フランス大統領官邸エリゼ宮は中世の空気感じる偉人の宮殿!

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トラベルパートナー: Yuma

はじめまして。Yumaです。海外旅行が好きで、ヨーロッパや東南アジアなどを巡って絶品グルメを探しています。インスタグラムもやっているので、思い出に残るポイント探しも得意です。

ナポレオンの時代から続くフランスの歴史を楽しもう

パリの中心地にあるエリゼ宮は、フランス大統領の官邸。過去には、ポンパドール夫人やナポレオンの皇后、ジョゼフィーヌが暮らしたこともある歴史的な宮殿です。フランスの歴史を300年見守ってきたエリゼ宮の魅力をご紹介します。

エリゼの意味はギリシャ神話から

ギリシャ神話の極楽浄土

エリゼ宮の名前になっているフランス語のエリーゼは、ギリシャ語のエリュシオンが語源。エリュシオンは、ギリシャ神話に登場する死後の楽園のこと。

エリュシオンに入る事ができるのは、神々に愛された英雄のように、少数の選ばれた人間の魂だけとされています。そのことから、優秀で指導的な人間を指す言葉エリートの語源にもなっています。

シャンゼリゼ通りも同じ由来

世界一美しい通りと言われるシャンゼリゼ通りは、フランスの代表的な観光名所の一つ。そのシャンゼリゼの名前の由来も、実はエリゼ宮と同じとされています。

ギリシャ神話を題材としたオペラが好まれるなど、ギリシャ好きと言われるフランス人。そのギリシャ好きが高じての命名なのかもしれませんね。

フランスと辿ったエリゼ宮の歴史

個人邸宅として建設された

現在は大統領官邸であるエリゼ宮ですが、建築当初は個人の邸宅でした。1718年に、エバリュー領を治めていたルイ伯爵のために建てられました。

ルイ伯爵の死後は、フランス王ルイ15世の手に。公妾のポンパドール夫人のために買い取り、改装が加えられていきました。現在では、個人邸宅だった頃の面影はあまり残っていません。

ナポレオンとエリゼ宮

1808年には、フランス皇帝だったナポレオンもエリゼ宮を購入。皇后ジョゼフィーヌの住居としました。ナポレオンが2度目の退位書に署名したのも、エリゼ宮でした。

甥のナポレオン3世はエリゼ宮に愛人を住まわせ、密会のために秘密のトンネルを掘った逸話も。この秘密のトンネルは、第16代フランス大統領ヴァンサン・オリオールによって埋められたため、現在では見る事ができません。

パリにあるとは思えない静謐な外観

伝統衣装をまとった衛兵

現在のエリゼ宮はフランス大統領官邸として使用されていて、警備はもちろん厳重。ギリシャの伝統衣装フスタネーラを着た衛兵が、正門を守っています。

宮殿内部や庭園は、特定の公開日以外は非公開。ただ、柵の間から庭園を見る事はできます。見どころの一つである衛兵交代も見られるので、公開日以外でも立ち寄ってみるのもおすすめです。

美しい英国式庭園

エリゼ宮の庭園は、フランスの宮殿としては珍しい英国式。左右対称で幾何学的なフランス庭園とは違い、緩やかな曲線美に彩られた美しい庭園を堪能できます。パリの中心地にいる事を忘れてしまいそうな、自然豊かな庭園です。

門にも特徴がある

庭園で忘れずに注目したい場所が、庭園裏側にある華やかな門。画像でもわかるように、門の上部には雄鶏の像が飾られています。

この雄鶏の像は、実はフランスの国民的なシンボル。エリゼ宮を訪れた際には、ぜひご確認を。

豪華絢爛な内観

入るには6時間待ちの大行列

歴史的名所でもあるエリゼ宮ですが、現在の役割は大統領官邸。そのため一般公開は、9月の欧州文化遺産の日のみに限定されています。

この日は海外からの観光客だけでなく、地元のフランス人も大勢押しかけ大盛況となります。長時間行列に並ぶ覚悟が必要で、入場まで6時間待ちになる事も。開門時間よりも、2時間ほど早く行く事をおすすめします。

エリゼ宮の食卓「晩餐の間」

エリゼ宮と聞いて、真っ先に食卓を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。晩餐会の食卓に出されるワインや料理で、相手国の要人が格付けされているとの逸話は有名です。

フランスにとって無視できない相手であれば、より豪華な料理に。政治的な思惑が絡み合う豪華絢爛な食卓外交に思いを馳せてみるのも楽しいですね。

クリスタルのシャンデリア

エリゼ宮の内部では、クリスタル製の美しいシャンデリアが数多くみられます。普段の生活ではなかなか接する機会のない豪華絢爛な光景で、非日常の気分に浸れる事間違いなし。

思わず感覚が麻痺してしまいそうなほど、いたるところに豪奢なシャンデリアが飾られています。

各部屋の由来を知ろう

エリゼ宮の内部には、有名な部屋がたくさんあります。画像の部屋は、国家元首クラスの来賓と大統領が対面するポンパドールの間。ポンパドール夫人が来客用のサロンとして使っていた事が、部屋の由来です。

他にも、大統領がメディア対応をする肖像画の間も有名。それぞれ説明はあるものの、事前に調べてから見学した方がより楽しめます。

エリゼ宮の周辺グルメ

エリゼ宮に納められているパン

パリでは毎年、最も美味しいバゲットを決めるパリ・バゲットコンクールが開催されます。このコンクールの優勝者には、エリゼ宮に1年間パンを納品できるという名誉が与えられます。

焼き色が濃く外側がカリカリとした、本場フランスのバケットをぜひ味わってみてください。

小さなビストロで舌鼓を打つ

パリでは、小さなビストロ(気軽に利用できるカジュアルな小料理屋)に入ってみるのもおすすめ。その際にぜひ注文したいのが、フランス人にとっての国民食、ステーク・フリット(牛ステーキとポテトの付け合わせ)。カフェやレストランの定番メニューです。ただし、フランスの一人前は日本の約1.5人前。少食な方はご注意を。

ビストロの多くは、ランチの事前予約はできません。エリゼ宮の見学前に、入りたいお店を決めておくと安心です。

初の公式グッズを発売

マクロン大統領が公式グッズを発売

エリゼ宮では、2018年から公式グッズの販売を開始。観光客だけでなく、フランス国民にも人気を博しています。グッズはオンラインショップでも購入可能。

グッズの売り上げは、エリゼ宮の修復費に充てられます。旅の思い出にもなり、同時に国宝の修繕にも貢献。これなら気持ちよく買い物ができそうですね。

フランス色のマカロン

エリゼ宮のお土産として注目を集めているのが、カラフルなマカロン。青・白・赤というフランス国旗と同じ色のマカロンです。

お菓子としては少々鮮やかすぎる色彩ですが、食べれば美味しいマカロンなのでご安心を。

エリゼ宮へのアクセス

電車でのアクセス

エリゼ宮へは、地下鉄9、13号線ミロメニル(Miromesnil)駅で下車、徒歩5分。または、地下鉄1,、3号線シャンゼリゼ=クレマンソー(Champs-Élysées Clemenceau)駅で下車、徒歩7分です。

バスでのアクセス

バス52番線のボーヴォ(Beauvau)駅で下車、徒歩1分です。

住所|〒75008 55 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris, フランス
営業時間|AM8:00-20:00
定休日|なし
電話|+33 1 42 92 81 00
公式サイトはこちら

まとめ

エリゼ宮は観光都市パリの中でも、今もフランス政治の中枢部である特別な場所。一般公開日にパリにいる幸運な方は、ぜひ年に一度の特別なエリゼ観光を体験してください。貴重な経験ができる事間違いなし。もちろん、トリコロール満載のエリゼ宮土産もお忘れなく。