東山円筒分水槽はSNSで話題沸騰!美しい絶景スポットへいこう

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: momoume

旅行と温泉大好きな元新聞記者です。石川県の日帰り温泉はほとんど制覇しました。個性豊かな温泉を求めて今は北陸3県を中心に駆け巡っています。車の中には温泉セットが常備されています。北陸の穴場スポット、美味しいもの、道の駅ならおまかせあれ。東南アジア、沖縄にもよく出かけます。

水循環の街魚津のパワースポットは田んぼの中の珍風景

最近、富山県魚津市の山中にある農業用水施設が注目を集めています。「日本一美しい」と絶賛されているのは、東山円筒分水槽(ひがしやまえんとうぶんすいそう)です。田んぼの中に突然現れる「謎の物体」。円形の筒から四方八方に水が噴き出している、何とも奇妙な光景に心を奪われる人が続出中とか。「円筒分水」マニアがこよなく愛するSNSなどで話題の絶景スポットを訪れました。

SNSで話題沸騰!絶景スポット日本一美しい東山円筒分水槽

水循環の街魚津のパワースポットは田んぼの中の珍風景

「蜃気楼、ホタルイカ、埋没林」で有名な魚津市の市街地から片貝川の上流に向って車を走らせると、川沿いの田んぼの右端に巨大な「謎の物体」が見えてきます。滝のような音が聞こえてきます。ザーッという大きな音は、小さな会話をかき消すくらいの迫力です。ものすごい水量で勢いよく、流れ落ちる姿は見ていて気持ちがいいほどです。田園風景で、周りには民家もないため、聞こえてくるのは迫力ある水音だけ。なぜだか心が落ち着き、癒されます。

階段を上ってみると、サイフォンみたいになっていた


円筒分水槽に併設された階段を上ると、全体が見渡せます。「謎の物体」は、直径9.12m、高さ約2.5mの美しい円形の水槽でした。真ん中に穴があって、水がこんこんと噴き出しているのが分かります。噴き出た水が表面張力で盛り上がっている。なんだかコーヒーサイフォンみたい。円筒分水槽から流れ出た水は、左右にある三つの水路に流れているようです。なぜこんな施設がここに。そもそも円筒分水槽って一体何でしょう。

水争いが発端で作られた公平に配分する円筒分水槽


東山円筒分水槽が作られたのは、水争いが発端だそうです。魚津市を流れる片貝川は、雨が降っても水がすぐに海へと流れ出てしまうくらい、流れが急な河川。その昔、用水の取水口が川のあちこちに点在していたため、上流で水を多く取り込んでしまうと下流では水がなくなるということが頻発し、水を巡る争いが絶えなかったといわれています。円筒分水槽は、立山からの名水を田んぼに分配するための施設だったのです。

東山円筒分水槽は今でも現役!清らかな水を提供


用水工事事業が着工したのは、昭和13年(1938)。その事業一環として、東山円筒分水槽は昭和30年(1955)に完成しました。川沿いにある看板によると、片貝川の川底を水路トンネルで対岸から水を引き、サイフォンの原理で円筒水槽に水を吸い上げる仕組みになっています。60年以上、周辺の水田に清らかな水を提供し続けている姿は本当に美しいです。

東山円筒分水槽が日本一の理由は高さにあり


東山円筒分水槽は全国にある他の円筒分水槽と比べると、落差が大きいのが特徴です。田んぼから突き出した独特の形と仕組みは、誰の目から見ても水が公平に分配されていることが明らかで、片貝川の水争いの解消につながりました。公平な分配をしていることをアピールする高低差が、「日本一美しい」と称賛されるようになったのですね。ちなみに富山県は円筒分水の宝庫で、魚津市に2つ、上市町と南砺市にそれぞれ1つずつ、合計4つあり、今でも現役です。

東山円筒分水槽の見ごろとインスタ映えする写真が撮れる時期


東山円筒分水槽は平成25年、富山県内の美しい景観に贈られる「うるおい環境とやま賞」を受賞しました。こんこんと勢いよく噴き出す迫力ある姿を見たい方は、5月から7月に行くのがおすすめです。農作業が終わった秋冬は、水量はあまり多くありません。時間帯によっては、夕日に照らされる田んぼと円筒分水槽が共演する写真を撮ることもできますよ。

水循環が一つの街で完結する魚津の新しいパワースポット


魚津は海岸から約2400m級の山岳地帯までが約25kmの範囲で広がる急こう配の場所。山の地下に貯まった水が川を下り、海に流れ、海水を吸い上げてできた雲が雨を作り、雨がまた山から流れ出す、この水の循環が一つのまちで完結し、一目で見渡すことができる世界でもまれな地域が魚津です。水循環の街魚津の新しい観光スポット東山円筒分水槽は、パワースポットとしても人気が高まっていますよ。不思議な光景を見たい方はぜひ足を運んでください。

 

東山円筒分水槽へのアクセス

車での行き方

あいの風とやま鉄道魚津駅から、片貝川に沿って車で約15分。

バス・電車での行き方

魚津市民バスの天神ルートで東山公民館前で下車、徒歩で約8分。

住所|〒937-0015 富山県魚津市東山
営業時間|24時間
定休日|なし
電話| 0765-22-1200
公式サイトはこちら