ハッセルト日本庭園はベルギーとの友好の証!

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トラベルパートナー: Chika

神戸出身。出張で行くドイツ、フランス、イギリスなどを中心に執筆します。もっぱら一人旅ばかりで、主に美術館や教会など古い建物を巡るのが大好きです。

ベルギーのハッセルト日本庭園で和の心を感じよう

ベルギーの首都ブリュッセルから東に80kmに、日本庭園があるのを知っていましたか。兵庫県伊丹市とベルギーのハッセルト市が姉妹都市の友好の証として建設した本格的な日本庭園を訪れてみましょう。

ハッセルト日本庭園ってどんなところ

日本の職人も派遣

ハッセルト日本庭園は、1992年に、兵庫県伊丹市との姉妹都市提携を記念して作られました。2.5haもの敷地は日本庭園としてヨーロッパでも最大級の規模で、ハッセルト市民の憩いの場であると同時に、ヨーロッパの日本ファンが数多く訪れる場所でもあります。

庭園の設計は、修学院離宮の改修などを手がけた井上卓之氏が手がけました。

園内の見所

池泉回遊式の本格日本庭園

庭園は池泉回遊式よばれる、築山や池、滝やあずまやなどが配置された形式で造営。「伊勢物語」に出てくる「八ツ橋」を模した景観や、京都天龍寺の滝を手本にした滝など、伝統的な日本庭園の要素がふんだんに取り込まれています。

春には伊丹市から贈られた桜が満開になり、ベルギーにも春を告げてくれます。心なしか色が濃く見えましたが、土の違いでしょうか。

茶室で一服

ハッセルト日本庭園には、つくばいや苔庭を備えた本格的な数寄屋造りの茶室「寿松庵」もあります。ここでは、ベルギー人で裏千家の家元の方がデモンストレーションを行なっています。予約が必須なので、日程などは公式サイトの茶室のページをチェックしてみましょう。

外国で、外国の方にお茶を教わるって、なかなか面白い体験だと思いませんか。

水面に張り出した鴻臚館(こうろかん)

一番大きな東池に張り出して建っているのが鴻臚館です。ここでは各種の行事が行われています。筆者が訪れた時は生け花の展示会が行われていました。

その他、春には花見のイベントが行われたり、法学の演奏会や酒どころ伊丹の銘酒の展示会が行われます。

また、日本アニメのファンにとっては、日本らしい背景で写真を取れる絶好のスポットになってるみたいです。

ヨーロッパの石が日本庭園に

伝統的な日本庭園そのものに見えるハッセルト日本庭園ですが、実は使われている石はヨーロッパのものだそうです。石組み自体は日本の庭師が行いましたが、庭師さんたちはわざわざオーストリアのチロル地方まで出向いて理想的な石を選んできたそうです。

日本庭園にしっくりなじむヨーロッパの石たちにぜひ注目してみてください。

フォトジェニックなモニュメントたち

園内には他にも鳥居や鐘つき堂、小さなお堂、絵馬を掛ける場所など、日本らしいスポットがいっぱい。特に絵馬は現地のひとたちに人気のようで、いろいろな言語でお願い事が書かれていました。恋愛や家族関係のお願い事が多く、願うことは皆同じだなあと感じました。

園内では結婚式の前撮りをしているカップルもいて、ウェディングドレスと日本庭園が不思議にマッチしていました。

季節の行事も楽しめる

春には伊丹市から海を渡った桜の下で花見、夏はお盆の行事、秋は菊まつりと、季節に応じたイベントが豊富に開催されています。

中でも筆者が注目したいのは春に行われる新酒披露のイベントです。伊丹市は知る人ぞ知る酒どころで、姉妹都市として毎年新酒のお披露目が行われるそうです。ベルギーの地で日本酒に酔いしれる、ぜひ体験したい贅沢ですよね!

ハッセルト日本庭園へのアクセス

電車でのアクセス

ブリュッセル中央駅からハッセルト駅まではベルギー国鉄の特急列車インターシティで約1時間半。

バスでのアクセス

ハッセルト駅からはバスで5系統 (Maaseik/Maastricht行き)、36系統 (Genk行き) 、20a系統 (Lanaken/Maastricht行き)のどれかに乗車し、「Hasselt Rijksadministratief Centrum」で下車すぐ。全体の所要時間は約2時間。

住所| Gouverneur Verwilghensingel 23 Hasselt
営業時間|10:00-17:00(ただし祭日は13:00-17:00)
定休日|毎週月曜日(冬季は休園。公式サイトを参照)
電話|
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