都市 テオティワカン

テオティワカンは、実際に登る事のできるピラミッドとしては世界一の高さを誇ります。広大な敷地にそびえ立つ2つのピラミッドは、その迫力に誰もが感動するほど。テオティワカンという名前は、ナワトル語で神々の都市、という意味を持ちます。ピラミッドを登って遺跡を一通り見学するには1、2時間ほどかかる大きさです。見学の際、トイレは入口にしかないため注意が必要です。

マヤ文明にも影響を与えたテオティワカンの文明

テオティワカンの遺跡は、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市の遺跡として、1987年に文化遺産に選ばれました。この遺跡はアステカ人やマヤ人が現れる以前から既に存在していた事がわかっています。しかし、誰がどのようにして作りあげたのかは、いまだ解明されていません。紀元前2世紀から6世紀にかけて繁栄していたと考えられるテオティワカン文明の遺跡は、当時、アメリカ大陸の中心都市だったと考えられています。

文明の始まりから衰退全てが謎に包まれている

この地はアステカ人が帝国を作った事で知られていますが、彼らが移り住む600年以上前に、テオティワカン文明は既に終わりを迎えていたといいます。テオティワカン遺跡は、遺跡の建築についての記録も少なく、誰がどのようにしてこの遺跡を作ったのかという点を含め、現在もその多くが解明されていません。少ない手掛かりとして、遺跡内の太陽のピラミッドや月のピラミッドからは、生贄の埋葬による大人や子供、動物たちの死体などが発見されています。

見応え満点 宮殿と神殿に始まり2塔の登れるピラミッド

 太陽のピラミッドと月のピラミッドは、どちらも階段で上まで登る事ができるので、ぜひ登っていってください。メインストリートとなっている死者の大通りやジャガーの宮殿、ケツァルパパロトルの宮殿は、それぞれ重要な意味を持った遺跡です。一帯に広がる壮大な遺跡群は、神秘的な雰囲気に包まれています。

神を崇拝する神聖な場所 ジャガーの宮殿

メインのピラミッドへと向かう前に遭遇するのがジャガーの宮殿です。ピラミッドへのワクワク感を更に盛り上げてくれるポイントです。この宮殿は、ジャガー神を崇拝するために造られた場所と考えられています。壁に刻まれているジャガーの彫刻は、のちに修復されたものです。ジャガーはホラ貝を吹き雨を呼ぶ、水にまつわる神とされていたそうです。

無数の人骨が埋葬されている ケツァルコアトルの神殿

神殿の内部や周辺では、25もの墓と計137体もの人骨が発見されました。未発掘のもを含めると被葬者は200体ほどであると推定されています。その多くの人骨の手が後ろに縛られていた事から、神殿建立の際に生贄にされてしまった人々の供養の場であったと考えられています。よくある遺跡に見えますが、生け贄にされた多くの人が埋葬された場所と思うと、複雑な感情がわきました。

テオティワカン一番の見どころ 太陽のピラミッド

太陽のピラミッドは、高さ65m、底辺の1辺が225mという、テオティワカン遺跡最大のピラミッドです。階段は全部で248段あり、かなり急で長いものです。中心部分には手すりとしてロープが張られているので、それにつかまりながら注意深く登ってください。このピラミッドの内側には、実はもう一つのピラミッドが隠されていると伝えられています。

高さは2番目だが眺めは最高 月のピラミッド

月のピラミッドは、高さ42m、底辺150mの大きさを誇ります。太陽のピラミッドより20mほど低くはなりますが、こちらも十分な高さと見応えがあります。ピラミッドの麓では、月と水と豊穣の女神といわれる、テオティワカンの大女神の彫刻が発見されているので注目してください。重要な行事とされたテオティワカンの大女神を讃えるための式典を、この月のピラミッドで行っていたといわれています。

死者の大通りと呼ばれるメイン通り

遺跡の中央を幅40m、約5kmに渡って通っているのがこのメインストリートです。かつて、この道沿いには多くの死体があった事や、アステカ人が墓だと思っていた事から、死者の大通りと名付けられました。この通りでは、多くの商売人がアステカ・カレンダーやアクセサリーといったお土産を販売しています。

アステカ人が利用したアステカカレンダーをお土産に

かつてアステカ人は、このカレンダーに従い労働や生け贄を行っていたといわれています。アステカカレンダーはお土産屋さんのいたる所で売られているため、購入したい場合は値切ってみるのもおすすめです。カレンダーは大きなものから小さなものまでさまざまあり、中にはネックレスにアステカカレンダーが彫刻されているものなどまであるので、自分のお気に入りの一品を見つけていってください。

物売りの人達が近寄ってきたら ディスカウントのコツ

メイン通りを歩いていると、多くの売り子さんが小物やアクセサリーを抱え売りにやってきます。ディスカウントのコツですが、気に入ったとしてもすぐには買購入せず「高い高い」と言いながら立ち去ろうとすると、値段を下げてくれます。ここから交渉を始めてみてください。ここでは同じアイテムを数カ所で販売しているので、一通りいろんなお店を見てから値段や品物を見比べ購入するのがおすすめです。

現地人の英語力を理解しておこう

テオティワカンでは、英語はほとんど通じません。売り子さんはほとんど現地の人で、スペイン語を話します。言葉は通じなくても簡単な単語でコミュニケーションがとれるので、ジェスチャーと単語合わせながら会話してみましょう。もし不安な場合は、スペイン語を話せる人やガイドさん同伴でいくと安心です。

要注意 テオティワカンに行く時の必須事項と事前準備

メキシコは年間を通して気温が高く、湿度が低い土地です。常に乾燥しているため、備えが必要となってきます。遺跡にはほとんど影になるものがなく、直射日光の下を長時間歩かなければならないので、歩きやすい靴を履いたり帽子を持参したりしましょう。また、水の持参は必須です。直射日光は日差しも強く、痛さも感じる事があるので、薄い長袖の服があるといいかもしれません。

美しい空と風にパワーをもらえるスポット

カラカラの炎天下の中一生懸命歩き回ったあと、ピラミッドの頂上から眺める空は最高に美しい景色です。また、人の少ない場所に行って、ピラミッドの上にゴロンと寝転がって風を感じてみるのもとても気持ちよかったです。未だ謎に包まれた遺跡から見る空は、心地よい風にパワーがあふれていて、神秘的な気持ちになれるでしょう。

テオティワカンへのアクセス

バスでの行き方

メキシコシティバスターミナル Central de Autobuses del Norteから乗車し、los piramides(ロス ピラミデス)で下車してください。バスの所要時間は1時間から1時間半ほどです。車で行く場合は、駐車場の利用が可能です。

住所|〒55800 San Juan Teotihuacan 55800, Mexico
営業時間|AM 9:00 - PM5:00
定休日|なし
電話| +52 594 958 2081
公式サイトはこちら

まとめ

今もなお多くの謎が残るテオティワカンの地。壮大なピラミッドや死者の大通りなど、現代でも驚くような文明がどのように発展していたのか大変興味がわいてきます。神秘な空間が残るこの土地の空気に触れ、当時の人々の生活に思いをはせてみてはいかがでしょうか。