豊平館でレトロな雰囲気に浸ろう!ラピスラズリ色の建物を徹底紹介!

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トラベルパートナー: yui

出身地は北海道札幌市。得意なエリアは東南アジアです。世界遺産と写真とグルメが大好き。世界の海でダイビングもしています。

中島公園内に突如として現れる不思議な洋館の秘密に迫ります!

北海道札幌市で市民の憩いの場として有名な公園といえば、中島公園が挙げられます。その中島公園の中に、突如として現れるラピラズリ色の不思議な洋館、それが豊平館です。中島公園の自然に囲まれたその素敵な洋館は、観光客にも人気です。でも、実は地元民もこの建物が何かと言われれば説明出来ない人が多いと思います。ここでは、その豊平館についてご紹介します。

豊平館は国指定重要文化財

豊平館はもともとはホテルだった

札幌の街中には、時計台など開拓使によって建設された洋風の建物が10棟近く残されていますが、その中で当時の雰囲気を今なお残しているのがこの豊平館です。豊平館は、開拓使官営ホテルとして明治13年に完成しました。現在は中島公園内に移築されており、自然の中に忽然と建つ洋館に目を奪われる観光客も多いです。工事完了後すぐに明治天皇行幸の際の行在所となるなどして、国の重要文化財に指定されています。

豊平館の歴史に迫ろう

豊平館は明治に完成した洋館ホテル

豊平館が建てられた明治初期の日本は、文明開化の時代となります。この時期、北海道開拓使を指揮していたのは開拓長官黒田清隆であり、お雇い外国人がその顧問を務めていました。日本の洋風建築の草創期でもあったこの頃は外国人による設計が主流でしたが、豊平館の設計や施工は日本人が担当しました。豊平館は明治政府機関が建てた唯一のホテルであり、当時の文化を伝える貴重な遺構となっています。

あの不思議な青色の秘密

豊平館を見るとまず目に入るのが鮮やかな青と白の配色です。色彩豊かなこの洋館の色の秘密は、実は最近判明しました。そもそも当時の豊平館の写真は白黒写真しか残されておらず、外壁塗装については謎に包まれていました。推測では、あの青色はウルトラマリンブルーであり、アフガニスタンを産地とするラピスラズリという鉱物を代用品として合成されたものです。当時の日本にはないもので、明治政府が輸入したと考えられています。

どんな人が宿泊したのか

ホテルとして使用されていたこの豊平館には、今までにどんな人が宿泊してきたのでしょう。まず完成してすぐに明治天皇行幸の際に行在所となり、その後大正天皇や昭和天皇が皇太子時代にも行啓されました。また、高松宮宣仁親王や伊東博文、初代北海道長官である岩村通俊や宮内相であった土方久元も宿泊しました。当時では珍しいベッドを備えたサービスを行えるホテルで、ボーイが毎朝、洗顔用のお湯を届けていたと言われています。

内部の見どころ

豊平館は、現在一般の人に向けて内部を公開しています。まず建物に入ってすぐに広がるロビーには、荘厳な階段が。曲線の美しさや装飾も見事で、高い技術で仕上げられていることがわかります。また、建物内にはいくつもの豪華なシャンデリアが吊られており、中には建設当初から吊られていたものも現存。当時はローソク灯として使用していましたが、途中で電灯に切り替えられました。

結婚式場としても利用されていた

豊平館は、その役割を終え昭和33年に中島公園に移築された後、平成23年まで結婚式場としても利用されてきました。四季を感じられる自然の中の建物であること、明治時代から使われている歴史ある建物で結婚式が出来ることから人気が高く、これまでに多くのカップルの記念の場として利用されました。現在ではブライダルフォトプランが用意されており、写真のみ撮影することができます。外国人観光客にも人気のプランです。

中には歴史ある部屋で楽しめるカフェも

豊平館の中には、歴史ある建物内で楽しめるカフェがあります。場所は1階の会食所。赤い絨毯に豪華なシャンデリア、復元された大理石をあしらえた暖炉と、カフェスペースは当時の雰囲気そのもの。メニューは飲み物とクッキーです。入館の際に、チケットを購入する必要があります。木漏れ日が溢れる歴史ある洋館の中で、しっとり落ち着いたカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょう。

豊平館へのアクセス

電車でのアクセス

・地下鉄南北線「中島公園」下車、3番出口から徒歩5分
・地下鉄南北線「幌平橋」下車、1番出口から徒歩10分
・市電「中島公園駅」下車、徒歩5分

※一般駐車場なし。

住所|〒064-0931 北海道札幌市中央区中島公園1番20号
営業時間|AM9:00〜PM5:00(受付はPM4:30まで)
定休日|毎月第二火曜日(火曜日が祝休日の場合はその翌日)、年末年始
電話|011-211-1951
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