フェニーチェ劇場で水の都のエレガントなひとときを!

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トラベルパートナー: Yuki

出身地は青森。得意なエリアはヨーロッパ全般、特にイギリスの津々浦々。 歴史ある古い街が好きで、文学や映画に関わる文化的なスポットの紹介が得意です。徹底的に調べ上げるタイプで、過去に訪れた都市のGoogleマップは数百個のスターでびっしり・・・。「旅行中は美味しいものしか食べない」が信条。一人旅でも楽しめる気軽なカフェから、団体でガッツリいけるローカル食堂まで、世界の穴場グルメを紹介します。

映画のワンシーンみたいな空間はハイセンスな華やかさで満ちてます

イタリアの都・ヴェネツィアにあるフェニーチェ劇場は、オペラの街の中でも中心的な劇場です。煌びやかな場内では、素晴らしい芸術に触れる事ができます。また、劇場周辺では、オペラと共に街並みやグルメなども楽しめる場所もたくさん。それでは、見どころをご紹介していきます。

ヴェネツィアの芸術を体現する 不死鳥の劇場

18世紀当時、最先端の芸術といわれたオペラ。フェニーチェの劇場は、その中心地であったヴェネツィアの中でも、代表的な世界有数の劇場です。イタリア語でフェニックス(不死鳥)を意味するその名にふさわしく、2度にわたる大火災から見事蘇った過去を持っています。オペラの上演をはじめとし、バレエやクラシックコンサートなどの幅広い芸術活動に使用されています。

オペラの歴史と結びつきの深い周辺エリア

古くからオペラの中心地であったヴェネツィアには、18世紀から今へと続く劇場が複数存在します。周囲には現在でも多くの劇場やギャラリーがあり、オペラ全盛期当時の様子を伺う事ができる場所が残っています。最古の劇場の一つであるサン・モイゼ劇場の跡地は、同名の小広場として現存しているのでぜひ見学してみてください。

観光の仕方とタイミング

 フェニーチェ劇場のチケットは、劇場内のオフィスか観光パス ヴェネツィア・ウニカの取扱い店にて購入できます。ヴェネツィア・ウニカの取扱店は、水上バスの停留所や街中のあちらこちらで見かけます。前売りが完売だったとしても当日券の販売が行われる事もあるので、チケットオフィスに直接確認してみましょう。

ガイドツアーを活用しよう

事前にインターネット予約をして当日チケットを受け取る場合は、開始30分前には入場しておきましょう。中では、場内を見学できるガイドツアーもあります。また、アポロニアン・ホールにてアペリティフが楽しめるコースなども用意。ツアーには歌姫マリア・カラスのヴェネツィア時代を紹介している常設展や、季節展が含まれています。

煌びやかな場内で旬の芸術を優雅に楽しむ

エントランスホールは洗練された雰囲気でいっぱい

エントランスホールに進むと、クリスタル・ドロップとビーズで構成された豪華なシャンデリアが出迎えてくれます。見学ツアーで写真撮影をしたい場合は、撮影料金が追加で必要となります。観劇の際、シーズンとプログラムによって適切なドレスコードが必要となってくるので注意が必要です。

ステージと観客席がある大ホールを歩こう

1996年の火災の際に焼け落ちたドームの天井は、オリジナルの素材を一部使用して再建されました。乙女たちは、恩寵や踊り、オーロラの光や音楽を象徴しています。よく見ると楽器を持っている乙女も見られます。美しいシャンデリアは、リバプールの名工によって手がけられた金銅のオリジナルを忠実に再現したものです。

豪華なロイヤル・ボックスはプライベートシートとなっており、エントランスも別に分かれたVIP仕様です。シャンデリアの灯や、場内の豪華な装飾を最大限に引き出せるよう、壁は大きな鏡だらけです。当初は平等主義に基づき、174席の全てのボックス席が同じ形に作られていました。

こちらは、映画監督ルキノ・ヴィスコンティの映画、夏の嵐の舞台に使用された場所です。オープニングはヴェルディのオペラ、イル・トロヴァトーレの観劇シーンから始まります。観客席の最上階には平民が、ボックス席には貴族と将校たちの姿が見られ、身分別になった席の様子が描かれます。

こだわりの技術が支えるバックステージ

モーツァルトのオペラであるドン・ジョヴァンニの舞台装置は、家や階段を丸ごと動かす大掛かりなものです。こちらは貴族たちの資金提供によって、建設当時から立派な機械仕掛けが備えられていました。過去に上演されてきた有名オペラの舞台装置は、劇場内にて小型に模型化され展示されている事もあります。

日中に寄りたい とっておきの劇場周辺スポット

ヴェネツィアの優雅なひとときをお手頃に楽しもう

劇場に向かう前にまず、古い路地や運河を巡りヴェネツィアの街の歴史を探索してみましょう。食堂では11時になるとアルコールを提供し始めるので、昼から気軽に飲み歩きが楽しめます。ただ、劇場周辺は特に値段も高く味もイマイチな観光客向けのお店が多いためご注意を。

カフェ・デル・ドージェ

カフェ・デル・ドージェは、リアルト橋にほど近い路地に位置するため、少々見つけにくく観光客が比較的少なめのお店です。フィルターも選べますが、エスプレッソの方がダントツのクオリティといわれています。中でも、エスプレッソにミルクとチョコを加えたマロッキーノがこのお店の一押しメニューです。

住所| Venezia Rialto, Calle dei Cinque, San Polo
営業時間|AM7:00-PM7:00
定休日|なし
電話|+39 041 522 7787
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アル・ボッテゴン

アル・ボッテゴンは、家族三代で経営している伝統的なスタイルのバーカロです。運河の隣で最高の一杯がいただけます。メニューには、こってりかつサッパリというヴェネツィア風のおつまみが豊富にラインナップ。薄切りラードは特に絶品なのでぜひお試しください。上質なヴィーノ・スフーゾ(量り売りワイン)を、リッターで楽しむ事ができます。

住所| 992 Fondamenta Nani
営業時間|AM8:30-PM8:30
定休日|毎週日曜日
電話|+390415230034
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夕方以降に寄りたい 夜を満喫できる劇場周辺スポット

劇場で過ごす夜の合間にバーカロを訪れよう

ナイトオペラの前や最終の公演が終わったあとには、バーカロと呼ばれる居酒屋にぜひ寄ってください。チケッティというさまざまなおつまみと一緒に、ワインやカンパリが気軽に楽しめます。わざわざ高いレストランで食事をせずとも、夜のヴェネツィアではリーズナブルで美味しいグルメが堪能できるはず。

バーカロ・リゾルト

バーカロ・リゾルトは、有名観光地の近くにありながらも、多忙に働く地元民たちの活気で賑わう交差点にあるバーです。席は限られていますが、回転率が高いので比較的入りやすく、非常に良心的な価格でお酒が楽しめます。チケッティのメインは、なんといっても市場から直送される新鮮な魚介です。常連らしい人にならい、注文してみましょう。

住所| 4700 Campo San Provolo
営業時間|AM8:00-AM1:30
定休日|なし
電話|+393403017047
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エノテカ・マスカレータ

エノテカ・マスカレータは、地元の超有名ソムリエである、マウロ・ロレンツォがオーナーを務めています。有名人ながら、気さくなおじいちゃんといった感じのオーナーです。こちらのお店では、ヴェネト州のワインを扱っています。特にプロセッコは、値段・味ともに文句なしの品揃えといえます。粒ぞろえなチケッティの中、とれたてのオイスター盛合せは特に大人気。白ワインとの相性も抜群です。

住所| 5183 Calle Lunga Santa Maria Formosa
営業時間|PM7:00-AM1:45
定休日|なし
電話|+39 041 523 0744
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フェニーチェ劇場へのアクセス

水上バスでの行き方

水上バス ヴァポレット1番・2番の最寄り停留所からそれぞれ徒歩5分程度のところにあります。リアルト橋とサン・マルコの場合は1・2番、サンタンジェロとサン・サムエルの場合は1番のバスに乗ってください。マルコ・ポーロ国際空港からは、アリラグーナ社のオレンジまたは青の水上バスも出ています。

住所| Campo San Fantin, 1965, 30124 Venice VE
営業時間|AM9:30-PM6:00
定休日|なし
電話|+39 041 786654
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まとめ

フェニーチェ劇場では、素晴らしいオペラが楽しめるとともに、その装飾や歴史など全てにおいて洗練された芸術を味わう事ができます。また、ヴェネツィアの街では本場のオペラを味わうだけでなく、伝統的な料理やお酒なども存分に楽しめます。水の都として発展してきた美しい街を思う存分味わってください。