鶴見神社は横浜・川崎最古の神社!約1400年にわたる歴史と伝説に触れよう

公開日:2019/10/25 更新日:2019/10/25

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兵庫県姫路市出身、神奈川県横浜市在住の2児の母です。兵庫県・神奈川県とその近郊を中心に、地元目線・郷土愛を交えて、各スポットを最大限に楽しめる情報をお伝えします。ワイワイ家族旅行も、一人でまったりする旅も大好きです。
長い長い歴史を歩んできた鶴見神社には興味深い伝説やドラマがいっぱい!

神奈川県横浜市鶴見区にある鶴見神社は7世紀の飛鳥時代、推古天皇の頃に創建された歴史ある神社です。川崎・横浜最古といわれるこの鶴見神社には、興味深い言い伝えや、歴史のエピソードがいっぱい。今回は鶴見神社の歴史を紐解きながら、爽やかで心地いい鶴見神社の境内をご案内します。

約1400年人々に寄り添ってきた歴史ある鶴見神社

地域と人々を長い間見守ってきた神社

鶴見神社は飛鳥時代に創建され、約1400年もの長い間人々に親しまれ、地域を見守ってきました。かつては杉山大明神と称し、大正9年(1920年)に現在の名前に改称しました。

七五三のお参りや子供の健やかな成長を願い感謝する微笑ましい絵馬が数多く奉納されています。

鶴見神社の興味深い歴史エピソード

御神木の下から、弥生・古墳時代の土器が出土

鶴見神社には、かつて4本のケヤキのご神木がありました。これは1241年、鎌倉幕府4代将軍の源頼経が参詣し「吾の如く大きくなれ」と奉納したものです。そのご神木は惜しくも、1945年の横浜大空襲等の影響もあり、1962年には枯死・倒木の危険のため伐採してしまいました。

しかし、なんとそのご神木の根元から、弥生時代後期や古墳時代土器・土師器等の祭祀遺物が発掘されたのです。この発掘で創建年代とされている7世紀以前にこの地で祭祀が行われていたことがわかりました。現在これらの祭祀遺物は境内の寳物殿(写真)に保管されています。

富士山信仰を今に伝える富士塚

源頼経がご神木のケヤキとともに奉納したと言われているのが、富士塚です。

平安時代、富士山の貞観大噴火を機に神々の怒りを鎮めようとつくられた富士浅間神社。のちには富士山信仰の文化へつながり、鶴見神社にも富士浅間神社の末社である富士塚が築かれたのです。

鶴見神社は、江戸時代から人々が多く行き交い栄えてきた東海道のすぐそばにあります。当時大流行した富士山詣・富士講のために鶴見神社を参拝した人も多かったことでしょう。

鶴見川にお神輿が流れてきた?天王祭大神輿の伝説

東海道が栄えた江戸時代のある日のこと。何と、鶴見川に大神輿が流れてきて、天王河岸に流れ着き、お百姓さんが茅を刈る長柄の鎌で引き上げて鶴見神社に奉納したそうです。その大神輿に感謝するお祭りは今でも大切に受け継がれ、毎年7月の天王祭にて渡御が行われています。

実は、少し上流にある川崎市の小倉の天王社祭礼の際に、村人が大神輿を鶴見川で洗っていたところ、流れ出してしまい、村人総出でも引き止められなかったという別の言い伝えが!大神輿が流れた距離約6km、今や車ですぐ気軽に行ける距離の2つの場所ですが、当時はそう簡単には分からなかったのかもしれませんね。

熱い思いで甦った名物行事・鶴見の田祭り

毎年4月に行われる鶴見の田祭り(杉山祭)は、天王祭と並ぶ鶴見神社の大切な祭事です。豊作と子孫繁栄を願う、この田祭り(田遊び)は、鎌倉時代から行われていた横浜最古の歴史ある神事芸能でした。しかし1872年を最後に、田祭りは惜しくも廃絶となってしまいます。

その後、歴史ある田祭りを甦らせたいという宮司と地元有志の熱い思いから、過去の古文書の記録を探して紐解き、各地に残る田遊びを見学・研究の末、1987年(昭和62年)に、百余年の時を超えて復活したのです。

以来、鶴見の田祭りでは、春の田起こしから秋の収穫まで、米作りのあらましを伝える「田祭り神寿歌(かみほぎうた)」が奉納されています。

ご利益いっぱいの鶴見神社

数々の境内末社と鶴見七福神

鶴見神社は、社殿の右側にずらりと並んだ境内社が印象的です。写真に全て収まってはいませんが、先ほどご紹介した富士塚を含めて8つの境内社が鎮座しています。

鶴見七福神の一柱である寿老人も祀られており、七福神めぐりをする参拝者がおられるそうです。子供の健やかな成長を願う鶴見神社で、安全に健康に長生きする寿老人のご利益もあるとは、一生涯にわたって守ってくださるようで嬉しいですね。



鶴見七福神・寿老人は御朱印にも

社務所にて御朱印(書き置き)を授与していただきました。この御朱印にも、鶴見七福神の寿老人、そして鶴見の田祭りの記載がありますね。

近年の御朱印ブームに相まって、この日にも御朱印をご希望されていた方が来訪されていました。約1400年の長きにわたり鶴見を見守り続けてきた鶴見神社。

伝統を大切に受け継ぎ、今も鶴見を見守り鶴見の人々とともにあります。あなたも、歴史の流れと、そこに生きた人々の思いを感じに、鶴見神社を訪れてみませんか。

鶴見神社へのアクセス

電車・バスでのアクセス

JR鶴見駅より徒歩3分・京急鶴見駅より徒歩4分です。

JR鶴見駅東口・京急鶴見駅の間のバスターミナルから、鶴見神社前バス停までバスに乗ることもできます(バス停1つ分)。

鶴見駅前バスターミナルから出発する下記の路線が、鶴見神社前バス停に止まります。

・横浜市営バス 13系統 一の瀬/綱島駅方面

・横浜市営バス 29系統 横浜駅前方面

・横浜市営バス 155系統 東部病院方面(東部病院循環あり)

・臨港バス 鶴11系統 江ヶ崎方面

車でのアクセス

国道15号線(第一京浜) 鶴見警察署前交差点を北西側(京急高架が見える方面)に曲がり約400m、鶴見駅東口入口交差点のすぐ左手にあります。鶴見神社に駐車場はありませんので、周囲のコインパーキングをご利用ください。

Address 〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1丁目14−1
Hours 9時00分~16時00分
Closed なし
Tel 045-501-4122
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