松本市時計博物館は日本最大級の振子型時計が目を惹く博物館!

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トラベルパートナー: Momo

出身地は長野県。得意なエリアは長野県の中南信です。趣味はショッピングをしたり、美味しいグルメを堪能したり、絶景を観に行く事。愛車に乗り、カメラを片手によくお出かけしています。旅行も好きなので、たまに県外に出没する事も。

見た事のない時計がいっぱいだもんで見応えあるよ~!

長野県松本市にある松本時計博物館は、駅前にある大きな振り子時計が目印の博物館です。日本のみならず世界の貴重な時計コレクションや、古代から続く時計の歴史がわかる品々など、時計ファン必見のスポット。

振子型時計がインパクト大 市街地に佇む松本市時計博物館

女鳥羽川沿いで静かな空間

松本市時計博物館は、平成14年(2002年)に松本市の女鳥羽川沿いに開館しました。外観は日本最大級の振子型時計をシンボルとしており、外から建物を見上げてみると、ガラス張りの部分には大な振り子が揺れ、かなりのインパクトがあります。JR松本駅から徒歩圏内のため、中町通りやなわて通り、四柱神社と一緒に周りやすい場所にあります。

貴重なコレクションの数々

博物館は1階と2階の常設展示室と、企画展に使用される3階の企画展示室が見学できます。常設展示室には約110点のコレクションが所蔵されています。これらはもともと、古時計研究者で技術者だった本田親蔵氏が生涯かけて収集したものでした。そののち、和洋合わせた貴重な古時計コレクションたちは、市に寄贈され展示されるようになりました。現在でも、全国でも有数の古時計のコレクションを誇る博物館といわれており、今でもその殆どの時計がきちんと動いているというところも必見です。

古代~未来の時がテーマ 松本市時計博物館の1階常設展示室

最古の時計がわかる空間

1階は古代・現代・未来の時をテーマにした展示がされています。古代・エジプトで発明されたという日の出から日没までを示した日時計は、世界で最も古いの時計といわれるもの。古代にも、現在のストップウォッチの様な短時間を計る時計もあったそうですが、最初に発明されたのは、水時計だったといいます。

中世から近代の時計がわかる

こちらのスペースでは、中世から近代の時についてをわかりやすく展示してあります。オランダの初期の機械時計やアメリカの目覚付掛時計のほかに、ドイツの月齢付置時計やフランスの枕時計といったものに加え、イギリスの懐中時計やスイスの腕時計などがラインナップ。世界各地の時計が目白押しです。19世紀や20世紀の時計はアンティークなものとなっており、どれも大変素敵です。

時の井戸も見応えあり

こちらの写真は、現代・未来の時のスペースです。映像とともに説明された時の井戸は、解説がわかりやすいのでぜひ見学していってください。400日巻置時計やマリン・クロノメーターといった、高精度な時計も観ることができます。

和時計も多数展示 松本市時計博物館2階にある常設展示室

時代ごとに展示

1階から階段を上がっていくと、2階は和時計と洋時計の常設展示室となっています。こちらは和時計のスペースです。写真は不定時法と時計です。機械時計が伝えられた当時の日本では、昼夜それぞれ6刻に分けて時刻を表していました。指針の進むスピードを昼夜自動に変えることができる二挺天符の時計や、文字盤を調整する割駒式文字盤など、不定時法に合わせた工夫を行っている時計など興味深いものが並びます。

ローリングボールクロックに圧倒される

寄贈者の本田氏が製作したのが、このローリングボールクロックです。板の端から端までを15秒かけてボールが転がっていき、端まで到達すると板の傾きが変わってボールが道を戻っていく仕組みです。その動きは、ゼンマイが切れるまで繰り返されていきます。当時はこの時計のモデルがなかったため、本多氏は古文献を漁りながら、なんと2年の歳月を費やして製作したといいます。

レトロな懐中時計

懐中用の和時計が並ぶコーナーです。江戸中期から末期のもので、レトロ感のあるものでした。印籠の中に時計を仕込んだ印籠時計や、西洋の懐中時計を不定時法に合わせたという分厚い饅頭時計など、どれも見応えがある品が並びます。その多くはゼンマイ動力の西洋の懐中時計を、1日1回転に改造し割駒式文字盤を施したものとなっています。

庶民に流通した尺時計も

枕時計や尺時計は、木箱に割駒式の文字盤が付けられています。動力用の錘に付けられてる指針が時刻を示すという仕組みだった尺時計は、安価だったこともあり庶民にも流通したそうです。枕時計はゼンマイを動力とした精巧さと真鍮で装飾されている置時計で、別名・大名時計とも呼ばれた華やかなものでした。

さまざまな洋時計も展示 博物館2階にある常設展示室

珍しい逆さ時計は必見

写真は、理髪店で使用されていた理髪店用さかさ時計と、フランスで作られたエジプト美術置時計です。懐かしい振子時計や観たことのないような時計までもが、時代ごと幅広く展示されているので、普段時計に触れることがない人でも楽しめます。また、時計好きな方でも驚くようなさまざまな古時計もあるので、ぜひ見学してください。

アンティークな置時計は見応えあり

18世紀のイギリスの時計、グランドファザー・クロック。カチカチと音が鳴り響き、時を刻むのはかけがえのない時間なのだということを思わず考えさせられます。古い時計が立ち並ぶ中で静かなひと時を過ごしたことで、時間を大事に生きようと思える空間が広がります。

ミニコンサートも 松本市時計博物館の蓄音機とSPレコード

SPレコードの音色が聴ける

館内には、時計と関連の深い蓄音機とSPレコードが飾られたスペースがあります。土日祝日になると、SPレコードのミニコンサートがおこなわれ、盛り上がりをみせます。大正時代のラッパ型蓄音機や、携帯用の蓄音機も展示されており、子供から大人まで楽しめるコーナーです。

ここにはソファや椅子が設置されているので、座りながらゆっくりとそのメロディを堪能することができます。珍しい木製の蓄音機や20世紀のレトロなレコードケースも展示されているので、音楽好きな方にもおすすめのコーナーです。館内は車椅子の方も入ることができるので、体が不自由な方にも過ごしやすい仕様となっています。

博物館のお土産に 松本市時計博物館のミュージアムショップ

オリジナルグッズも

1階にはミュージアムショップが併設されています。店内ではオリジナル時計やエコバッグといったグッズも販売。インフォメーションカウンターに問合わせると、無料で自転車がレンタルできるサービスもあるので、他の場所も観光したいという際はご利用ください。松本市ではこちらの施設以外にも、市内のMパークや市営駐車場等で自転車のレンタルが可能です。

松本市時計博物館へのアクセス

車での行き方

新宿から長野道松本インターまでは最短3時間10分です。また、名古屋から長野道松本インターまでは最短3時間となっています。そののち、長野道松本インターからは車で約10分の場所です。本町駐車場という有料駐車場が、女鳥羽川沿いの博物館横にあるのでご利用ください。

電車での行き方

JR新宿駅からJR松本駅までは最短2時間25分、JR名古屋駅からJR松本駅までは最短2時間10分で到着します。そののち、JR松本駅からは約10分の場所にあります。

住所|〒390-0811 長野県松本市中央1丁目21-15
営業時間|AM9:30~PM5:00(入館は~PM4:30)
定休日|月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日)
電話|0263-36-0969
公式サイトはこちら

まとめ

国内・国外の貴重な時計を集めた松本市時計博物館。場所も時代もさまざまな時計が、いまもなお動き続け時を刻む姿が見られる貴重な場です。今では使われていないような時計や、当時の仕組みなども理解できるので、時計の新たな魅力にも出会えます。職人たちのこだわりの品々をぜひ楽しんでいってください。