さわらびの道は宇治の観光スポットを結ぶ道 紅葉や新緑が綺麗

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トラベルパートナー: Erica

生粋の京都人。京都愛が強く、得意エリアももちろん京都。 1人か女同士で出かけることが多く、移動は電車と徒歩がほとんど。趣味のカメラは必需品。コーヒーやスイーツが好きなので、出かけた先でカフェを見つけては、まったりしてます。

さわらびっていう名前は源氏物語から来てるんやって

源氏物語散策の道として親しまれている、さわらびの道。宇治上神社や源氏物語ミュージアムなど、源氏物語や宇治十帖ゆかりの場所を巡りながら散歩ができる道です。また古跡だけでなく、散策路には隠れた見どころもたくさんあります。そんなさわらびの道を紹介していきましょう。

源氏物語ゆかりの散策路

源氏物語48帖の「早蕨(さわらび)」から名前が付けられたさわらびの道。京都は宇治市を流れる、宇治川のそばを通る散策路です。道なりにいくだけで、宇治神社や宇治上神社、宇治市源氏物語ミュージアムと源氏物語や宇治十帖ゆかりの場所や古跡を巡ることができます。

落ち着いた雰囲気の風情ある道

宇治川といえば平等院のそばを流れる川ですが、同じ川沿いであっても観光地から離れたさわらびの道は人通りも少なく静かで風情を感じさせます。600mほど続く幅の狭い石畳の道。宇治川右岸から宇治上神社までは民家が立ち並び、石碑がなければ普通の路地にも思えるほどです。

道は緩やかな登坂となっているので、散策をするならスニーカーなど歩きやすい靴でいきましょう。のんびりと周囲を眺めながら余裕をもっていきたい方は、人力車のルートにもなっているので利用するのも良さそうです。

道沿いには源氏物語にまつわるものが

与謝野晶子真筆の歌碑

生前、源氏物語の現代語訳に熱中していた、作家で歌人の与謝野晶子。その真筆の歌碑があるのは、宇治上神社を少し北へいった辺りです。源氏物語54帖のうち、「橋姫」から「夢浮橋」までの宇治十帖が歌碑には刻まれています。

ヒカルゲンジという品種のつばき

ヒカルゲンジという品種のつばきが、歌碑の横に植えられています。可憐なピンクの花は、まるで源氏物語の主人公光源氏の美貌を思わせるようです。開花するのは1月から4月にかけてとなるので、もしその時期にいけるようであればぜひチェックしておきましょう。

さわらびの道は紅葉や新緑も楽しめる

穴場の紅葉スポット

京都といえば紅葉というぐらいに、全国的に有名なスポット。その中で隠れた紅葉スポットとなっているのが、さわらびの道です。宇治上神社から宇治市源氏物語ミュージアムの辺りまでは、紅葉のアーチの中を歩いていくことができます。人混みが苦手な人にとっては、適した紅葉スポットといえるでしょう。さらに、紅葉に交じってサザンカも咲き、併せて楽しむことができます。

新緑もおすすめ

秋には紅葉となって、散策路にトンネルを作る木々。初夏には青もみじが目にやさしい色を見せてくれます。マイナスイオンたっぷりの空気を吸いながらの散策は、暑い日でも涼しさを感じさせるほど。紅葉の時期よりもさらに人が少ないので、気兼ねなく写真を撮ることもできます。

さわらびの道沿いにある観光スポット

世界遺産に認定された宇治上神社

莵道稚郎子命(うじのわきいらつこ)、応神天皇、仁徳天皇の3柱をご祭神とする、世界遺産登録されている宇治上神社。現存している建造物の中では、最古の神社建築だといわれている本殿は神聖な雰囲気を感じさせます。御朱印はカラフルな和紙を使った季節限定のものが、きれいだと評判で人気となっています。

住所|〒611-0021 京都府宇治市宇治山田59
営業時間|AM9:00-PM4:30
定休日|なし
電話|0774-21-4634
公式サイトはこちら

宇治上神社と二社一体だったといわれる宇治神社

河内国(現在の大阪)から宇治へ向かう途中、道に迷った莵道稚郎子命をウサギが道案内したという逸話が残る、宇治上神社と対をなす宇治神社。御祭神も同じ莵道稚郎子命です。逸話が有名なことから、手水舎や絵馬、おみくじなど境内の至るところにうさぎの姿が見られます。

住所|〒611-0021 京都府宇治市宇治山田1
営業時間|境内自由
定休日|なし
電話|0774-21-3041
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源氏物語の資料がそろう宇治市源氏物語ミュージアム

1998年(平成10年)に開館、2008年(平成20年)にリニューアルされた、源氏物語資料の収集、保管をしている公立の博物館です。楽しみながら学ぶをテーマに、映像や体験展示などわかりやすく源氏物語の世界や平安文化に触れることができます。源氏物語をモチーフにした便せんやハンカチなどグッズが買える、花散里という喫茶店が館内にあります。

住所|〒611-0021 京都府宇治市宇治東内45-26
営業時間|AM9:00-PM5:00(PM4:30最終受付)
定休日|月曜日(祝日の場合は翌日)
電話|0774-39-9300
公式サイトはこちら

火の大切さと怖さを伝える末多武利神社

平将門の乱の鎮圧を目指しながら、すでに将門は討たれ恩賞を受けられなかった平安時代の公卿藤原忠文の怨霊を鎮めるために造られた神社。宇治川右岸から宇治神社へいく途中にある小さな社です。火の価値と火災の注意喚起を呼びかけるお火焚きを、毎年12月に神事として行っている神社でもあります。

住所|〒611-0021 京都府宇治市宇治又振47
営業時間|終日
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

大吉山展望台から眺める景色にうっとり

標高131mの大吉山(仏徳山)がさわらびの道のすぐそばにあります。宇治上神社と源氏物語ミュージアムの間にある登り口は常に解放されているため、時間を選ばずいつでも気軽に登山体験ができます。

宇治川や平等院をはじめとする宇治の街並みを眺めることができるのが、大吉山の中腹にある展望台。屋根付きのベンチでゆっくり休憩することもできます。天気が良ければ、兵庫県の六甲山や摩耶山、京都と大阪の府境にあるポンポン山を見られるでしょう。

登り口から20分ほどで、展望台に到着します。高い山ではなく、登山初心者でも気軽に登れる大吉山。景色も良い場所なので、さわらびの道へいった際にはいってみましょう。

宇治の街の夜景が見られるスポットではありますが、道を照らす灯りはなく暗闇の中を進むことになります。もしいくのであれば懐中電灯は必需品です。

さわらびの道へのアクセス

電車・バスでのアクセス

京阪宇治線宇治駅より徒歩8分、JR奈良線宇治駅より徒歩15分。京都駅からの場合はJR、四条河原町から向かうなら京阪電車が便利です。京阪バスでいく場合は、京阪宇治駅停留所下車で徒歩約7分となります。

車でのアクセス

名神高速道路京都南ICより国道24号、府道241号経由で約30分。京滋バイパス宇治東ICより府道7号経由で約6分です。宇治上神社や源氏物語ミュージアムを訪れる場合は、それぞれの専用駐車場を利用しましょう。周辺にコインパーキングもあります。

住所|〒611-0021 京都府宇治市宇治又振
営業時間|終日
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

まとめ

日本古典文学の名作「源氏物語」。そのゆかりの道を辿れるさわらびの道は、人通りも少なくゆっくりと物語に思いを馳せながら歩ける散策路です。石碑など通常の見どころだけでなく、木々や花に目を向けるといっそう楽しい散歩ができるでしょう。