墨染寺は京都伏見の穴場桜スポット!珍しい薄墨色の桜が咲く

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平安時代から語り継がれる、えらい歴史のある桜なんやで

京都伏見の商店街の中に建つ小さな寺院・墨染寺。穴場の桜スポットであるこの寺院は、珍しい薄墨色の桜が咲くことでも知られています。今回は、墨染寺の歴史や境内に咲く桜のことなど、墨染寺について詳しくご紹介します。

知る人ぞ知る桜スポット

墨染寺は、京都市伏見区にある日蓮宗の寺院。春になると小さな境内の中に桜が所狭しと咲き乱れることから、別名・桜寺とも呼ばれています。知る人ぞ知る桜の穴場スポットなので、静かにゆっくり桜を楽しみたい人におすすめです。

平安時代に始まる墨染寺の歴史

墨染寺は、874年(貞観16年)に藤原良房が清和天皇の勅願によって創建した貞観寺を起源としています。寺院は一度荒廃しましたが、天正年間に豊臣秀吉が日秀に土地を寄進したことにより、日蓮宗・墨染寺として再興しました。

かつて墨染寺は伏見区内の別の場所にあり、現在の場所へ移されたのは江戸時代だといわれています。寺院の名前は地名の由来にもなっており、現在墨染寺の周辺は墨染と呼ばれています。ちなみに寺院はぼくせんじ、地名はすみぞめという読み方です。

墨染寺の境内を見てみよう

墨染寺は小さな寺院なので、10分ほどあれば一通り見ることができます。境内にはどんなものがあるのでしょうか。

日蓮聖人の辻説法像

山門から境内に入ると、真正面にある建物が本堂です。中央にかけられている、桜寺と書かれた扁額が目に入ります。そして、その前には日蓮宗を開いた日蓮聖人の像が立っています。辻説法をしている姿の、とても立派な像です。

たぬきの置物にお賽銭を入れて

日蓮聖人像の前に立って足元を見ると、そこには袈裟を着たかわいらしいたぬきの置物が。手にはお椀を持っており、丸い目でこちらを見つめています。お椀はどうやらお賽銭を入れるもののようです。お賽銭を入れて、拝んでおきましょう。

墨染寺で桜を愛でよう

墨染寺は、穴場の桜スポット。有名なスポットはもう行き尽くしたという人や、静かに桜を愛でたいという人におすすめです。

ここでしか見られない墨染桜

平安歌人・上野峯雄は、藤原基経が亡くなった際に死を悼み「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」という歌を詠みました。すると、そこに薄墨色の桜が咲いたのだとか。それが、墨染寺に伝わる墨染桜のはじまりだと伝えられています。

現在境内にある墨染桜は、4代目。白い花びらはほんの少し薄墨色に、そして葉や茎は少し青くみえます。ここでしか見られない貴重な桜なので、墨染寺をぜひ次の春のお花見候補地に入れてみてはいかがでしょうか。

2種類の桜が楽しめる

墨染寺には、10本ほど桜の木があります。種類は墨染桜とソメイヨシノの2種類。ソメイヨシノは3月末~4月上旬、墨染桜は4月上旬~4月中旬が見頃となっています。それぞれの見頃に訪れて、2度楽しむのも良さそうです。

墨染さくらまつりというイベントも開催

3月末~4月上旬には、墨染さくらまつりというイベントが境内で行われます。お茶席が用意されており、地元の人たちによる演奏や踊りを見ながらお花見を楽しめます。さくらまつりは1日限り。日程は毎年変わるので、注意しましょう。

墨染寺へのアクセス

電車でのアクセス

墨染寺までは京阪本線墨染駅から徒歩2分、JR奈良線JR藤森駅や近鉄京都駅伏見駅からは徒歩10分です。京都駅から向かうならJRか近鉄電車を、四条河原町から向かうなら京阪電車を利用しましょう。

バスでのアクセス

墨染寺の近くには、京都市バスの下町停留所や墨染停留所があります。下町停留所より徒歩3分、墨染停留所からは徒歩4分で到着します。ただしどちらの停留所も、とまるのは伏見区内を走る南8号系統のみ。京都駅から直通のバスはありません。

車でのアクセス

名神高速道路京都南ICでおりて、約10分で墨染寺に着くことができます。墨染寺には専用の駐車場はありません。近くにコインパーキングがいくつかあるので、そちらを利用しましょう。

住所|〒612-0051 京都府京都市伏見区墨染町741
営業時間|AM8:00-PM5:00
定休日|なし
電話|075-642-2675
公式サイト|なし