旧東海道を歩こう!川崎・鶴見で感じる江戸時代の暮らし

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トラベルパートナー: mika

兵庫県姫路市出身、神奈川県横浜市在住の2児の母です。兵庫県・神奈川県とその近郊を中心に、地元目線・郷土愛を交えて、各スポットを最大限に楽しめる情報をお伝えします。ワイワイ家族旅行も、一人でまったりする旅も大好きです。

東海道川崎宿から横浜鶴見には、東海道の繁栄を今も感じられるスポットがいっぱい!

江戸時代、東海道の宿場町として栄えた川崎と、隣り合う村として栄えた鶴見。旧東海道という呼び名で今もなお東海道は親しまれ、その繁栄の名残が数多く見受けられます。2023年に川崎宿設置400周年を迎えるのを機に、旧東海道をもっと楽しむ施設・設備が整備され、イベントも行われて、旧東海道は今、ますます盛り上がっています。

川崎宿から鶴見を歩いて旧東海道を満喫!

庶民から参勤交代の大名までが行き交った東海道

今回の旅のコースは、旧東海道沿い、京急川崎駅付近からJR・京急 鶴見駅付近へと続く約4kmのコースです。

東海道を整備したのは、あの徳川家康。1600年に関ヶ原の戦いに勝った翌年から早速始められた街道整備は、人や物資の行き来を促し、江戸幕府の発展と安泰に大いに寄与しました。

江戸の大切な大動脈として、庶民から参勤交代の大名行列までもが通った東海道。歴史の教科書でみた要人たちも東海道を通り、そこには数々のドラマが生まれました。早速、彼らと同じ道を歩いて歴史を紐解いてみましょう。

大いに栄えた川崎宿を感じよう

川崎宿の知識を楽しく深める!東海道かわさき宿交流館

まずはじめに、東海道かわさき宿交流館へ出かけましょう。
こちらは、旧東海道散策に大変役立つパンフレットや、もらって持ち歩ける資料が充実しています。

更に、当時の人気茶屋を模したお休み処や、川崎宿のジオラマ、当時の町を歩いているかのようなお散歩カメラ等、江戸時代の川崎宿を肌で感じられる展示がいっぱいです。

特に、無料フォトスポットでは、江戸の町娘、旅人、飛脚、忍者・くのいち、お殿様にお姫様まで、本格的な衣装とカツラをお好みで選んで写真が撮れます。

印象に残ったのは、川崎宿を楽しく紹介する豊富な映像コーナー。
徳川吉宗が海外から取り寄せたゾウが多摩川をどう渡ったのかや、坂本龍馬等の歴史上の偉人と川崎宿の関わり等、ワクワクするエピソードがたくさんありました。

住所|〒210-0001 神奈川県川崎市川崎区本町1丁目8番地4
営業時間|AM9:00-PM5:00
定休日|毎週月曜日(祝日の場合翌平日)
電話|044-280-7321
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川崎を見守り続ける鎮守・稲毛神社


続いては東海道川崎宿の鎮守、稲毛神社を訪れてみましょう。地元の人々はもちろん、川崎宿を訪れる多くの人々が訪れ参拝してきた稲毛神社。

現在樹齢約千年といわれるご神木の大銀杏は、東海道五十三次を描いた浮世絵画家・歌川広重もその美しさを讃えたと言われています。

また、1768年、川崎宿が火事にみまわれた際、宿場全体に広がる勢いの火事を消し止めたのは、偶然にも稲毛神社に泊まり込んでいた14〜15人の屋根職人でした。高所作業のプロである屋根職人のおかげで大事にならなかったのは、まさに鎮守様のおかげだと語り継がれたそうです。

住所|〒210-0004 神奈川県川崎市川崎区宮本町7-7
営業時間|-
定休日|なし
電話|044-222-4554
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東海道を行き交う人々の思いを感じよう

松尾芭蕉の惜別の句碑

「麦の穂をたよりにつかむ別れかな」京急八丁畷駅のすぐ近くに、奥の細道で有名な松尾芭蕉が詠んだ俳句の句碑があります。

門人たちが師匠を見送る句を詠み、それに応えて芭蕉が詠んだのが、この句碑の俳句です。揺れる麦の穂を頼りに掴んで進むような旅のこころもとなさと寂しさが込められたこの句は、芭蕉が関東で読んだ最後の句となりました。

ちなみに、このときの門人達の句は、句碑の前の道を挟んですぐの場所にある、芭蕉ポケットパークの柱に紹介されています。

この芭蕉ポケットパークは、旧東海道を巡り歩く人々が座って休憩できるように、という思いのこもった休憩所なので、芭蕉と門人たちの句を味わいながら、疲れた脚をゆっくり座って休ませてあげてくださいね。

住所|〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町9-11
営業時間|-
定休日|-
電話|-
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通行の目標となり人馬の休憩所となった市場一里塚

八丁畷の駅前にある東海道の大きな案内版でさらに知識を深めながら歩くとすぐ、横浜・鶴見の旧市場村に入ります。徳川家康が天下泰平を願ったと言われる横浜熊野神社の少し先に、市場一里塚があります。

江戸幕府の街道整備はきめ細かく親切なもので、日本橋より一里(4km)ごとに通行の目印となる五間(9m)四方の塚が築かれ、榎の木が植えられて、人馬の休憩に役立てられていました。

現在も座って休憩できる公園があるので、旅人気分でほっと一息できますよ。

住所|〒230-0023 横浜市鶴見区市場西中町4-8
営業時間|-
定休日|-
電話|-
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鶴見川橋が美しい鶴見川の今昔

市場一里塚から少しだけ歩くと鶴見川にたどり着きます。流線型が美しい鶴見川橋がかかり、今までの散策とはまた違った新鮮な印象を覚えます。古きをたずねる旧東海道の中ではギャップを感じる現代的風景かもしれませんが、この場所は当時も、人々が「わあっ」と感動する橋の風景が広がっていたそうです。

多摩川の通行が渡し舟だった時代、鶴見川にかかる鶴見橋(当時の名)は、日本橋を後にした旅人が初めて渡る橋でした。

橋の上からは富士・箱根の山々が見え、下流に広がっていく海、行き交う帆掛け船、当時の名産・梨の木が一面に続き、東海道五十三次や江戸名所図会にも描かれる風光明媚な場所として知られていました。

住所|〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目17-14
営業時間|-
定休日|-
電話|-
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東海道の歴史を身近に感じよう

飛鳥時代から鶴見を見守る鶴見神社

今回の旅の最後は、推古天皇の昔から約1400年の歴史を持つ鶴見神社です。境内から弥生・古墳時代の土器等の祭祀遺物が出土したことでも知られるこの神社には、歴史のエピソードがいっぱいあります。

境内奥には鎌倉4代将軍・源頼経が奉納した富士浅間神社の末社・富士塚があり、江戸時代に流行した富士山詣を知る上でも貴重な場所です。

江戸時代、何と、先ほど渡ってきた鶴見川を流れてきた大神輿を鶴見神社に奉納し、今も毎年7月の天王祭で大神輿に感謝し渡御するというエピソードも。

住所|〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目14−1
営業時間|AM9:00-PM4:00
定休日|なし
電話|045-501-4122
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旅のスタート地点・東海道かわさき宿交流館へのアクセス

電車・バスでのアクセス

JR川崎駅中央東口または北口より徒歩10分・京急川崎駅より徒歩6分です。

それぞれの駅から東側に出て旧東海道へ行き、左(東京側)に曲がって歩くと右手にすぐ見えてきます。

車でのアクセス

国道15号線(第一京浜) にかかる立体横断歩道橋・川崎ハローブリッジを北西側(京急高架が見える方面)に曲がりすぐの、川崎市役所付近のコインパーキングをご利用の上、現地まで歩くと便利です。