ドロミーティで常識を超えた大山塊に足を踏み入れよう!

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トラベルパートナー: Yuki

出身地は青森。得意なエリアはヨーロッパ全般、特にイギリスの津々浦々。 歴史ある古い街が好きで、文学や映画に関わる文化的なスポットの紹介が得意です。徹底的に調べ上げるタイプで、過去に訪れた都市のGoogleマップは数百個のスターでびっしり・・・。「旅行中は美味しいものしか食べない」が信条。一人旅でも楽しめる気軽なカフェから、団体でガッツリいけるローカル食堂まで、世界の穴場グルメを紹介します。

針葉樹の大森林にそびえる異形の岩山が異次元の風格で迫る!

イタリアにあるドロミーティは、ユネスコ世界文化遺産にも登録された、白い岩肌が特徴的な山地です。冬になるとウィンタースポーツを楽しむ人や、その他の季節は多くの登山客で賑わっています。それでは、ドロミーティのおすすめの場所や季節などについてご紹介していきましょう。

北イタリアに広がる驚異の大自然はまさに異世界

ドロミーティはアルプスの一部で、北東イタリアに広がる山地です。2009年にユネスコ世界遺産にも登録されました。豊富な白雲石(ドロマイト)のため、白い岩肌が切り立つ山々はまるで異界のような景色です。ここはスキーを始めとしたウィンタースポーツや、トレッキングのメッカとしても世界的に有名です。

観光のタイミングと事前準備について

ハイシーズン・オフシーズンに注意

ドロミーティでは、10〜12月と3〜4月の間はほとんどの施設が閉まっています。オフシーズン直前直後に訪れる際は特に注意してください。観光のハイシーズンといわれているのが、初夏と9月中旬から下旬です。気候・混雑どちらもちょうどよく、おすすめの季節。訪れる際には、GPSデバイスと防寒具を忘れないようにしましょう。言語は、英語よりもイタリア語・ドイツ語の方が通じやすです。

ドロミーティを代表する名山トレ・チーメに挑む

3つの頂上をその目に焼き付けよう

トレ・チーメはイタリア語で、ラヴァレード峠の3つのピーク、という意味を持ちます。ここではまるで異世界のような景色が楽しめます。中央にあるのが標高2,999mを誇る、シーマ・グランデ (大きいピーク)です 。こちらは最初に登頂された山です。シーマ・グランデの北壁は、アルプスの六大北壁と呼ばれており、難関のひとつに数えられるほどとなっています。

東端にはは標高2,857mのシーマ・ピッコラ (小さいピーク)が立っています 。こちらは登頂が最も難しい山といわれています。シーマ・オーヴェスト (西のピーク) は、標高2,973mとなっており、3つを合わせて三姉妹とも呼ばれています。バスの終点でもあるアウロンツォ小屋は、トレッキングの拠点です。ここには世界各国から登山客が訪れ、賑わいをみせています。

その日の空の色で印象が大きく変わる

カディーニ山群から臨む日の出は、絶景の一言です。ここまでは40分ほどのトレッキングでたどり着く事ができます。バスや車の駐車場からもはっきりと山頂が見えるので、続く道を辿って向かいます。霧が出てしまうと簡単に迷ってしまうので要注意です。写真を持参すると周りの人に道を聞きやすく便利です。

聖ヨハン教会は山深くにある小さな聖域

世界中の写真家を魅了するキュートな眺め

聖ヨハン教会は人里離れた山の中にポツンと佇む、かわいらしい教会です。常駐する人はいませんが、内部を見学する事ができます。こちらはドロミーティ西部フネス谷にある、サンタ・マッダレーナ村付近にあります。周辺の町や村からはバスも出ていて、近隣都市ブレッサノーネからだとホテル直通のバスもあり、便利です。

教会は1744年に建てられたといわれており、美しいバロック式の建築です。中ではきれいなドーム天井を見る事ができます。教会のうしろには、ガイスラー山群が臨めます。また、天気が悪い日には一面霧に覆われる事も。冬は非常に雪深いため、4月半ば頃まで雪景色が見られる場合があります。夏になると夏山の緑が特に鮮やかです。

住所| S. Giovanni, 2, Funes
営業時間|なし
定休日|なし
電話|+39 0472 840506
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トレ・チーメへのアクセス抜群 必見のミズリーナ湖

ドロミーティの真珠 ミズリーナ湖をぐるりと散策

ミズリーナ湖はトレ・チーメまでバスで40分ほどの、最も近い拠点の一つです。ここには10軒ほどのホテルが点在しています。海抜1,756mのこの場所で、高い標高に身体を慣らしていくのがおすすめです。この辺りからは、トレ・チーメとソラピス山(標高3,205m)の雄大な姿もばっちりと眺められます。

湖は一周、約2.6kmほどあります。標高に体を慣らすには最適の散歩コースです。最深部は5mほどの深さなので、魚の群れが泳ぐ姿もよく見えます。また、渡り鳥も多くやってきます。湖周辺の空気は極めて澄んでいて、呼吸器疾患患者のための療養所が建てられるほどの美しさです。

クインツ ロカンダ・アル・ラーゴ

湖北側のほとりに建っているホテルの1階は、レストランになっています。バルコニーからは山の景色と湖を一望する事ができます。家族で切り盛りするアットホームなレストランで、窯焼きのできたてピザがおいしいと評判です。ただ、夏の観光シーズンになると大混雑するので注意が必要です。近隣のホテルからも食事客が絶え間なく訪れます。

住所| Via Guide Alpine, 2, Misurina
営業時間|PM12:00-PM2:00/PM6:30-PM9:30
定休日|なし
電話|+39 0435 392220
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人気の中継地点コルティナ・ダンペッツォで泊まろう

3つの山に囲まれた 黄金の盆地は拠点に最適

コルティナ・ダンペッツォは、ヴェネツィアから北へ約2時間ほど行った場所にある小さな町です。大通りからは、山々が間近に見えます。こちらの町は、ドロミーティ観光の優れた拠点としても有名です。アクセスの良さと、宿泊施設が完備された魅力の町となっています。訪れる人にはウィンタースポーツを目的とした客も多く、リゾート地でありながらも素朴な雰囲気が漂う魅力的な町です。

サンブライト

サンブライトは居心地のいいロッジのような建物で、シンプルで洗練されたインテリアが特徴です。地元でとれた新鮮な食材だけを使用したメニューは、季節ごとに変わるため目にも鮮やかです。店内で食べる以外に、持ち帰りやオーダーの受け付けも行い、こだわりぬいたチーズはとろける美味しさなので、ぜひ試してください。

住所| Località Alverà, Cortina d'Ampezzo
営業時間|PM12:00-PM3:00/PM19:30-PM10:00
定休日|毎週水曜日
電話|+39 0436 863882
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アル・パッセット

アル・パッセットは、山小屋風のインテリアがかわいいピッツェリアです。オーナーは元プロボブスレー選手という異色の方です。自家製ソーセージの串盛り合わせや、サラミをたっぷりと使用したピザがおすすめメニューとなっています。北イタリアで食べられているラヴィオリに似たパスタ、カスンチェッリはもちもちの触感が楽しめます。

住所| Via del Castello, 53, Cortina d'Ampezzo
営業時間|PM7:00-PM10:00
定休日|毎週月・火曜日
電話|+39 0436 868102
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草木豊かな湖の村ドッビアーコを訪ねよう

ドッビアーコ湖周辺は穴場の中継地点

海抜1,117mの場所に位置する南チロル地方の村ドッビアーコは、四方を山に囲まれた村です。ドッビアーコ湖は、村の中心地から徒歩30分ほどのところにある、最深部は約3.5mの澄んだ湖です。トレ・チーメや周辺にある各湖へのアクセスも良好なので、昔から知る人ぞ知る避暑地となっています。

湖の周辺は、2時間もあれば一周する事ができます。夏はボートの貸出もあり、水上は大変涼やかです。春と秋になると多種多様な渡り鳥が訪れて、それを目当てに各地からバードウォッチャーたちが観光に訪れます。また、高地にしか咲かないような草花も多く、スペシャリストによるガイドツアーは大変興味深いものです。

ドロミーティへのアクセス

バス・車での行き方

マルコ・ポーロ空港から、コルティナ・ダンペッツォへの直通バスを使うのが最短ルートです。レンタカーを借りる場合はヴェネツィアにて借りましょう。また、交通機関を使う場合はモバイルカードを使用すると便利です。周辺の町や村からは、それぞれトレ・チーメ付近の山小屋行きのバスも日に数本発車しています。

住所| Rocca Pietore BL
営業時間|なし
定休日|なし
電話|なし
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まとめ

ドロミーティは、ウィンタースポーツをはじめ、美しい登山を目的とした観光客が世界中から集まる山地です。名山に挑む人や、美しい湖でバカンスを楽しむ人など楽しみ方もさまざま。物語の中から飛び出したような景色の中、絶品グルメをぜひ味わっていってださい。