ベニスビーチの遊び方を解説。現代ストリートカルチャーの聖地を楽しもう

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トラベルパートナー: Yutaka

愛知県出身。数年に渡り放浪したヨーロッパや中近東、アジアやアフリカをメインに記事を書く予定です。一人で気の向くまま、日程も組まずに旅をするのが好きです。

アメリカ西海岸で最先端を行くヤングジェネレーションの街

現代ストリートカルチャーの聖地、ベニスビーチ。イタリアのベネチアをモデルにして開発されたこのエリアは、アメリカのカリフォルニア州にあります。昔は治安が良くなかったこの場所が、なぜ今観光客に人気なのか。ベニスビーチの基本情報から楽しむポイントまで詳しくご紹介します。

カリフォルニアの青い空の下で感じる若い息吹

再開発を行うと新しい住民が増えるため、家賃が高騰する傾向にあります。従来住んでいた住民が別の場所に流出しやすくなり、その結果、街のカラーががらりと変わる事があります。さらに、新しい文化が生まれやすくなるので、時代の最先端を行く街になったりする事もあるのです。そのため近年、世界の大都市では再開発が行われ、それまであまり日が当たらなかった場所が生まれ変わっているというケースが多くあります。今回紹介するベニスビーチもそんな街の1つです。

新旧の建物が入り混じる街並み

高級住宅地として有名なサンタモニカとマリーナ・デル・レイの間に位置しているベニスビーチ。そのメインストリートには、比較的新しい建物が多く存在しています。

ここは1950年代までカリフォルニア州が開発をほとんど行わなかったため、スラム化が進行しました。しかし、現在ではそのあとに幾度となく行われた再開発によって、明るい雰囲気に生まれ変わっています。メインストリートの建物を見れば、開発が繰り返された様子を伺い知る事ができるでしょう。

イタリアにあるあの町の運河がモデル

ベニスビーチはその名の通り、イタリアのベネチアをイメージして開発されたエリアで、街にはベニス運河と呼ばれる人工の運河があります。見るからに人工の運河だとわかりますが、造形の美学を感じさせる独特の美しさがあります。

また、ベニスビーチは他の観光地よりも比較的地元の人々の割合が多い場所です。そのため、現在のロサンゼルスの様子をより身近に感じる事ができるでしょう。

街のあちこちにあるストリートアートを堪能

写真にあるのは、ザ・ドアーズのメンバーであるジム・モリソンの絵です。ベニスビーチの街中は、このような肖像画をはじめ、壁に描かれたアートで作品で溢れかえっています。

そのスタイルは、ヒップホップ調のグラフティーから壁一面に描かれた本格的でコンセプチュアルな絵画、ちょっとした小さな絵までさまざま。ボヘミアンやネオ・ビートニク等のヒッピー文化と結びつきがある、個性豊かなストリートアートを鑑賞できます。

海岸沿いにはビーチを描いた大スケールの絵も

ストリートアートの中には、この街らしさを感じさせる爽やかな作品が数多くあります。それらの作品からは、隣接するサンタモニカのいかにも高級リゾート地のような街並みやビーチとは異なる、若い世代を主流とした新しいカルチャーが感じられます。

もちろんベニスビーチには富裕層も住んでいます。しかし、一時スラム化していた時期があったせいか、作品からは異なる文化の息遣いが感じられる、生まれ変わった街という印象を受けるでしょう。

1920年代の街を描いた傑作も

写真の絵は、ベニスビーチが始まり隆盛を誇った時代を描いています。ここはもともと「ベニス・オブ・アメリカ」という名称で、リゾート地開発が行われていた場所。サンタモニカの開発に手詰まりがあり、その後浮き沈みのある時期を経て、現在の形に発展したのです。昔は治安が悪い時代もありましたが、今や流行の最先端を行く街として西海岸のストリートカルチャーを体現する姿に変貌を遂げています。

街中にはアートな建物も

写真は、あの有名なグーグル社が入居している事で知られている建物です。ここは元々、2001年にとある広告会社の本社として建てられたもの。双眼鏡の形が特徴的な、ポストモダン建築のビルディングです。グーグル社が隣にある2つのビルとともにここを借り上げたのは2011年。以来、この場所のアイコン的なその風貌と、世界的な新興企業として知られるグーグル社のイメージによる相乗効果で、この道を通る人々の目を楽しませているのです。

住所| 340 Main St, Venice, CA 90291
営業時間|24 時間営業
定休日|無休
電話|なし
公式サイト|なし

多くの店が立ち並ぶオーシャン・フロント・ウォーク

ベニス・ビーチ沿いにあるオーシャン・フロント・ウォークは、この街のメインストリート。レストランやカフェをはじめ、土産物を販売する店舗等が軒を連ねています。パフォーマーやストリートミュージシャンの姿も多く、リベラルな雰囲気が感じられる場所です。

この道沿いには、マッスルビーチと呼ばれる場所もあります。ここは、ボディービル発祥の地としても知られており、筋肉トレーニングに励む人々の聖地となっているのです。

レンタルショップも数多く

自分流に自由気ままな遊びができるのが、ベニスビーチの醍醐味です。そんな楽しみ方を後押ししてくれるかのように、海岸沿いにレンタルショップが数多く営業。サーフボードやスケートボードなど豊富な品揃えから選んで、道具を借りる事ができます。ビーチ沿いにはサイクリングロードもあるので、自転車を借りて走るのも良いでしょう。この街の景色を存分に楽しめます。

砂浜にある巨大なスケートパーク

ベニスビーチの砂浜には、巨大なスケートパークがあります。ここは、世界中のスケートボーダーの聖地とも言われる場所。上空から見ると、その巨大さがよく分かります。

実はこういった施設は、この街の税金で建設されています。アメリカ人の個性を大切にするという姿勢に繋がっているのでは、と考えさせられますね。実際にここでは笑顔でスケートを楽しむ子供の姿も多く見受けられ、次世代に文化を受け継ぐ微笑ましい姿を見る事もできます。

現在活躍する多くの有名スケーターを輩出

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スケートパークは、地元のスケーターやギャラリーの人々でいつも活気があります。また、世界大会の舞台として数多く利用されてきた場所でもあるのです。そんなスケートパークでは、スケート上級者はもちろん、初心者や子供達までが時には教え合い、時には競い合いながらスケートを楽しんでいるのが特徴。ただし、チームごとの縄張りがあるので旅行者は注意が必要。揉め事に巻き込まれないように気をつけながら楽しみましょう。

住所| 1800 Ocean Front Walk, Venice, CA 90291
営業時間|24 時間営業
定休日|無休
電話|+1 310-399-2775
公式サイトはこちら

海岸沿いにはバスケのスリー・オン・スリーのコートも

プロフェッショナルバスケットボールが盛んなアメリカですが、ストリートカルチャーと結びつきがある3人組での対戦試合も人気があります。ここベニスビーチの海岸沿いには、そんなバスケットボールのスリー・オン・スリー用のコートが存在。ここで全米大会が開催される事もあります。この競技はレベルがとても高く、NBAと並んでアメリカで人気があり、実際にプレーヤーとしてこの地で活躍した人物が、有名なNBA選手になった事も。そのため、若い選手がスターになるための登竜門となっている一面があります。

ベニスビーチの砂浜に降りてみよう

昔からゲイカルチャーが盛んな地として知られている西海岸。そのため、ベニスビーチには、レインボーカラーが特徴的なライフガード塔があります。この地ならではのものなので、ここで記念撮影をする観光客も少なくありません。また、浜辺にはトイレとシャワーを完備。海水浴をしたあとに体をさっぱりさせる事ができます。

澄み渡る空の下ビーチに流れるからりとした風

気候が良く、空気がからりと乾燥しているカリフォルニア。海から上がるとすぐ体が乾き、心地よいです。そんなカリフォルニアにあるベニスビーチでは、夏に海水浴を楽しむ人々はもちろん、年間を通してサーファー達が数多くいます。そんな多くの人々が楽しむビーチではありますが、その周辺にはホームレスも多数。自分の荷物の管理はきちんとしておくようにしましょう。

夕暮れも実に絵になる光景

ベニスビーチで海の向こうに夕日が沈もうとする瞬間は、息をのむほどの美しさがあります。その美しい光景は、この地域の気候と相まって、しみじみと自然の豊かさを実感させてくれるでしょう。

また、このビーチの北側からサンタモニカへ向かうあたりは、サーフスポットとして有名。1年を通して多くのサーファーが波乗りを楽しみます。ただし、海で遊べる平均の期間は5〜10月。それ以降の冬場は、海水温が下がり冷たくなってしまうので注意しておきましょう。

ベニスビーチへのアクセス

飛行機でのアクセス

ベニスビーチの最寄りにある空港は、ロサンゼルス国際空港です。飛行機での所要時間は約10時間。デルタ航空やユナイテッド航空の飛行機を利用し、直行便で行く事ができます。

バスでのアクセス

ロサンゼルス国際空港からベニス・ビーチまでは、レンタカーやタクシー、公共バスを利用して行く事ができます。公共バスを利用する場合は、LAXシティー・バス・センターから3番のバスに乗りましょう。そして、リンカーン・ブルーバード/ワシントン・ブルーバードまで行き、そこで乗り換えて、パシフィック・アヴェニュー/サウス・ベニス・ブルーバードで下車します。

住所| 1800 Ocean Front Walk, Venice, CA 90291
営業時間|24 時間営業
定休日|無休
電話|+1 310-396-6794
公式サイトはこちら

まとめ

若者文化が花開くベニスビーチでは、さまざまなストリートアートや建物を見る事ができます。またスケートボードやサーフィンなどを自由に楽しむ事も可能。開放的な雰囲気のこの街で、あなたも自分らしい遊び方を見つけましょう。