ドナウ川からブダペストを望めば中世ヨーロッパの情景

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トラベルパートナー: Yuma

はじめまして。Yumaです。海外旅行が好きで、ヨーロッパや東南アジアなどを巡って絶品グルメを探しています。インスタグラムもやっているので、思い出に残るポイント探しも得意です。

中世ヨーロッパの雰囲気が楽しめる!

ヨーロッパ東部内陸に位置するハンガリー。北に栄える首都ブダペスト市は、荘厳な古城と街並みが美しい都市です。世界にも有名なこの景観を、さらに際立たせる大河こそドナウ川。ここは全長2,850kmの中流域に当たります。さあ、美しく青き東欧の古都へ出かけましょう。

ヨーロッパを代表する美しい橋を渡ればそこには

ドナウ川岸でいきなり出迎えるライオン

ドナウ川に架かるセーチェーニ鎖橋、その横にはライオン像が輝きます。この像はマルシャルコー・ヤーノシュという彫刻家が作成しました。しかし除幕式の際に彼は「ライオンに舌がない」事を指摘され、責任感から自身の命で償ったという説も。ところが実際には口の奥に舌があるのです。

マルシャルコー・ヤーノシュは「ライオンは舌を垂らさない」という判断で彫刻したとの事。このライオン像は街に邪悪な者が入らないよう、守護していると伝えられます。全身全霊を傾けて作った彼のためにも、近づいて確認しましょう。

セーチェーニ鎖橋はドナウ川を眼下に

ここセーチェーニ鎖橋は1849年開通で全長380m、2名のイギリス人技術者を中心に建設されました。橋の両側には技術者名と、支援したハンガリー伯爵名を冠した広場があります。第二次世界大戦中には戦闘で損壊しましたが、開通100周年の1949年に復活。1987年には世界文化遺産登録を果たしています。

ブダペスト市内ドナウ川に架かる4ヶ所のうち、最初に架けられた吊り橋。現在ではヨーロッパを代表する美しい橋となり、日常生活に利用され通行無料です。ここからは中世の趣あふれる景観が望め、ブダペストに来た事を実感するでしょう。

それぞれ特徴的な4本の橋にも注目

かつてハンガリーの首都だったブダと、近隣のペシュトにオーブダ。複雑な歴史を経て1873年に合併し、現在のブダペスト市となりました。現在同市はドナウ川西側のブダ地区と東側のペスト地区に大別され、これを結ぶ最古の橋がセーチェーニ鎖橋なのです。夜間には美しくライトアップし、夏期には休日のみ歩行者天国となる事も。時間に余裕があれば構造の異なる、4ヶ所すべての橋を通ってみるのもいいでしょう。

夜のブダペストは華やかに荘厳にライトアップ

ドナウ川のナイトクルーズに参加しよう

ドナウ川では連日多くの船舶が運航し、ナイトクルーズも行われています。しかも伝統ある橋の下を通過するので、普段は味わえない川の趣を楽しめるでしょう。そして向こう岸にライトアップされるブダ城の夜景には、思わず歓声が上がります。ただ冬期は寒さが厳しいので防寒装備は万全に。

王宮の丘から望む夜景はぜひおすすめ

ブダペストを訪れたならば、ぜひブダ城側からの夜景も見ましょう。13世紀には既に存在し、波乱の歴史を歩んできた古城。セーチェーニ鎖橋と同じく1987年に、世界文化遺産へ登録されました。このブダ城と周辺の歴史名所旧跡を「王宮の丘」と呼んでいます。街は16時頃から次第にネオンが点灯。その時間帯に足を運べば、夜景を見ながら帰る事もできるでしょう。

ゲッレールトの丘からはドナウの真珠が

こちらはゲッレールトの丘で標高235m。ブダペスト市街とドナウ川を一望でき、ゲッレールト山とも呼ばれています。山頂にはツィタデッラの城塞があり、ここからの夜景はまさに言葉を失うでしょう。ライトアップのブダ城にセーチェーニ鎖橋、そして黒々と街を貫くドナウ川。その美しさからブダペスト市は「ドナウの真珠」と表現されているのです。

もちろん写真撮影スポットとしても有名。ブダ地区とペスト地区を、1枚の写真に収めたい人も目立ちます。ただゲッレールトの丘は人通りや街灯が少ないので、アクセスは公共交通機関またはタクシーの利用が望ましいでしょう。

ブダペストの夜景を見るならば川沿いのホテルも

全室ドナウビューの高級ホテル

ブダペスト市に宿泊するならば、やはりドナウ川を望むホテルでしょう。ここマリオットホテルは市内で唯一、全室からドナウ川が眺望できます。ただ高級とあって筆者は宿泊断念しましたが、代わりにラウンジで朝食や軽食が可能。それだけでも充分お得ですね。

ホテルから一歩出るとそこには夜景が

全室からの絶景こそ望めなくとも、ドナウ川沿いには多くの推奨ホテルがあります。ブダペスト市はヨーロッパの中で比較的物価が安く、少し奮発すれば高級ホテルでの宿泊もできるでしょう。連泊ならばラウンジなどで、ちょっと贅沢な時間も。少し外出すればセーチェーニ鎖橋のライトアップが見られます。

スイーツにソフトドリンクいっぱいのカフェめぐり

ウィーン伝来のお洒落なカフェ文化

13世紀から14世紀にかけてのハンガリーは、ヨーロッパを支配したハプスブルク家の勢力下にありました。そのため同家の中心であったウィーンと関わりが深く、いつしかカフェ文化が持ち込まれ現在に至るのです。さほど有名ではなくても、中世の雰囲気あふれるカフェが多数。お気に入りの店を探してみるのも楽しいでしょう。

ブダ城付近には歴史を感じるカフェも

ブダ城付近に足を運べば、ドナウ川や街並みを一望のカフェがあります。ヨーロッパの景色を眺めながら味わう、冷たいビールやソフトドリンクはまた格別。軽食やスイーツの甘さも、歩き疲れた体を癒してくれるでしょう。ただ席数が少ないため、家族連れならば早めに行く事がおすすめです。

ブダペストではハンガリーグルメをぜひ味わおう

名物と言えば赤いパプリカパウダー

ハンガリー伝統料理として有名なグヤーシュ。放牧や農作業をする人々が家ではなく野外で、大鍋に肉や野菜と水を入れ煮込んだのが始まりです。その味付けに使用したのがパプリカパウダー。ここブダペスト市にはグヤーシュをはじめ、パプリカパウダーを使用した料理が多く見られます。店舗によりスパイシーからマイルドまで風味はさまざま。チキンのパプリカ煮込みも、優しい食感がたまらない人気メニューですよ。

フォアグラ料理はボリュームとメニュー豊富に

ここハンガリーはフランスに次ぐ、フォアグラの生産地としても有名です。フォアグラはキャビアにトリュフと並ぶ世界三大珍味の1つ、ステーキの上に載せたならば最高の贅沢でしょう。また肉や魚を細かくペースト状にしたパテを、パンに塗って頂くメニューも。ただパテは少々癖の強い味なので、複数人で分け合えば適量に楽しめるはずです。

ドナウ川とブダペストのおみやげは個性豊かに

ドナウ川が描かれたポストカード

ブダペスト観光を存分に楽しんだら、いよいよショッピングをしましょう。ドナウ川が描かれたポストカードは大人気。購入したらその場でメッセージを記し、日本に送る事もできますよ。ポストには愛らしいラッパマークがデザインされ、投函する時に撮影すればインスタ映え間違いなしです。

愛らしい小物にはブダペストの景色が

多くの店舗ではポーチなど、さまざまな小物も販売されています。写真のポーチにはブダ城とドナウ川の景色が、味わい深いイラストでデザインしてありました。もちろんハンガリーへ行った証となるでしょう。ちなみに筆者も1個購入し、普段使いしています。

これがあれば家でもハンガリー料理を

そしてハンガリーのおみやげと言えば、前述のパプリカパウダーを忘れてはいけません。入れ物にデザインされている民族衣装の女性は、料理を作るお母さんでしょうか。これさえあれば日本へ帰っても、ハンガリー気分を味わえます。筆者も購入したパプリカパウダーをサラダなどに掛け、毎日重宝していますよ。

ドナウ川へのアクセス

電車での行き方

ブダペスト地下鉄M1線のヴェレシュマルティ広場駅(Vörösmarty tér)から徒歩約3分。または同地下鉄M2線のデアーク・フェレンツ広場駅(Deák Ferenc tér)から、徒歩約15分で川辺に出られるでしょう。ドナウ川沿いを散歩するならば、トラムH5に乗車しバッチャーニ広場駅(Batthyány tér)で降車。間もなく遊歩道に出られます。

まとめ

ブダペスト市を潤すドナウ川。夜景を見るために外出すると、川辺のレストランから民族舞踊が聴こえてきました。気高く広がる中世の街並みと、その中を貫く大河。真珠にも例えられる風景をぜひ楽しんでください。ハンガリーの人々にとってドナウ川は、いつまでも「美しく青きドナウ」なのです。