サールナートは仏教の聖地!教養を深める旅へいこう

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トラベルパートナー: Nicola

外語大を卒業した後に東欧身の外国人と国際結婚し、国内外を問わず知らない国や地域に訪れるのが好きです。一眼写真が趣味の主人と現地で出会う人との会話や食事、地域に根差す文化を自由に楽しむ無計画旅行がメインスタイルです。出身である神奈川県を中心に、関東周辺やヨーロッパに関する記事を執筆しています。

お釈迦様が初めて説法を説いた地で、多くの人が巡礼に訪れます。

サールナートはお釈迦様が悟りを開いた後、初めて説法をといた場所と言われ、お釈迦様の教えにある4つの真理はこの地で生まれたとされています。イスラム教の侵攻により、大部分が破壊されて遺跡として保存されているサールナート。今も多くの信者や仏教僧も聖地巡礼で訪れるこの場所についてご紹介します!

仏教における貴重な遺跡公園

仏教建築や仏教芸術は見物

サールナートは、インドのヴァラナシから北に10kmほど行ったところにある仏教の聖地の一つ。ネパールのルンビ二、インドのブッダガヤ、クシナガラと共に仏教の四大聖地です。

大規模な遺跡公園として、今もなお仏教建築や仏教芸術が多く残っています。また世界各地の様式を有した寺院が多くあり、各国から仏教徒が集まります。

サールナート必見のスポットをご紹介!

王の逸話によって誕生した鹿野苑

インド政府により整備されているサールナートは、もともと「鹿の王」を意味し、鹿野苑という遺跡公園の名は古代の逸話に由来しています。

その逸話とは、昔、王族が狩りをしている時に牡鹿が女鹿を救うために命を犠牲にしました。王はこの牡鹿の勇敢な行動にとても感動し、鹿の狩りをやめて鹿野苑を造ったというものです。

考古学博物館では国章をチェック!

考古学博物館は、サールナートで出土した貴重な品が展示されています。中でも見物なのは、アショカ王柱の彫刻「四頭のライオン像」と仏像の最高傑作のひとつと言われる「初転法輪像」。

特に「四頭のライオン像」は紀元前3世紀頃に造られ、インド最古の彫刻作品とされています。このライオンは国章にもなっており、インドのお札にも描かれています。

ダメーク・ストゥーパで仏教建築について学ぶ

褐色をした33mの塔ダメ―ク・ストゥーパは、最も古い仏教建築の一つです。249年、アショク王の時代に王の命により建立。16世紀頃まで仏教僧が住み込みで修行をしていた場所です。

イスラム教の侵攻により周辺一帯が破壊された過去があり、建設当初の形跡はほぼ残っていません。現在、私たちが目にすることができるのは改修を重ねた姿です。

ダルマラージカ仏舎利塔の歴史

仏舎利塔とは遺骨を納めるための仏塔で、建築様式はストゥーパと同様です。こちらもアショカ王の命により建立されましたが、現在はその基礎が残っているのみ。

ヴァラナシの都市開発によって建築資材を集めるためにダルマラージカ仏舎利塔が解体され、内部に保管されていた遺物はガンジス川に投棄されました。仏舎利塔のすぐ後ろにはアショカ王の石碑が設置されていたそうです。

日本人画家の壁画が見物!ムルガンダクティ寺院

この寺院は1931年に雨季に瞑想するための施設として建てられました。寺院内には、お釈迦様が説法を説く様子の置物があり、日本人画家・野生司香雪がお釈迦様の生涯を描いた壁画があります。

寺院の右側には菩提樹があります。この木は1931年にスリランカからサルナートに持ち込まれ、お釈迦様がブッダガヤで悟りを得た木の子孫とされているそうです。

世界中の仏教寺院が集結!

サルナートには、タイ寺院、日本寺院、中国寺院、チベット寺院など世界中から集められた仏教寺院や僧院があります。

ワットタイサルナート寺院はタイ寺院で、チェンマイに訪れたかのように感じさせます。寺院の中では、座って瞑想することが可能です。仏像も大きいものから小さいものまで数多くあり、内部を見て回るだけでも見物です。

サールナートへのアクセス

バスでの行き方

ヴァラナシにあるVaranasi Junction駅にあるバスターミナルから、サールナート特急に乗車。距離は10km程度だが、道路の混雑により40~50分かかることもあります。

電車での行き方

Varanasi Junction駅から乗車し、20分程でSarnath駅に到着します。運航本数が少ないので注意(日中は1時間に1本程度。朝晩は数時間に1本)。

住所| Sarnath Rd、Near Chaukhandi Stupa, Sarnath、Varanasi, Uttar Pradesh 221007
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0542-2595095
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