花の大和郡山城跡は今後の変化に大注目しながら楽しんで!

公開日:2019/12/6 更新日:2019/12/6

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出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。
客足が落ち着く奈良盆地の秋冬はひやっこくなりよるから、ぬくい格好で来ぃや~

公園として整備されている大和郡山城跡は、大和郡山市のシンボルであり、奈良県内でも桜の名所として有名なスポットとなっています。大きな水堀に沿って植えられた桜並木が優美な景色を生み出し、飴色となった木材の風合いと漆喰の白壁が落ち着いた趣を出している櫓は写真映え抜群です。2019年現在、極楽橋や櫓の再建計画が進められ、今後の展開も楽しみのひとつ。知れば知るほど味わい深い魅力は史跡としてもポイントが高い場所です。

水と桜で彩られた大和最大の平城

奈良県有数の花見の名所


「続日本100名城」「日本さくら名所100選」に選定されている大和郡山城跡は、水堀に沿って多くの桜が満開になる風光明媚な景観が魅力的な大和国では最大規模の平城。

古来より交通の要所であり、大和・和泉・紀伊100万石を所領していた羽柴秀長の居城として有名であり、天守台から眺めれば水堀と縄張り、そして奈良盆地の広大なパノラマが眼前に広がります。桜の開花に合わせて開催される「お城まつり」は多くの人出で賑わい、ライトアップも催されて夜桜を楽しむこともできます。

重厚的な建造物群と文化財たち

城址会館


城址内で最も目立つ建物である城址会館は、日露戦争戦勝記念に奈良県で最初の県立図書館として奈良公園内に建設された建物を移築したもの。外観は和風、内部は洋風の和洋折衷な建造物です。

シンメトリーな外観や東大寺転害門を模した豪奢な車寄せ、レトロモダンな内装など何処を撮ってもオシャレで建築好きにオススメです。1階ホールは土日祝日であれば一般人でも見学が可能ですが、平日は教育機関として使われているため見学できません。

 

柳沢文庫


郡山藩は藩主をはじめ藩士にも多くの文化人がおり、多くの書画が残されました。その古文書類を展示した柳沢文庫では、大和郡山指定文化財を中心に多くの書画が展示されています。また、古文書や貴重図書の閲覧もできるため、利用したい方は閲覧希望日の一週間前に申請を。

「続日本100名城」のスタンプ設置場所でもあります。図録や書籍以外に城址内でおこなった養蜂で採取できた「御殿はちみつ」という珍しいお土産があったり、お茶やミネラルウォーターも販売していたり幅広く活用できるスポットです。

極楽橋の完成が待ち遠しい!

完成までは迂回ルートで天守台へ


城址内には追手門・追手東隅櫓・十九間多聞櫓・追手向櫓が復元されています。天守台から徒歩8分の距離にある永慶寺の山門は郡山城の城門の移築であり、貴重な現存建造物なので興味のある方は足を伸ばしてみて。

2019年現在、毘沙門曲輪と本丸を繋げていた極楽橋の再建が進められており、完成した際には大きく景観が変わりそう。極楽橋が完成するまでは迂回路から神社の方を回って本丸へ向かいましょう。横に二人が並んだくらいの幅しかない迂回路では、散歩中の地元民との温かい交流があることも。

100万石の栄華に思いを馳せながら

遠くは若草山まで望める天守台展望デッキ


天守台へは柳澤神社の脇を通って奥へ進むと辿り着けます。展望施設には利用時間があり、それ以外は立ち入り禁止。4月~9月と10月~3月で閉まる時間が変わるため、要注意です。天守台は展望デッキとして整備され、雄大な眺めを楽しめます。大和郡山の城下町の拡がりはもちろん、天気が良ければ平城京大極殿や若草山、南は三輪山まで望めるのです。

主要な街道が集まる土地でもあるため、ここから周囲を見張っていたのでしょう。大きな水堀や曲輪などを俯瞰的に鑑賞でき、あらためて規模の大きさを実感できます。

天守台の見所は眺望だけじゃない!


大和国・和泉国・紀伊国三ヵ国100万石の領主として大和郡山城の城主となった羽柴秀長は、大規模な城郭整備をおこないました。もともと石材に乏しい大和国で完成を急いだため、石垣には墓石や石仏まで転用されています。

天守台の石垣には「逆さ地蔵」と呼ばれる転用された石仏を発見できるなど、他にも素人目でもわかるほど転用石が多いので、一周回ってみて!中には、平城京で使われていた礎石だと伝わる巨石もあります。何に使われていた石材なのか予想しながら鑑賞すると面白いですよ。



展望台の上にも見どころが!


絵図や古文書がほとんど残っていなかったために「幻の天守」として存在が疑われていた天守。発掘調査によって礎石が発見され、採掘された土からは何種類かの瓦も見つかりました。実在を裏付けた礎石の位置が示されている展望台には、礎石の実物も設置されています。大きな礎石から当時の大きさを想像することも、史跡巡りの楽しみのひとつ。

景色だけでなく、足元も見落とさずに!実は「郡山CG再現プロジェクト」の公式HPでは、奈良県産業大学で制作された郡山城と城下町を再現したCGを見ることができるため、イメージが欲しい方はアクセスしてみて!

大和郡山城跡へのアクセス

公共交通機関でのアクセス

・東海道新幹線であれば「京都駅」下車し、近鉄に乗り換えを。近鉄橿原線へは「近鉄大和西大寺駅」で乗り換え可能。
・近鉄橿原線「近鉄郡山駅」から徒歩で11分。
・JR関西本線「郡山駅」から徒歩26分。

自家用車でのアクセス

・西名阪自動車道「郡山IC」から車で16分。
・24号線から9号線や144号線を経由して車で7分。
・三の丸緑地の地蔵尊の脇を抜けて線路を渡り、大和郡山城の案内看板を折れると専用駐車場がある。細い路地のため、通行時は要注意。

Address 〒639-1011 奈良県大和郡山市城内町
Hours なし(柳沢文庫・城址会館は9:00~17:00 天守台展望施設利用時間は4~9月7:00~19:00 10月~3月7:00~17:00)
Closed なし(柳沢文庫は月曜・祝・12/27~1/5は休み、城址会館は土日祝日のみ見学可能)
Tel 0743-52-2010(大和郡山市役所)
Web https://www.city.yamatokoriyama.nara.jp/overseas/japanese/kankou/history/001339.html