宝積寺は打出と小槌が奉納されているお寺!怖い顔の閻魔様も必見

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生粋の京都人。京都愛が強く、得意エリアももちろん京都。 1人か女同士で出かけることが多く、移動は電車と徒歩がほとんど。趣味のカメラは必需品。コーヒーやスイーツが好きなので、出かけた先でカフェを見つけては、まったりしてます。

あの一寸法師も京都へ向かう途中、ここで修行したんやって!

奈良時代に創建されたという歴史ある寺院が宝積寺です。一寸法師にゆかりのある寺としても知られており、なんと打ち出の小槌が奉納されているのだとか。敷地内にはあの豊臣秀吉が一夜にして建てたといわれる三重塔もあります。見どころ満載の宝積寺。授与品、御朱印などの情報のほか、アクセス方法などについてもチェックしてください。

行基によって奈良時代に創建された寺院

別名宝寺とも呼ばれている寺院で、京都府乙訓郡大山崎町の天王山に鎮座しています。真言宗智山派の寺院であり、大黒天宝寺と呼ばれることも。行基によって開山したといわれている寺で、1582年に勃発した山崎の戦いにおいては羽柴秀吉がここに本陣を置いたのだとか。

仁王門をくぐって参拝開始

京都府登録文化財に指定されている仁王門

京都府登録文化財にも指定されている仁王門。歴史情緒たっぷりの見た目で、厳かな雰囲気があります。門中央には仁王門と書かれた扁額も。宝積寺は山の中腹に立つ寺のため、ここから素晴らしい眺めも見られます。そのまま進まず、一度後ろを振り返ってみましょう。

左右には険しい形相の金剛力士像が

門を守護するかのように佇む那羅延金剛力士と密迹金剛力士。重要文化財に指定されており、鎌倉時代に造られたものといわれています。3mにもおよぶ大きさなので近くで見ると迫力満点。形相も険しいため怖さすら感じてしまいます。

拝観受付をして本堂と閻魔堂へ

本尊・十一面観音像が安置される本堂

境内の参拝は自由にできます。閻魔堂や本堂の拝観は有料なので注意しましょう。拝観したい場合は授与所で拝観券をもらってください。本堂に祀られている本尊は十一面観音像。鎌倉時代に活躍した仏師、法印院範と法橋院雲の作です。本堂は1605年に改築されましたが、その後は大きく手が加えられることもなくもとのままの姿を保っています。

地獄の法廷が再現される閻魔堂

司録坐像や司命坐像、閻魔王坐像、倶生神坐像、闇黒童子坐像などが閻魔堂に祀られています。地獄における法廷を再現しており、閻魔大王以外は記録係や連絡係のようです。怖い顔をした5体の像は見るからに迫力満点。思わず圧倒されてしまいます。

打出と小槌が奉納されている小槌堂

一寸法師もここで修行をしたとか

本堂に隣接する形で位置するお堂は小槌堂。聖武天皇の夢に龍神が登場し、そこで打ち出と小槌を授かったのだとか。それをここに奉納しています。宝寺という別名が誕生したのはこうした経緯があるからだそうです。打ち出の小槌で思い浮かぶのは一寸法師ですが、まさにここで修業をしていたといわれています。

打出と小槌を使った祈祷

打ち出と小槌を振れば幸せが舞い込むといわれています。七福神の一人である大黒天の持ち物なのだとか。ここでは大黒天神祈祷をしてもらえますが、事前の予約が必要です。商売繫盛や金運招福などのご利益が期待できる大黒天なので、金運をアップしたい方、事業を行っている方などは祈祷してもらってはいかがでしょうか。

祈祷では福財布と呼ばれる黄色をした財布を渡されます。小槌堂に入り、打ち出と小槌で3回ずつ加持してもらえます。健康や知恵、財産を表わす銀杏が福財布の中には入っており、祈祷が終わったあとは振り返らず帰宅し、そこに通帳やお金を入れておけば金運がアップするといわれています。

秀吉の足跡がここに

秀吉が一晩で建てた一夜之塔

羽柴秀吉が山崎の合戦に勝利したとき、その記念として三重塔を建てたと伝わっています。築城名人でもあった秀吉は、なんと一夜にして塔を建てたのだとか。それゆえに、一夜之塔という異名もあります。ここに秀吉が本陣を置いていた証ともいえるでしょう。

本堂前には秀吉が座った石も

本堂の前の看板には出世石の文字が。看板の下には石がありますが、この石には羽柴秀吉が座ったといわれています。ここに座って天下を治めることを考えていたのだとか。この石に祈願することで、秀吉のように出世できるかもしれません。

授与品は閻魔様や打出と小槌がモチーフに

授与所には、宝積寺ならではのおみくじやお守りなどを販売しています。大黒様や閻魔様、打ち出と小槌のおみくじなどがあります。紐をひくと中に入ったおみくじが出てくる仕組み。いろいろなお守りもあるので、ぜひチェックしてみましょう。

宝積寺の御朱印は3種類

3種類の御朱印を用意しており、十一面観音や閻魔大王、龍神傳来の御朱印をいただけます。それぞれ書体や印も異なるので、事前にいただくものを決めておきましょう。御朱印帳へ書いてもらうには寺務所にいって受付をしてください。

天王山登頂に挑戦するのも良いかも

お寺がある天王山は山崎の合戦の舞台になった場所。本能寺で主君織田信長を討った明智光秀を、中国地方から大返ししてきた羽柴秀吉が打ち取りました。現在ではハイキングコースとなっており、行楽シーズンには多くの方が足を運んでいます。JR山崎駅から山頂まで行けば、約60分ほどで到着できます。

ハイキングコースの途中には展望台も。晴れた日だとあべのハルカスの姿が見えることもあります。宝積寺や山崎駅前の西田本店では、登頂した記念として天王山登頂証明書がいただけます。参拝に訪れた際にはぜひ天王山にも登ってみましょう。

宝積寺へのアクセス

電車・バスでの行き方

JR京都線山崎駅が最寄りとなり、駅から徒歩約10分ほどで到着します。また、阪急京都線の大山崎駅からだと徒歩約15分の道のり。阪急バス、京阪バスのJR山崎停留所からは約10分で到着します。急勾配の坂道を10分ほど歩くため、なるべく歩きやすい靴を履いておきましょう。

車での行き方

境内には30台まで収容可能な無料の駐車場があります。仁王門左側に車両用の道があるので、そこから境内に入ってください。名神高速道路、もしくは京慈バイパスの大山崎ICから約10分ほどの道のりです。

住所|〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原1番地
営業時間|AM9:00-PM4:00
定休日|なし
電話|075-956-0047
公式サイトはこちら

まとめ

金運アップや商売繫盛のご利益が期待できるので、気になった方はぜひ参拝に訪れてみましょう。厳かで歴史情緒あふれる本堂や仁王門は、一見する価値があります。また、豊臣秀吉が一夜で建てたという三重塔も見どころの一つ。歴史ファンにもおすすめしたいスポットです。