堅牢かつ優美な漆黒の美の秘密を輪島塗会館で探る

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旅行と温泉大好きな元新聞記者です。石川県の日帰り温泉はほとんど制覇しました。個性豊かな温泉を求めて今は北陸3県を中心に駆け巡っています。車の中には温泉セットが常備されています。北陸の穴場スポット、美味しいもの、道の駅ならおまかせあれ。東南アジア、沖縄にもよく出かけます。

堅牢かつ優美な輪島塗の歴史と粋をみてくだい

英語で「Japan」は「漆器」を意味するってご存じでしたか?漆工芸は日本を代表する伝統工芸で、中でも最高級とされるのが「輪島塗」です。輪島市では、塗師(ぬし)と呼ばれる職人さんが今でも手作業で輪島塗を制作しています。有名な朝市通りから歩いてすぐの場所にある輪島塗会館は、輪島塗の歴史や工程を知ることができる豪華絢爛な場所でした。

堅牢かつ優美な漆黒の美の秘密を輪島塗会館で探る

ミシュランガイドの一つ星を獲得、豪華絢爛な空間は別世界

輪島塗会館の外観がとってもおしゃれ。黒い屋根に赤い柱が印象的です。開放的なガラス張りになっているので、外からのぞくと、豪華絢爛な漆黒の美に眼が奪われます。朝市通りから徒歩で5分ぐらいです。世界各国に日本の優れた観光地を紹介する「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」から一つ星の評価を獲得したとあって、中に入るしかありませんね。

値段が高いのも納得!漆黒の美「輪島塗」の工程は100以上

輪島塗の起源については、様々な説ありますが、認識されている最古の輪島塗は室町時代のもの。江戸時代には輪島塗の名前は全国に知れ渡っていたようです。堅牢かつ優美な輪島塗の特徴が、100を超える工程を一つ一つ職人さんが手作業で、しかも分業で行っている点です。また壊れても修理して使えます。輪島の友人宅には、明治時代から使っているお盆があり、今でも現役です。

1階は安心と高品質な漆器が並ぶ展示販売コーナー

輪島塗会館のコンセプトは、輪島塗の奥深さを紹介するというものです。会館の1階では、市内に約60件ある塗師屋(漆器店)の商品を一堂に集め、展示販売されています。輪島塗といえば、重箱やパネルなど、現代の生活にマッチしていない高級すぎる伝統工芸というあったのですが、地元の人の努力で近年では普段使いのリーズナブルなものや、斬新でオシャレなデザインのものなども展示されています。

2階は圧巻!輪島塗職人の道具などが並ぶ日本唯一の資料館

2階は、輪島塗の製作用具などを展示する日本唯一の資料館です。民俗学的にも貴重な国の文化財などもあり、見る者を圧倒します。中でも見ごたえがあるのは、完成するまでに100以上もあるといわれる手数を輪島塗の椀を用いて、133個の工程見本で表したコーナーです。壁一面に飾られた工程見本を見ると、値段が高いのも納得です。オブジェみたいで、美しいです。

輪島塗の歴史や名品がある2階ぜひゆっくり見てほしい

輪島塗の歴史や由来が描かれた古文書などもあります。漆工芸技法の一つで、 漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描く蒔絵(まきえ)の名品の展示あり、圧倒的な存在感と美しさに思わず見入ってしまいました。5,000万円を超える総輪島塗の御輿もありました。漆芸王国「輪島」の伝統を感じることができます。

輪島塗職人の家が街並みに溶け込み輪島らしさを演出

輪島塗会館は、輪島漆器商工業協同組合が企画・運営しています。地元の職人さんたちが輪島塗を持ち寄って、展示販売しているため、安心して高品質な輪島塗を購入することができます。輪島市内では、輪島塗職人たちが制作活動を続けています。ちなみに市内の病院で生まれた赤ちゃんには、へその緒を入れる輪島塗の箱がプレゼントされています。

輪島塗会館は塗師さんによる輪島の魅力を発信する場

輪島塗職人さんは塗師(ぬし)と呼ばれています。輪島市内には数多くの漆職人の工房があり、輪島塗は市民の生活の中に溶け込んでいます。輪島漆会館周辺にも、塗師の家があり、公開されている場所もあります。美術王国・石川にお越しの際は、ぜひ輪島へも足を運んでください。輪島塗の魅力のとりこになることでしょう。

輪島塗会館へのアクセス

車でのアクセス

のと里山海道穴水ICを降りて、国道249号線を直進。輪島市中心部へ。朝市駐車場は乗用車10台。午前のみ有料で1台500円。

バスでのアクセス

JR金沢駅より特急バスで約120分、輪島塗会館下車。

住所|〒928-0001 石川県輪島市河井町24-55
営業時間|8時30分~17時
定休日|無休
電話|
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