300年以上前からパリを見守ってきたオデオン座

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トラベルパートナー: Naoko

東京出身、ロンドン在住。ヨーロッパを中心に見どころをお伝えします。電車でのひとり旅が好きです。

フランス革命以前からある国立劇場オデオン座で芸術の都パリを体感しよう!

パリといえば世界的に有名な芸術の都。そんなパリにある国立劇場がオデオン座です。非常に長い歴史を持つ劇場であり、古くから街と人々を見守り続けてきた劇場。ここでは、オデオン座の魅力や見どころ、アクセスの方法などについてまとめてみました。

芸術の都 パリにある国立劇場「オデオン座」

芸術の都パリにはいくつもの劇場がありますが、その中で特に高い知名度を誇るのがオデオン座です。1782年に開業した長い歴史を持つ劇場で、今でも現代作品を中心とした舞台を上演しています。フランス語の劇が基本ですが、英語字幕のつく作品が上演されることも。

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長い歴史の歩みを持つこの建物には、白い大理石を惜しげもなくあしらった美しい回廊があります。フランス革命時には革命グループによって占拠されたり、第二次世界大戦ではドイツ軍に占領されたりとさまざまなできごとがあった回廊。

オデオン座でがんばって観劇してみる

作品によっては英語字幕がつくこともありますが、ほとんどの作品はフランス語で上映しています。そのため、フランス語がほとんど分からない方だとあまり楽しめないかもしれません。ただ、実際に観劇してみると演者の迫力ある演技に圧倒され、非日常な体験ができます。公式サイトでチケットを事前購入できるので、ぜひ迫力ある生の劇を楽しんでください。

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Magnifique

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ストレートプレイだけではなく、音楽の演奏が行われることも。舞台だと眠くなってしまう、という方は音楽公演のときがねらい目かもしれません。ワークショップが開催されることもあるので、興味がある方は足を運んでみましょう。催しもののスケジュールを掲載したパンフレットが3ヶ月スパンで発行されているので、それで確認することをおすすめします。

オデオン座の内部も魅力 美しさに圧倒される

一歩足を踏み入れれば、その見事な造りに圧倒されること間違いありません。柱から床、天井にいたるまで美しい装飾が施されています。たくさんの飾りで埋め尽くされていますが、ごちゃごちゃせず上品に収まっているのが印象的。

天井ばかりに目がいきがちですが、床にも注目してみましょう。床にはタイルを使ったモザイク画が施工されているので、ぜひチェックしてください。白と黒のシックな階段など、フォトジェニックなポイントもいたるところに。大理石を使った壁にも注目です。

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ハイライトとなるのはホールの天井です。舞台にちなんだ絵画を描いており、圧倒的な存在感を示しています。シャガールの絵を天井に描いているオペラ座を思い出しますが、こちらはアンドレ・マッソン作です。シャンデリアとのコラボも見事の一言。

1階からだとよく分からないかもしれませんが、センターに位置するシャンデリアは花の集合体となっています。写真に収めるのは難しいですが、目を凝らしてよく見てみましょう。見どころはほかにもたくさんあるので、観劇する前に豪華なホールの様子を目に焼き付けてください。

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歴史ある劇場ということでドレスコードが気になるところですが、基本的にはあまり気にすることはありません。服がボロボロで足元はビーチサンダル、といった極端に浮く恰好でなければ問題ないでしょう。ただ、劇場内はとても豪華な造りなので、場の雰囲気に合わせたコーディネートを心がけたほうがよいかもしれません。

オデオン座の前で楽しむパリの夕べ

テラスもたくさん設置された広場が劇場の前に広がっています。パリっ子が思い思いの時間を過ごしているので、混ざってパリっ子の気分を味わうのもよいでしょう。夏のパリは日が落ちるのもかなり遅く、21時くらいに日が落ち始めます。19時くらいに訪れると気持ちがいいですよ。

観劇ついでにオデオン座内にあるカフェがおすすめ

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劇場内にはカフェもあるので、小腹が空いたときには利用してみましょう。上演の90分前から営業しているため、お腹を満足させてから観劇するのもおすすめ。アルコール類のメニューもありますが、飲みすぎると寝てしまうかもしれないので注意が必要です。

終演後に気をつけたいこと(夜のオデオン座)

夜に終演するため、ホテルへ帰るまでは気を抜かないようにしましょう。オデオン座の周辺は治安は悪くありませんが、やはり海外なので気を付けるにこしたことはありません。ただ、基本的には18-19-20区にさえ足を踏み入れなければ大丈夫です。

オデオン座の分館Ateliers Berthier

オデオン座には分館もあります。個性的な劇がAteliers Berthierで繰り広げられているので、興味がある方はこちらにも足を運んでみましょう。19世紀の終わりごろに開業したといわれており、本館と同じく長い歴史があります。パリのオペラ座を建築したシャルル・ガルニエが建物のデザインを手掛けているのも特徴。メトロ13号線、ポルト・デ・クリシー駅から徒歩約5分でアクセスできます。

住所| 1 Rue André-Suarès, 75017 Paris
営業時間|公演によって異なる
定休日|公演によって異なる
電話|01 44 85 40 40
公式サイトはこちら

オデオン座の目と鼻の先 リュクサンブール庭園

緑がキレイなリュクサンブール庭園が劇場の南側に広がっています。四季折々の草花の姿を見ることができ、無料で入れます。オデオン座からすぐのところなので、公演が始まるまでのんびり散策するのもよいでしょう。

庭園では四季折々の自然を楽しめますが、いたるところに設置されている彫刻も見どころの一つです。西側にある女神像はNYにある自由の女神の元祖といわれているので、ぜひ見ておきたいところ。ひっそりと静かに佇んでいるので、見逃さないようにしてください。記念に写真を撮ることも忘れずに。

住所| 75006 Paris, France
営業時間|季節によって異なる
定休日|なし
電話|+33 1 42 34 20 00
公式サイトはこちら

オデオン座へのアクセス

オデオン座へ行くには、メトロ4号線や10号線の利用が便利です。劇場の最寄りとなるのはオデオン駅で、駅から徒歩約5分でアクセスできます。

住所| Place de l'Odéon, 75006 Paris, France
営業時間|公演によって異なる
定休日|公演によって異なる
電話|+33 1 44 85 40 40
公式サイトはこちら

まとめ

長きにわたってパリの街と人々を見守ってきたオデオン座。美しくも歴史情緒が感じられる建物は、そこにいるだけで価値があるように思えてくるでしょう。劇場内はとても豪華なので、公演だけでなく建物内の探索も楽しめます。パリにはいくつもの劇場がありますが、さまざまな魅力が感じられるオデオン座にもぜひ足を向けてみませんか。きっと、行ってよかったと思えるスポットです。