この記事の執筆者
トラベルパートナー: Tomo
広島県出身です。中国・四国地方の観光スポットを散策することが趣味です。九州・近畿地方に足を延ばしたりもします。旧跡や食事処、風光明媚な地が大好きです。
足摺岬エリアのおすすめスポット
足摺岬は、足摺半島の先端にある岬です。「足摺岬展望台」に赴くと、四国最南端の文字を頻繁に目にするため、最果ての地に居ることを実感できるでしょう。展望台の他にも、太平洋の詩情豊かな景色を鑑賞できる場所が充実しています。
1. 足摺岬展望台
足摺岬展望台からの眺めは、世界的に有名な観光ガイドブックで2つ星を獲得した実績があるほど素晴らしいです。岬の東岸に目を向けると、白亜の灯台が崖の先端部分に立ち、太平洋の波が激しく打ち寄せています。水平線を眺めれば、辺境の地に立っている状況を実感できるでしょう。2月頃には、一帯に自生しているヤブツバキが咲き、岬の景色と競演しています。
足摺岬灯台と展望台周辺のヤブツバキの公式サイトはこちら
足摺岬灯台 – 土佐清水市第40回 足摺椿まつり | 高知県の観光情報ガイド「よさこいネット」
展望台では、270度の大パノラマを楽しめます。壮大なスケールの景色に深い感動を覚えるでしょう。展望台中央、円形のステージの上に立つと、地球の中心に立っているような気分になります。設置されている双眼鏡を覗き込めば、海の姿と共に、潮風の影響で変形した原生林を鑑賞できます。訪れる時間帯は早朝がオススメです。晴天の日のサンセットは格別です。
足摺岬は四国最南端。どこまでも続く水平線を見て心の洗濯をしよう
西方に視線を送ると、天狗の鼻という名前の断崖絶壁があります。昔、天狗が役行者との戦いによって、この崖から海に落ちたそうです。時間に余裕がある場合には、天狗の鼻にも立ち寄ってください。休憩所、写真撮影用のスペースが設けられているため、小休止に打って付けです。秋・冬はアシズリノジギクとハマカンゾウが見頃を迎え、華やかな様相を見せてくれます。
足摺岬展望台の住所・アクセスや営業時間など
足摺岬展望台 | |
高知県土佐清水市足摺岬1349 | |
0880-82-3155 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=712 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
2. 金剛福寺
弘法大師が開祖である金剛福寺は、四国霊場88ヶ所巡りの1つ、四国最南端に位置する第38番札所です。第37番札所から約90キロメートル、第39番札所まで約60キロメートルの距離です。古来、霊験あらたかな修行の道場として親しまれ、多くの僧侶が訪れてきました。今も尚、お遍路さんの姿を目にする機会が多々あります。旅の途中で立ち寄り、俗世間で付いたアカを落としましょう。
仁王門を通過して直ぐのところに、補陀洛東門が建っています。この場所は、観音様の住み処・補陀洛界に最も近いそうです。静かに心を落ち着かせていると、観音様の存在を感じられるかもしれませんね。境内には、重要文化財が点在すると共に、日本庭園が整備されています。本堂の裏に安直された108体の仏像が庭園の池に映る様子は、まさに曼荼羅の世界です。
例年、金剛福寺とその周辺地域では、秋季の夕刻~夜に足摺きらりを催しています。無数のキャンドルが置かれ、幻想的な空間を作り出しています。寺の本堂と本堂前の池は、竜宮城を彷彿させる景観に一変しますよ。ジョン万次郎銅像の一帯でも行われているため、寺院のライトアップを満喫した後に赴いてください。昼間とは異なる魅力を発見できるでしょう。
金剛福寺の住所・アクセスや営業時間など
金剛福寺 | |
高知県土佐清水市足摺岬214-1 | |
0880-088-0038 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_kongofukuji.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
3. 足摺岬自然遊歩道
足摺岬自然遊歩道は、足摺岬灯台の周囲、約2キロメートルにわたって続く歩道です。道路の両脇に林立する椿は、長年にわたって激しい潮風にさらされ、枝が畝っています。枝が複雑に絡み合い、天然のトンネルを作っています。お天気の日に歩けば、爽やかな潮風と優しい木漏れ日を感じられるでしょう。知らず知らずの間に顔がほころび、じんわりと心が温まりそうですね。
遊歩道沿いには、足摺七不思議と呼ばれるスポットが点在しています。通過する中、七不思議を探してください。いずれのスポットも弘法大師にまつわる伝説が残っていて、大師と足摺の縁の深さを物語っています。亀のオブジェが置かれている亀呼場は、弘法大師が亀を呼び、その背中に乗って眼下の岩へと渡った場所だそうです。身体健全の御利益を望めるパワースポットです。
足摺の七不思議の1つである亀石は、人工的に作られたものではなく、天然の岩石です。亀の横顔に酷似した形状です。前述した亀呼場の方角を優しい表情で眺めています。柔らかな太陽の光に照らされた亀石は、とても神々しいです。幸運をもたらしてくれるでしょう。立ち寄った時には、亀の顔付近に掌を当てて、弘法大師の伝説に思いをはせてください。
足摺岬自然遊歩道の住所・アクセスや営業時間など
足摺岬自然遊歩道 | |
高知県土佐清水市足摺岬 | |
0880-82-3155 | |
【営業日】 通年 (1月下旬~2月末、椿の花が見頃を迎える) 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_shizenyuhodo.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
4. 足摺テルメ
足摺テルメは、自然に囲まれた5階建てのリゾートホテルです。オフホワイトを基調としたモダンな外観が印象的ですよ。館内は、美術館のような造りです。2階から3階へと続く階段は、天井部分が全面ガラス張りになっていて、昼と夜で様相が一変します。昼は陽光が降り注ぐ開放的な空間ですが、夜はムーディーな雰囲気が漂っています。宿泊の際には、館内を探索してみてください。
旅の醍醐味と言えば、その地その場所に行かなければ味わえない料理を口にすることではないでしょうか。こちらのホテルで提供されている料理は、太平洋と土佐の大地で育まれた素材を用い、先人たちが培ってきた方法で調理しています。朝・昼・夕、土佐料理の数々を心ゆくまで味わえます。数あるメニューの中でも、清水さばの刺身は絶品です。ぜひ一度ご賞味ください。
居心地の良さをとことん追求している足摺テルメは、フリースペースを充実させています。4階のライブラリーラウンジでは、特産品の柚子ワインなどフリードリンクを飲みながら、のんびり過ごせます。大きなソファが複数箇所に配置されていて、家族や友人、他の宿泊客と語り合う場所にピッタリです。ラウンジからテラスへ出ると、オーシャンビューのロケーションを満喫できます。
足摺テルメの住所・アクセスや営業時間など
足摺テルメ | |
高知県土佐清水市足摺岬字東畑1433-3 | |
0880-88-0301 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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http://www.terume.com/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
5. 白山洞門
白山洞門は、高さが約16メートル、幅が約17メートルあります。ここまで大きな花崗岩洞門は非常に珍しいです。海岸から続く遊歩道を経由して徒歩で容易に近づけるため、足摺旅行の途中ぜひ立ち寄ってください。洞門の内部に立って周囲を見渡せば、別天地に訪れた感覚が味わえるでしょう。洞門の上へ足を運ぶと、白山神社の本宮を遥拝することが可能です。
白山神社の情報はこちら
白山神社(高知県) 白山社めぐり(118) | 白山比咩神社 | 石川県
白山洞門の住所・アクセスや営業時間など
白山洞門 | |
高知県土佐清水市足摺岬 | |
0880-82-1212 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_hakusandomon.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
6. 足摺グランドレスト
足摺グランドレストは、金剛福寺の向かい側に立地しています。1階は、足摺土産を揃えている売店です。2階のレストランでは、足摺岬ならではの景色を眺めつつ、地元の旬の食材をいただけます。春はトビウオと初鰹の刺身、夏は足摺産の天草100パーセントの手作りところてんを愉しめます。郷土の味に心の底から満たされるでしょう。散策で疲れた時には、こちらで一休みしてください。
足摺グランドレストの住所・アクセスや営業時間など
足摺グランドレスト | |
高知県土佐清水市足摺岬214-13 | |
0880-88-0017 | |
【営業日】 施設ごとに異なる 【定休日】 【営業時間】 |
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http://www.kojyanto.net/ashizuri-gr/index.htm 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
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ぐるなびで詳細を見る・予約する ※最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
7. 足摺亜熱帯植物園
足摺亜熱帯植物園は、駐車場を併設していないため、近隣の金剛福寺に車を停めて歩いてアクセスしてください。園内は、リュウビンタイやビロウなど、約500種類の亜熱帯性植物が群生しています。足を踏み入れた瞬間、トロピカルなムードに包まれるでしょう。遊歩道を散策する中、日本国内では稀有な品種を間近で鑑賞できます。早春には、ヤブツバキが風雅な様子を見せています。
足摺亜熱帯植物園の住所・アクセスや営業時間など
足摺亜熱帯植物園 | |
高知県土佐清水市足摺岬 | |
0880-88-0004 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.shimizu-kankou.com/diarypro02/archives/130.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
8. ペンションサライ
ペンションサライは、半島の東部、シーサイドに立地しています。全室オーシャンビュー、美しい景観を眺めながら寛げます。素晴らしいロケーションと共に、豪華な夕食が宿の自慢です。食材は地魚がメインです。調理師歴15年のオーナーさんが市場で競りに参加し、水揚げされたばかりの魚介類を仕入れています。新鮮な海の幸を使った高知名物・皿鉢料理は格別です。
ペンションサライの住所・アクセスや営業時間など
ペンションサライ | |
高知県土佐清水市足摺岬70 | |
0880-88-1010 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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http://www.p-sarai.net/smp/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
松尾エリアのおすすめスポット
松尾は、足摺岬の西方に広がる地区です。好漁場として釣り人の間で有名な臼碆は、黒潮が日本列島に最初に接岸する場所です。「鵜の岬展望台」と「臼碆竜宮神社」は、潮流の観察にピッタリですよ。時間をかけて訪れるだけの価値があります。
9. 唐人駄場遺跡
唐人駄馬遺跡は、巨大な石が数多く存在しています。詳細が明らかになっていませんが、縄文時代の人々が儀式や通信のために石を並べた形跡ではないかと推測されています。不思議な巨石を目の当たりにすると、大地のみなぎるパワーを感じられるでしょう。石の上に登り、手足を広げて寝転がってみれば、繭の中で包まれているような心地良さを味わえるはずです。
唐人駄場遺跡の住所・アクセスや営業時間など
唐人駄場遺跡 | |
高知県土佐清水市松尾977 | |
0880-82-1212 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_tojindaba.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
10. 鵜の岬展望台
鵜の岬展望台は、足摺岬から約5キロメートル離れたところに位置しています。眼下に広がる海面では、潮目が渦を巻きながら移動しています。次から次へと打ち寄せる荒波によって洞窟と崖が形成されているため、インパクト大の写真を撮れますよ。午前は濃紺の海に映える渦潮、午後は幻怪な岩場の撮影に適しています。広角レンズを持参し、シャッターチャンスを狙ってください。
鵜の岬展望台の住所・アクセスや営業時間など
鵜の岬展望台 | |
高知県土佐清水市松尾 | |
088-823-9609 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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https://www.attaka.or.jp/photolib/search/details.php?tno=99&type=A 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
11. 臼碆竜宮神社
海に突出した岩山に在る臼碆竜宮神社は、漁師が豊漁と海の安全を願って建造しました。近年、辺境の絶景スポットとして注目を集めています。社の周辺では、波が凄まじい勢いで崖と岩に当たり、しぶきが飛び散っています。白く泡だった波を見られるチャンスが豊富です。最寄りの駐車場から社まで約500メートルの道中でも、臼碆の大自然のパワーを感じ取れます。
臼碆竜宮神社の住所・アクセスや営業時間など
臼碆竜宮神社 | |
高知県土佐清水市松尾 | |
0880-82-1212 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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http://www.ashizuri-onsen.com/spot/usubae.htm 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
竜串エリアのおすすめスポット
竜串は、足摺半島の付け根付近に位置しています。竜串海岸一帯には、日本初の海域公園が在り、海洋生物をテーマにした観光スポットが多いです。周遊する場合は、先ずエリアの代表格となっている「足摺海底館」を訪れましょう。
12. 足摺海底館
足摺海底館を訪問する時は、レスト竜串の駐車スペースに車を停めてください。レスト竜串を通過し、遊歩道を渡った先に、太平洋と複雑な海岸線を見渡せる展望台が建っています。周囲の景観を一頻り楽しんでから、階段を降りましょう。降り立った場所が足摺海底館です。水深7メートル程度に位置する館内では、竜串海中公園の特異な景観を自分のペースで鑑賞できます。
竜串海中公園の公式サイトはこちら
天然のミュージアムである足摺海底館の内部には、直径60センチメートル程度の窓が配備されています。窓を覗き込めば、ソラスズメダイやハリセンボンなど、多種多様な魚の競演に心が躍ります。時期によっては、イワシの群れが出没して驚かせてくれますよ。変化し続ける海中景観は、飽きることなく見続けられるでしょう。眺め続ける中で、魚と目が合うかもしれませんね。
海底館の入口に在るレスト竜串は、土産物屋とレストランを併設しています。土産物屋は、宗田カツオをはじめとする特産品が種類豊富に揃えられています。足摺旅行の土産を買う時に役立つでしょう。レストランでは、高知のソウルフードである鰹のタタキの他、地元食材を使った手料理が提供されています。海岸美を望む好立地のため、食事と景観の両方を愉しめます。
足摺海底館の住所・アクセスや営業時間など
足摺海底館 | |
高知県土佐清水市三崎4124-1 | |
0880-85-0201 | |
【営業日】 通年 【定休日】 【営業時間】 |
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http://www.a-sea.net/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
13. スノーピーク土佐清水キャンプフィールド
スノーピーク土佐清水キャンプフィールドは、海に面するアウトドア施設です。近くに竜串海域公園1号地が在り、亜熱帯性の海洋生物を身近に感じられる環境です。敷地内には、40のキャンプサイトの他、12のモバイルハウス、スノーピーク直営店が整備されています。野遊びにピッタリの場所です。天気が良い日は、土佐の名物である鰹の藁焼きを管理棟の裏で体験できます。
スノーピーク土佐清水キャンプフィールドの住所・アクセスや営業時間など
スノーピーク土佐清水キャンプフィールド | |
高知県土佐清水市三崎字エジリ4145-1 | |
0880-87-9789 | |
【営業日】 水曜日以外 【定休日】 【営業時間】 |
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https://sbs.snowpeak.co.jp/tosashimizu/shop/index.html 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |