江川邸は民家として日本で初めて重要文化財に指定された屋敷

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出身地は静岡。外遊びが大好きでキャンプやBBQ、サーフィンやシュノーケリングなど山や海を満喫~。そのためアウトドアに関する紹介が得意です。自然を楽しんだ後にふらっと立ち寄る温泉やショップ、飲食店などオススメスポットを紹介します。

約850年以上前に建築された代官江川氏の屋敷内部を見学することができるスポットだからみんなで楽しめるら~

韮山エリアでは大豪邸となる江川邸。民家として初めて国の重要文化財に指定されました。主屋はもちろん、米蔵といった建造物はそのまま残り時代を感じる事ができます。そんな江川邸の魅力や見どころをご紹介します。

歴史的建造物を見て時代を感じる

江川邸は、重要文化財江川家住宅、重要文化財江川文庫資料、史跡指定韮山役所跡といった歴史を感じる事ができるスポットとして有名です。江川家は大和国から韮山に移住して以来、約850年以上にわたり韮山の地で歴史を刻んでいます。

江川邸の中でも一番の見どころは、江川家住宅。1958年に建築されたもので、主屋は国の重要文化財に指定されるほど歴史があり貴重な建造物となります。

週末も比較的に空いており、ゆっくり時間を掛けて内部を見学する事が可能。さらに邸宅内には無料ガイドが駐在しており、貴重な話や面白い話を聞く事ができるのでおすすめです。

江川邸の楽しみ方

江川邸から徒歩1分の駐車場

江川邸には、無料の駐車場が完備されております。そのため、時間を気にせず邸宅内を見学する事ができますよ。駐車場は、邸宅から徒歩1分と近場。ナビで検索するとこの駐車場にピンが立つのでわかりやすいです。駐車場内には受付棟に似た建物がありますがそこは案内所となります。江川邸の入口付近にある棟が受付棟。

駐車したら、写真左側へ進みます。すると遊歩道があり、右側が出口方面、左側が入口方面となるので、左側へ進み右に曲がると右手に受付棟が見えます。間違えないように気を付けてください。

トイレは事前に済ましておこう

駐車場の入口付近には、トイレが完備されています。江川邸内にはトイレはありません。そのため、事前にトイレを済ましておくのがおすすめ。

男女分かれたトイレはキレイに清掃されており女性や子供でも安心して利用する事ができます。夕方には電気も付くため、時間を気にせず利用する事ができます。

入口手前にある受付棟

駐車場から江川邸まで徒歩1分で、右側にこの風景が見えてきます。この塔が受付棟。ここで受付を済ますと、江川邸のパンフレット、邸内案内の紙、入場券がいただけます。

邸宅内はとても広いので、この邸内案内を見ながら進むとくまなく見学する事ができて楽しめます。番号が振ってあるので、それ通りに進むといいでしょう。邸宅内は全面禁煙です。喫煙する場合は、受付棟向かって左側に灰皿があります。そこを利用してください。

趣を感じる入口へ

受付棟向かって右手に江川邸の入口があります。とても立派な門構えでかなりの豪族である事が伺えます。

門右側は、枡形(ますがた)。枡形とは戦国時代から近世にかけての城郭で用いられた出入口の一形態で、二つの城門の間に挟まれた広場の事です。江川邸の場合、代官が外出する際に人数をそろえる時に使用していました。枡形は、幕末時代に農兵の訓練場としても利用をしていた場所になります。

8つの言語に対応したガイドサイト

門くぐった左側には看板があり、QRコードを読み取ると江川邸の詳細が記載されたサイトを見る事ができます。対応している言語は、日本語、英語、フランス語、インド語、韓国語、タイ語、中国語、台湾語の8か国語となります。実際に外国の方も見学しており、スマートフォンでサイトを確認していました。

パンフレットには載っていない情報を得る事ができるので、サイトを見ながら見学するのも知識が深まり楽しいかと思います。

日本で最初の重要文化財、江川主屋

日本で初めて民家が重要文化財に指定された江川邸の主屋。552平方メートルあり、高さは12メートル余と現代では豪邸を思わすような大きな建物となります。大屋根を支える豪壮な架構は複雑で見ごたえがあります。

その構造が一番見やすい場所は、土間。土間だけでも162平方メートルあり今では考えられないサイズです。主屋は室町時代に建てられた部分と江戸時代初期に修築された部分が含まれており、1958年、国の重要文化財に指定されました。

木材のみで構成された架構式構造

162平方メートルある土間から見た架構式構造となります。これがまさに江川邸の一番の見どころの場所。柱と梁で組んだ構造で木のみで構成されています。

今では消防法等の問題や職人の減少などで、この建築用法を用いた家は作る事はできません。と言うことは、ここでしか見る事ができない光景という事です。邸内は広いため、色々な角度から確認する事ができます。無料で話が聞けるガイドさんが常駐しており、真っ先にこの部分の話をしてくれますよ。

主屋内のその他見どころ

江川邸の主屋の他の見どころとしては、しきだい、げんかん、ししゃの間、ひかえの間、なかのくら、台所、流し場、ゆどの、じゅくの間といった生活する上で利用された部分が見られます。

靴を脱いで邸宅奥まで見る事ができるので、ぜひ見学してみてください。江川太郎左衛門英龍が立案、建築したお台場や韮山反射炉など、様々な偉業が展示されています。

江川邸内のその他の見どころ

駒蔵と呼ばれる西蔵

主屋を出て目の前にある西蔵。幕末頃の建築で、蔵を正面から見ると将棋の駒の形をしている事から、別名・駒蔵と呼ばれていました。四方の壁を内側に向かって傾かせる珍しい技法で建築されており、四方ころび技法と言われます。

当時のまま残された南米蔵と北米蔵

主屋を出て右側には南米蔵と北米蔵があります。南米蔵は1892年に建築され、写真右側の北米蔵は1919年に建築されたものとなります。どちらも当時のまま残されており、時代を感じる構造。内部は展示スペースとして利用されており見学する事ができます。

出口から駐車場に向かう藤の花

出口を出てから右側に進むと駐車場となります。その帰路には藤の花が生えており、季節がくると綺麗な藤色の花を咲かせます。木の下には、ベンチが完備されており、江川邸と藤の花を一緒に楽しむ事が可能。

藤の花の見ごろは、4月下旬から5月中旬頃までとなります。この季節に合わせて見学すると江川邸内まで藤の花の香りが漂い、さらに楽しめますよ。

江川太郎左衛門英龍に関係する観光名所

韮山反射炉は江川家が完成させた大鉄砲造炉

江川太郎左衛門英龍が幕末期に手がけ、英龍の子供である英敏が後を継ぎ完成させたのが韮山反射炉。アメリカの植民地化や開国要請に対抗して、日本を守るため大砲鋳造炉を築かれ、1854年に建築を開始させ1857年に完成しました。国指定史跡として登録されています。さらに、通商産業省認定近代化産業遺産にも指定。

世界文化遺産にも登録された

2015年7月に韮山反射炉は世界文化遺産に登録されました。その後、インフラ整備が活発になり、案内所や飲食店、芝生エリアなど設立されました。敷地内には、ガイドさんが常駐しており、細かな部分や歴史など説明をしてくれます。

ここでしか購入する事ができない記念品や食事が楽しめるのも魅力の一つ。江川邸から車で約7分の距離となり、近いため合わせて楽しむ事をおすすめします。

住所|〒410-2113 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268-1
営業時間|AM9:00-PM5:00
定休日|なし
電話|055-949-3450
公式サイトはこちら

江川邸へのアクセス

車でのアクセス

沼津ICから伊豆縦貫自動車道を通行し、大場・函南IC出口で降りてから約9分で右側に現地となります。無料駐車場を完備しており、週末でも比較的に空いているので待ち時間なく駐車する事が可能。駐車場から江川邸の受付まで徒歩1分程度となります。

住所|〒410-2143 静岡県伊豆の国市韮山韮山1
営業時間|AM9:30~PM4:30,水曜日のみAM9:30~PM3:00
定休日|年末年始、第3水曜日
電話|055-940-2200
公式サイトはこちら

まとめ

江川邸は、森林に囲まれており四季折々の植物を観察する事ができます。そのため、夏季になると蚊といった虫がいるため、ゆっくり長いする方は虫よけスプレーなど持参するといいですよ。邸宅内には、お土産物屋や売店、自動販売機はありません。そのため、飲み物は持参しましょう。

江川邸の駐車場から城池親水公園という大きな池まで遊歩道でつながっています。徒歩で約4分の場所にあるので、お時間がある方はぜひそちらも合わせて見学してください。