リンダーホーフ城でおとぎ話のような世界観を体験しよう

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トラベルパートナー: Chika

出身地は東京。得意なエリアはヨーロッパ。2018年夏からブルガリアに住んでいて、さまざまなヨーロッパの国に旅行をしています。 2児の母なので旅行は基本的に家族4人一緒に行動。子供も大人も、家族みんなで楽しめるスポットを探すのが得意です。

王の夢をちりばめた豪華なお城は必見!

王・ルートヴィヒ2世の夢がいっぱい詰まった豪華なお城、リンダーホーフ城。この贅沢なお城は、自然豊かなアルプスの山々に囲まれた広大な敷地の中にあります。敷地内に広がる庭や人口の滝に洞窟、噴水など見どころ満載。

王が贅を尽くして神話の世界を具現化した夢の世界、リンダーホーフ城の魅力に迫ります。

贅沢を尽くしたルートヴィヒ2世の夢の城

リンダーホーフ城があるのは、オーストリア近辺のドイルバイエルン州の南西にあるオーバーアマガウという村です。神話に魅了されたルートヴィヒ2世は、なんとかその世界を現実のものにしようとして、贅を尽くした城を建てました。

ルートヴィヒ2世はお城を3つ建てていますが、完成したのはそのうちのたった一つ。そのたった一つ完成したのが、リンダーホーフ城です。

小さいながらも豪華絢爛な城内

残念ながら館内は撮影禁止

城そのものは小さいのですが、贅沢の極みが内装の至る所から感じられます。見どころの一つが、魔法のテーブルと呼ばれるテーブルです。王が誰にも会わないで食事ができるよう、食堂から食事をのせたテーブルがせり上がってくる仕組みになっています。

また王は、城内に多くあるフランス王室にゆかりのある人物の肖像画に向かって、まるでその場にいるかのように話しかけて過ごしていた、と言われているのです。

天使のモチーフとロイヤルブルーがよく使われている

城内の見学を終え、順路に沿って出てくると、可愛い天使を上にのせた甕のモニュメントの飾られているのが目に入りました。柱や天井など、至るところに天使が描かれていたり彫刻が置かれていて、城内にはメルヘンチックな印象です。

ルートヴィヒ2世はロイヤルブルーという色をこよなく愛していたと言われ、王の寝室のベッドにもロイヤルブルーが使われています。

城内の見学はガイドツアーの参加が必須

城内を見学するには、公式のガイドツアーへの参加が必要です。約25分間のツアーのガイドはドイツ語か英語で、時間指定のチケットとなっています。入場時間厳守で、最大人数が40名です。

日本語のオーディオガイドやパンフレットも用意され、ツアーの予約は6ヶ月前から可能。締め切りは7日前です。売り切れや希望の時間に参加できない場合もあるので、事前の予約をおすすめします。

広大な敷地に広がる庭は見どころ満載

中庭にある大噴水は圧巻

リンダーホーフ城の目の前にあるのが、黄金色の女神フローラと天使の像が中央に据え付けられた池です。女神と天使の像の間から、高さがおよそ30mもの大きな水柱があがります。

噴水があがるのは30分間隔で、時期は4月中旬から10月中旬です。時間帯は9時から6時までとなっています。冬の間に噴水が上がる事はありません。

城の目の前には階段状の広い中庭

噴水のある池から奥に向かって行くと、それぞれイタリア風、フランス風、英国式と趣きの異なる作りになった3段の階段状になった広い庭園が広がります。その庭園の一番上にあり、城と中庭をひっくるめた全体を見渡せるのがヴィーナスの神殿です。

途中の移動は、途中で階段の上り下りなどもあって時間がかかります。所用時間内で全部まわれるようにするには、時間の余裕を持って見てまわる事が必要です。

斜面を利用した人工の滝がある裏庭

城内の見学が終わり、外に出るとすぐの所に裏庭があり、その大半の部分が斜面を利用してつくられた人工の滝となっています。30段ある大理石の階段を伝って水が流れ、滝の下にある海の神・ネプチューンの銅像に注がれていくのです。

銅像の前には、フランスの皇帝・ルイ14世を崇拝するあまり、ルートヴィヒ2世がフランスの王家の紋章に似せて作られた花壇があります。

リンダーホーフ城の敷地内には観光名所がたくさん

幻想的な美しさ「ヴィーナスの洞窟」

リンダーホーフ城にたくさんある見どころの中でもヴィーナスの洞窟という、ヨーロッパ最古の人工的に作られた洞窟は必見です。洞窟の中にあるのはワーグナーのオペラ、タンホイザーの劇中の一幕を描いた壁画で、その壁画が中でも一番の見どころとなっています。

このヴィーナスの洞窟への入場は有料で、ガイドツアーへの参加が必須ですが2017年から工事中で、2022年に完成予定です。

城とは違った雰囲気のゴージャス感「ムーア式キオスク」

リンダーホーフ城の北東にぽつんと建っているのは、ムーア式キオスクという建物です。草原の中に一つだけ佇んでいる様子が非常に絵になります。建物の外観はオリエンタルな雰囲気で、中はルートヴィヒ2世好みの豪華な装飾が施されているのです。

とりわけクジャクの王座は驚くほど豪華で、一見の価値があります。

時間がなくてもアクセスしやすいパビリオン「Moroccan House」

たくさんある見どころの中で、見ている時間があまりないという人にもおすすめしたいのがバス停とリンダーホーフ城の間にあるMoroccan Houseというパビリオンです。

Moroccan Houseは他の建物と違うエキゾチックな雰囲気の外観で、内装も外観と同じくオリエンタルな雰囲気で統一された建物です。

リンダーホーフ城観光のポイント

おすすめの季節は春〜秋

リンダーホーフ城を観光するのにおすすめの季節は、春から秋にかけてで、具体的には、4月16日から10月15日がいいでしょう。この期間以外となると、庭の建物には入れないばかりか、大噴水も稼働していません。

リンダーホーフ城近辺は冬場には雪が多く、雪が降っている事も多いです。雪の降っている景色は美しいですが、足元は雪が凍ってすべりやすくなるので注意する必要があります。

とにかく広いので歩きやすい服装で

リンダーホーフ城はお城としては規模の小さい部類に入りますが、広大な敷地の中に建っており、駐車場から城まで最低でも5分程度歩く必要があります。また、城の敷地内を歩き回らなければ、それぞれの名所にたどり着けません。

敷地内の通路は舗装されていない、山の中にある散策路のようなでこぼこした道が多いので、歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。天気が良い日の日差しは意外に強いので、ツアーを待つ間や中庭を散策する時はご注意下さい。帽子をかぶったり、サングラスをかけておくとよいでしょう。

オーバーアマガウの町は小さいながらも魅力たっぷり

フレスコ画が壁に描かれた家がたくさん

リンダーホーフ城からは車で約15分ほどの距離なければある小さな町、オーバーアマガウはオーバーアマガウ駅からは歩いて10分ほど場所にあります。そぞろ歩けば、さまざまな建物の壁に描かれたフレスコ画が目に入る美術館のような雰囲気の漂う町です。

中には童話の赤ずきんや、ブレーメンの音楽隊などの一場面が描かれた家もあります。

可愛い木彫りの工芸品も有名

オーバーアマガウの村を歩いていると、よく目にするのが木彫りの工房。オーバーアマガウは別名を木彫り職人の街、とも言われているのです。キリスト教を深く信仰する人が多いため、宗教をテーマにした木彫りの作品が多く見られます。

オーバーアマガウの村は、町全体でキリストの受難劇を10年に一度行う事でも有名なところです。そのため、受難劇にちなんで彫られた木彫りの置物をよく見かけます。

リンダーホーフ城へのアクセス

電車とバスでの行き方

電車とバスで行くのなら、ミュンヘン中央駅から行き先がMurnau行きになっている電車に約1時間ほど乗り、ムルナウ駅からOBERAMMERGAU行きの電車に乗り換えます。その間約40分です。オーバーアマガウ駅からはリンダーホーフ城行きのバスである9622番に乗って約20分あとに終点のリンダーホーフ城で降ります。

停留所からリンダーホーフ城までは、ゆるやかな山道を歩いて5分ほどです。

バスツアーでの行き方

バスツアーで行く場合は、ノイシュバンシュタイン城などの近辺の観光スポットとセットでまわれる1日ツアーのいずれかに申し込むといいでしょう。集合場所は、どのツアーもだいたいミュンヘン中央駅前KARSTADT前バス乗り場となっています。

集合場所でじっと待っていてもガイドからなかなか声がかからないまま、バスの座席が満席になってしまう事もあるので、自分から積極的にガイドの人に声をかけましょう。

住所| Linderhof 12, 82488 Ettal,Germany
営業時間|4月1日〜10月15日 AM9:00-PM6:00、10月16日〜3月31日 AM10:00~PM4:30
定休日|なし(1月1日、12月24・25・31日は休館)
電話|+49 8822 92030
公式サイトはこちら

まとめ

ルートヴィヒ2世による夢の世界の集大成ともいえる、リンダーホーフ城。複数の建築様式を取り入れて室内の装飾や独自の仕掛けなどに贅の限りを尽くしてつくられた、豪華絢爛たるお城です。

至るところに天使の像や絵画が見受けられ、贅沢なだけではなくロマンティックな神話の世界が具現化されています。リンダーホーフ城で夢の世界を堪能してみませんか。