となみ散居村ミュージアムで学ぶ砺波平野の今と昔

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トラベルパートナー: YUU

出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。

アズマダチとかカイニョって知っとっけ?知らん人は是非こられ!

砺波平野ならではの風景「散居村」で営まれた人々の暮らしや住宅の仕組みを知ることで、目の前に広がる風景がグッと身近に感じられると思います。展示数が圧倒的に多い民具館やアズマダチの体験など自由に散策しながらも見応えがあるのが魅力。雪深く湿潤な砺波でどんな工夫がなされていたのか、そして現代ではどう活用されているのか、砺波のリアルに迫ることができる施設です。

屋敷林に囲まれた民家が点在する砺波平野

砺波に息づいた知恵に触れられる施設

遊水池をぐるりと一周するように配された遊歩道は自由に散策ができ、夕方はライトアップされてとても幻想的。そして情報発信の「情報館」・民具の紹介展示の「民具館」・古くからの散居村民家を体験できる「伝統館」・古民家の未来の姿を提案する「交流館」の4棟があり、身を守るための防壁かつ薪として活用するなどの実用性もあった屋敷林「カイニョ」も再現。先人たちの知恵の結晶は、いろんな情報を発信してくれています。

まずは情報館で情報収集を!

事前の申し込みやチェックも大切

敷地の中央に構える情報館は、散居村についての解説や展示、体験イベントなどが行われる棟。展示や書籍閲覧を通して、まずは散居村を知りましょう。事前申し込みで職員の解説を聞くことが出来ます。夏休みの宿題などに如何でしょうか。周囲の風景を眺められる休憩スペースがあり、飲食が可能なのはここだけ。木のぬくもりを感じる明るい内装に、息を飲むほど精緻で美しい爪楊枝アートが掛かっています。

生活の知恵が集まる民具館

きっと昭和世代は「懐かしい!」と言ってしまう展示室

この施設だけ入館が有料になります。ただ、「この見応えでこの料金で良いの?」と思えるほど安いので、是非お立ち寄りください。見どころはなんといっても圧巻の収集量!展示スペースだけでなく、展示用の引き出しの中にまで所狭しと置かれた民具の数には脱帽します。その内容は、昭和世代にはノスタルジックさを感じるラインナップ。是非、お子さんやお孫さんと行ってみて欲しいところです。知らない道具でも使用されていた当時の写真付きで展示されているので、どうやって使っていたのか想像しながら楽しめます。

実際に中に入ることができる古民家・伝統館

快適さを実感してみて!


実際に使われていた民家「アズマダチ」を移築し、伝統的な住宅構造を体感できる伝統館。実際にカイニョに囲まれた民家の中を自由に見て回れます。現代では難しいくらい贅沢な木材の使われ方は必見。一般的な古民家より天井が高い「ワクノウチ」構造と竹天井のおかげで閉塞感もありません。また「ワクノウチ」は漆喰壁なので、湿度も一定で過ごしやすいようです。実際、夏に訪れたにも関わらず、風通しが良くてとても快適でした。

わら細工体験教室も定期開催


土間や囲炉裏など昭和の風景が残っており、中でも打ち込み井戸の手押しポンプが設置されている土間はノスタルジック。この伝統館では、わら細工の体験教室が定期的に開催され、古民家の中でわら細工を作るという貴重な体験ができるのです。カイニョには果樹なども植えられていて、カイニョの内側の風景は思っていたよりも変化に富んでいました。カイニョに囲まれていると、森の中に建てられた別荘にいるような気分になります。

現代風リフォームでより快適な交流館

生活様式の変化に合わせた姿へ

アズマダチを現代に沿った形でリフォームした建物は、未来へと散居村の風景を伝えていくという目的で作られた交流館です。中は伝統館同様で自由に散策できます。外観・内観ともにアズマダチの雰囲気を残したまま、車椅子にも対応した生活空間へとブラッシュアップ。大きなキッチンや民宿のような浴室には思わずテンションが上がります。イベントや会合などに利用もできる施設のため、拝観できるかは問い合わせてみましょう。

ペンションのような贅沢な空間演出

立派な梁や柱を最大限に生かし、吹き抜けにすることで天井の高さはまるで屋外のよう。ワクノウチに合わせた白壁が明るさや軽やかさを演出。伝統館の間取りと照らし合わせるとより楽しめます。どう間取りが変化したか、何がそのままなのか、あなたの目で確かめてみて。実際に体感できる古民家再生案として活用されている交流館。どんどんなくなりつつある散居村の風景を後世へ残していくための一助になると良いですね。

となみ散居村ミュージアムへのアクセス

公共交通機関でのアクセス

・JR「富山駅」からJR「高岡駅」にて城端線へ乗り換え。砺波駅で下車し、徒歩なら22分。北陸新幹線「新高岡駅」で城端線に乗り換え、砺波駅で下車し、徒歩なら22分。
・砺波駅観光案内所にレンタサイクルがあり、自転車ならば砺波駅から15分で到着。
・JR「新高岡駅」からは加越能バスで「太郎丸」バス停で下車し、バス停から徒歩8分。JR「高岡駅」からは城端線で乗り換えし、「砺波駅」で下車後に砺波市営バス(日祝は運休)で「球根組合前」バス停へ。バス停からは徒歩7分。

自家用車でのアクセス

・北陸自動車道の「高岡砺波スマートIC」で下りて車で5分。もしくは「砺波IC」で下りて3分。
・156号線から東へ2分。大通りから少し離れた田園風景の中にあります。
・無料の専用駐車場が2ヶ所あり、44台停めることが可能です。

住所|〒939-1363 富山県砺波市太郎丸80番地
営業時間|午前9時~午後6時(部屋の貸出は午後9時まで、入館は午後5時30分まで)
定休日|毎週水曜日・毎月第3木曜日(休日を除く)・12月29日~1月3日
電話|0763-34-7180
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