世界遺産認定!ヨーロッパの歴史がつまったセゴビアのローマ水道橋

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トラベルパートナー: Naoko

東京出身、ロンドン在住。ヨーロッパを中心に見どころをお伝えします。電車でのひとり旅が好きです。

ケルト人にローマ帝国に中世の交易に セゴビアの歴史は2000年越え

スペインにあるセゴビアには、ローマ帝国が栄えた時代につくられた大きな水道橋があります。世界遺産にも認定されたその壮大な橋は、セメントも使わず石だけを使用した迫力満点のもの。当時のローマ帝国がどれほどの権威を持っていたのかを知る、重要な遺産となっています。

パノラマは圧巻 ローマ水道橋

セゴビアには、ローマ帝国が繁栄していた当時に建てられた水道橋があります。水道橋はこの街のシンボル的存在で、世界遺産にも認定されているものです。この水道橋は1世紀の終わりごろに建てられたとされており、セメントも使用せず石だけを使い、28mもの高さまで作り上げられました。当時、世界中にその権力を拡大していたローマ帝国の力の強さを、改めて認識する事ができる遺産です。また、1985年にはユネスコ世界遺産にも認定されました。

アクセス良好 歴史の街セゴビア

セゴビアの街は、マドリッドの街から新幹線に乗ると約40分程度の場所にあるため、スペイン観光でマドリッドに来た際に、日帰りで行けるおすすめの観光スポットです。また、バスも出ているため、新幹線に乗るよりも安く行く事もできます。こちらの所要時間は約2時間です。いずれの方法でも宿泊する必要がなく、セゴビアの街自体が非常に小さい街なので、日帰りで組み込むには最適のスポットと言われています。

技術力の高さに脱帽 2000年前に建てたと思えない精巧さ

水道橋が人気の理由として、きれいなアーチをセメントも使わないで石だけで作りあげられている点が挙げられます。44のダブルアーチと75ものシングルアーチから成るその壮大な橋は、当時の技術力の象徴です。1000年ごろ、この橋は一度ムーア人によって破壊されてしまいましたが、15世紀になり修復されました。

水道橋に行くベストのタイミングは朝

水道橋は日中になると混み合うため、比較的空いている朝のうちの訪問がおすすめです。10時30分くらいから現地で行動できるように到着しておき、午前中のうちに水道橋と、後述する大聖堂や旧市街の街並みなどを見学。午後にはアルカサルのお城を見学するのがちょうどよいコースといえるでしょう。水道橋は近くでもみても興味深いですが、少し離れた場所から引きで全体像が入るように写真を撮ると、大変迫力があるので人が集まらない時間帯に行動するのがベストです。

ローマ帝国の次は13世紀の貴重な教会

水道橋付近にある、13世紀に造られた教会はみどころのひとつです。ここは当時、スペイン北部の貴族たちが立ち寄った重要なスポットだったといわれています。教会では、すばらしいロマネスクフレスコ画の見学もできます。

セゴビアに来たら訪れたいセゴビア大聖堂

水道橋の見学を終えた後は、旧市街へと戻りセゴビア大聖堂も見ていきましょう。大聖堂はゴシック様式のローマンカトリック大聖堂となっていて、16世紀半ばに建てられたものです。鐘つき塔の高さが90mもある、超豪華で大きな大聖堂です。中へ入ると広大な空間になんとも厳かな雰囲気が漂っています。

セゴビア旧市街はカメラと撮る手が止まらないほどのかわいさ

異国情緒あふれるJudería (Jewish Quarter)

https://www.instagram.com/p/Bygo6nSFEx7/

セゴビアは旧市街も見どころのひとつです。特にJudería (Jewish Quarter)がおすすめのスポットとなっています。この辺りはかつて、ユダヤの人々の子孫たちが暮らしていたエリアでした。今も中世の雰囲気が残り、ペルシャからの子孫たちの情緒が漂う、異国の雰囲気あふれる地区をぜひ歩いてみてください。

でこぼこ屋敷 Casa De Los Picos

旧市街を歩いていていると、ひときわ目を引くのがこのでこぼこの表面のお屋敷です。ここは15世紀、貴族の家として使用されていました。壁には鎧のようなとげとげのコーティングがなされています。現在ではアートスクールとして使用され、一時的に展示会場として公開される事もあります。

ミュージアムになった Iglesia San Juan de los Caballeros

11世紀、ロマネスク教会として使用されたIglesia de San Juan de Los Caballeros。この教会は、街の中でもかなり古い建物の部類に入る貴重なものです。壁の年季の入り方からも、その貴重さをうかがい知る事ができます。現在では美術館として利用されており、館内には絵画が展示されています。

美しさNo.1の広場  Iglesia de San Martín

Iglesia de San Martínは、12世紀のロマネスク建築が今も色濃く残った広場です。広場には大理石の彫刻や、階段があるでそちらで一休みしながら広場の雰囲気を楽しんでみては。また、広場は教会にも面していて、二人の人魚が目印の噴水も特徴的なのでぜひチェックしてください。

セゴビア名物は豚料理 ウマいスペイン飯にありつけ

セゴビアの豚の丸焼きは有名な料理です。とはいえ、丸焼きは少し抵抗がある、という人にも安心して味わえるのが、老舗の超有名レストランRestaurante El Fogón Sefardíです。ここでは、安価でタパスを提供してもらえます。Restaurante El Fogón Sefardíはこの街で古くから続くレストランで、明るいパティオで名物料理を味わえるほか、15世紀から続くダイニングホールでその歴史も感じながら食事をする事もできます。

住所| Calle la Judería Vieja, 17, 40001 Segovia, Spain
営業時間|PM1:30-PM4:30/PM8:30-PM11:30
定休日|なし
電話|+34 921 46 62 50
公式サイトはこちら

セゴビアに来たら絶対行くべき アルカサール城

水道橋から旧市街へと観光してきたら、次はぜひディズニーのおとぎ話のような雰囲気を醸し出す、アルカサール城へ向かいましょう。アルカサール城は小高いところにそびえたち、12世紀頃に建てられたとされています。元はアルフォンソ8世の住居でした。そののちも、度々改築がなされ、13世紀に入るとジョン王2世とヘンリー4世のためのゴシック様式の拡張が行われる事に。最終的に改築が終了したのは16世紀に入ってからだったそうです。

城内には豪勢な部屋や、貴重な展示物が飾られたミュージアムもあるので、ぜひ中に入って楽しんでいってください。また、タワーからは美しいセゴビアの街を一望する事もできます。用意されたオーディオガイドの中には日本語用もあるので、英語が苦手な人でもしっかりと歴史を知る事ができます。

お城のチケットは何種類かありますが、塔に登るだけのチケットが一番安価です。ただ、城内の見学はチケットの元が取れると感じられるほどの十分な内容となっているので、ミュージアムと城内、塔にも登れる全てが含まれたチケットをおすすめします。見学にはガイドツアーもありますが、スペイン語のみとなっているので、英語や日本語しかわからない場合は注意が必要です。

住所| Plaza Reina Victoria Eugenia, s/n, 40003 Segovia, Spain
営業時間|AM10:00-PM7:30
定休日|なし
電話|+34 921 46 07 59
公式サイトはこちら

街を守ってきた城壁La Muralla

セゴビアは典型的な中世の街となっており、周りは城壁でおおわれています。この起源は、11世紀にまでさかのぼるそう。壁沿いを歩いて楽しむ事もできるので、大聖堂やお城、アーチや門、馬屋といった中世の遺物を存分に見学する事ができます。壁沿いをのんびりと歩きながら、セゴビアの街を一望する事ができるちょうどいいスポットとして人気です。

ローマ水道橋へのアクセス

公共機関での行き方

マドリードからセゴビアへ向かいます。高速鉄道AVEを使用した場合は約40分、バスを使用した場合は約2時間ほどです。電車の場合、セゴビア駅からは徒歩30分強と、かなりの距離があります。バスの場合は、バスターミナルから徒歩5分なので、どちらが向いているか合わせて計画しましょう。

住所| Plaza del Azoguejo, 1, 40001 Segovia, Spain
営業時間|24時間営業
定休日|なし
電話|+34 921 46 67 20
公式サイトはこちら

まとめ

セゴビアには、世界的に有名なローマ帝国時代の水道橋があります。現在のような建築技術がない中で、これほどまでの建築ができた事にローマ帝国の繁栄が伺えます。スペインの都市であるマドリッドからのアクセスもいいので、観光客からも人気の街です。スペインを訪れた際には、当時の壮大な遺産を見に、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。