総持寺の緑豊かな境内・圧巻の伽藍を巡り心静かな時間を愉しもう

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トラベルパートナー: mika

兵庫県姫路市出身、神奈川県横浜市在住の2児の母です。兵庫県・神奈川県とその近郊を中心に、地元目線・郷土愛を交えて、各スポットを最大限に楽しめる情報をお伝えします。ワイワイ家族旅行も、一人でまったりする旅も大好きです。

鶴見駅わずか徒歩7分に、こんなにも自然豊かでスケールの大きなお寺が!

今回旅するのは、横浜市鶴見区にある總持寺です。昭和を代表する名俳優・石原裕次郎さんが眠る墓所があり、石原軍団が節分の豆まきをするお寺、というとピンとくる方も多いのではないでしょうか。JR鶴見駅のすぐ近くにあることが信じられない程、広大で緑豊かな境内に、圧巻のスケールの伽藍が並ぶ素晴らしいお寺です。禅の世界を身近に感じられる總持寺で、心静かに穏やかなときを過ごしてみませんか。

曹洞宗の大本山・總持寺

広々とした境内に建ち並ぶ壮大な伽藍の数々


總持寺は、福井県の永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山です。鎌倉時代の1321年、当時石川県にあった諸獄観音堂を、太祖瑩山禅師が諸獄山總持寺と改めたのが始まりで、その歴史は約700年に及びます。

約50万平方メートルもある境内は美しい緑に囲まれ、迫力ある三松関・三門に始まり、圧倒的なスケールの仏殿・放香堂・大僧堂等、20以上の伽藍があります。

その中でも代表的な伽藍・大祖堂は、高さ30m、中は千畳敷の大建築です。太祖瑩山禅師をはじめとする歴代の禅師を祀っています。淡い緑の特徴的な屋根は、鶴見のまちの至るところからよく見え、まさに鶴見らしさのシンボルとして地元の人々に親しまれています。

開かれた禅苑・總持寺

禅の世界を身近に感じられる寺院


總持寺は、境内を自由に参拝・散策できる開かれた禅苑です。本尊・釈迦如来像を安置する仏殿をはじめとする素晴らしい伽藍を間近に感じながら、いつもの自然体で気軽に境内を巡り、禅の世界を身近に感じることができる寺院になっています。

例えば、毎月定められた日に予約なしで気軽に参加できる坐禅があったり、1日に5回、修行僧の案内で諸堂内を一周約一時間で拝観できる諸堂拝観があります。

さらには、HPで法話が聞けたり、精進料理のレシピが載っていたり…私たちの普段の生活にとって一見異世界と感じてしまいがちな禅の世界に、肩肘張らずに触れることができるのが總持寺の特徴です。

日本一の大黒尊天が祀られる香積台


香積台は、總持寺の総受付にもなっている建物です。正面玄関を入ると中央の一番奥に、木彫りで日本一の大きさと言われる高さ約180cmの大黒尊天が祀られています。

香積台には参拝者が利用できるお手洗があるのですが、そこにも、禅の世界を感じられる張り紙がありました。

はきものをそろえると心がそろい、心がそろうと、はきものがそろう。
はきものがそろっていると、次にはくときに心が乱れないという趣旨の張り紙でした。

そこに添えてあった言葉は、「脚下照顧」脚下を見て、自分のこと、身近なことを見つめ、気づくということ。生き方と考え方、心のあり方を大切に考えるという点で、私たちの日常に通じ、活かせることがいっぱいあるのですね。

勢いある美しい御朱印は香積台で


総合受付となる香積台は、御朱印の受付場所でもあります。大黒尊天に向かって右手の総受付には御朱印受付のわかりやすい案内の文字もあるので、その扉から入って御朱印をお願いします。

勢いのある美しい御朱印をいただき、清々しい気持ちになりました。総受付の向かいには売店があり、大祖堂がデザインされたオリジナル御朱印帳をはじめ、様々なデザインの御朱印帳がずらりと並んでいました。御朱印を始めるのにはぴったりの場所かもしれませんね。

なぜ平成の名が?平成救世観音像


總持寺には見どころがいっぱいありますが、境内マップを見て驚いた名前があったので紹介します。その名も、平成救世観音像です。歴史ある總持寺なのに、なぜ平成?

それは、平成20年に仏殿横に建立された観音像を、東日本大震災三回忌の折に、丘の上から被災地に向くかたちで遷座させたものなのです。大震災七回忌には平成救世観音の横に祈りの鐘も設けられました。この鐘は訪れる人々が自由に鳴らすことができ、鐘の音と共に犠牲者への慰霊と復興への願いを届けられるようにという思いが込められています。

参拝帰りには三松閣でほっと一息!


緑豊かな總持寺には、幼稚園も併設され、芝生の上ではしゃぐ子どもたちの声が聞こえ、水筒のお茶を飲みながらのんびり過ごす姿に癒されます。広大な敷地を巡った私たちも、一息入れたくなりますね。

そんなときには、三門のすぐ横にある三松閣に立ち寄るのがおすすめです。石川県能登の祖院にあった龍型の三本松にちなんで名付けられた三松閣は、檀信徒研修道場・各種セレモニーの会場・宿泊施設も整う建物です。この建物には、参拝者にとって總持寺のもう一つの顔とも言うべきとても素敵な場所があるんです。


それは、寺院関係者から参拝者・散策する人までが気軽に訪れるカフェ、茶房おかげやです。朝7時からモーニング、11時からはランチもあり、精進料理を活かしたメニューからソフトクリーム・ケーキセット等のスイーツ、アフォガード等の凝ったカフェメニューまでが楽しめます。

ランチの梅しらすチャーハンをいただきました!優しいけれど風味豊かなホクホクチャーハンはとても美味しくて、付け合わせの温野菜サラダがまた味わい深い!

野菜などの味付けや調理法を工夫して、食べやすく、食べ飽きないようになっている精進料理の影響がよくわかる、美味しいランチでした。御坊さんたちもここで食事をされるのですが、美味しそうにご飯を頬張る姿や、そろってソフトクリームをニコニコしながら食べている姿がなんだか愛らしく、ぐんと親しみを持てるひとときでした。

總持寺へのアクセス

電車でのアクセス

・JR鶴見駅より徒歩7分
・京浜急行鶴見駅・花月園前駅よりそれぞれ徒歩10分

車でのアクセス

・東京方面より首都高速横羽線・汐入出口より約15分

・横浜方面より首都高速横羽線・生麦出口より約10分

・参拝者用駐車場あり

住所|〒230-8686 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1
営業時間|(茶房おかげや 7:00-17:00)
定休日|(茶房おかげや 毎週水曜日定休)
電話|045-581-6021
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