やっぱり肉だった!アルゼンチンの郷土料理・グルメ10選

アルゼンチンでの食べ物のイメージと言えば、牛肉ではいでしょうか。自然に放牧されている肉牛は、無駄な脂肪も無く食べ応えは抜群で、生産量・消費量ともに世界一であることもうなずけます。しかし、アルゼンチンは隠れたグルメの国、シンプルでありながら滋味に富んだ料理もたくさんあります。アルゼンチンの豊かな食文化をご紹介します。

#1 チョリパン(choripan)

チョリパンは、アルゼンチンの人々のソウルフード!
その人気ぶりは、首都ブエノスアイレスに30店が軒を連ねる「チョリパン・ストリート」なるものがあるほどです。

牛肉の辛みの少ないチョリソーを焼き、パンで挟むだけの単純なものですが、それだからこそ、肉の旨みが味わえます。

屋台で手軽に売られているのも魅力的です。

#2 アサード(asado)

アサードとはスペイン語で「焼かれたもの」。
アルゼンチンと言えば、牛肉。
国内各地にごまんとあるパリ―ジャと呼ばれる肉料理の専門店で食べるのがおススメです。
その中で、定番中の定番、まずは「アサード」(ステーキ)を味わってみてください。

あら塩だけの味付け、炭火でゆっくりと気長に焼かれたアサードは、歯ごたえがあり、「肉を食べた」という満足感でいっぱいになります。

肉の種類は、サーロイン・フィレ・リブが代表的です。

#3 エンパナーダ(empanada)

具を半月形のパイ生地の中に挟んで、オーブンで焼いたり揚げたりしたものです。
中身は、定番としては牛ミンチ・鶏ミンチ・ハムとチーズがありますが、変わったところではほうれん草・マッシュルーム・コーンのホワイトソース煮

なんてものもあります。

パーティーでは、前菜として使われることもあり、レストランではフルーツを挟んでデザートにすることもあります。
中身やお店によって、折りたたみ方が違ったりするのも楽しいポイントです。

#4 ロクロ(locro)

ロクロは、アルゼンチン北西部の郷土料理で、トウモロコシをベースに、豆や臓物系の肉、玉ねぎ、カボチャなどを煮込んだシチューです。
北西部では、日常的に食べられる料理ですが、ブエノスアイレスを含むそのほかの地域では、主に革命記念日や独立記念日といった祝祭日のイメージが強い料理なのです。
この記念日は、両日とも冬のシーズンで、寒い中、家族でロクロを食べて暖まるのがアルゼンチンの人々の伝統です。

「ロクロ」という言葉、元々はインカ帝国の時代の言葉。
アルゼンチンの建国より古い言葉だと思うと、祝祭日に食べるのがぴったりだという気分になりますね。

#5 ドルチェ・デ・レチェ(dolce de leche)

牛乳(レチェ)を長時間気長に煮詰めて、キャラメル化したものです。
パンに塗ることが一般的ですが、お店では、これを使ったスイーツ、例えばアルファフォーレスという名前で、クッキーに挟んだり、タルトに使われています。
ドルチェ・デ・レチェの発祥は、19世紀の初め、覇権争いをしていた2者が、和睦を結ぶために、一方の居室を訪ねたときだそうです。
その時に砂糖入りの牛乳を温めていた従者が、慌てて鍋を放置してしまい、できあがったのがこの国民的甘味だということです。
その後、両者は話し合いをしながら、このとろけるような優しい甘さを味わったとのこと。
争いを収める効果もあるのかもしれませんね。

#6 フミタ(Humita)

アルゼンチンだけでなくチリ、ペルーなどのアンデス地域で伝統的に愛されてきたとうもろこし料理。
牛乳、玉ねぎ、スパイス、山羊のチーズとともにマッシュし、蒸した料理です。
主食として食べられており、日本でいうご飯やパンに相当します。
アルゼンチンのソウルフードですね。

#7 リャマのステーキ(Llama Steak)

アルゼンチンの北西部のノルム地方で伝統的にリャマのステーキが愛されています。
日本人には馴染みが薄く、ちょっとかわいいキャラクターというイメージがあると、「リャマを食べるの可哀想」という反応がありそうですが、低脂肪で健康的な素材としても愛されるれっきとした食材です。
牛肉よりも質素で素朴な味わい。
険しい山岳地にも適応して住めることから、昔から愛されてきた家畜です。

#8 ミラネサ(Milanesa)

アルゼンチンに残るイタリア文化として知られています。
名前も「ミラノ風」という意味です。
端的にいうとアルゼンチンのビーフカツでしょうか。
アルゼンチンだけではなくパラグアイなど南米の各地方で愛されています。
牛肉を叩いて伸ばし、レモン、ニンニク、クミンなどで味付けをしてフライ。
間違いなく美味しそうな料理ですね。

#9 プロボローネ(Provoleta)

イタリアから伝わったチーズは、ここアルゼンチンでも大人気。
プロボローネとはチーズの種類を指しますが、そのまま写真のような料理を指すことも。
表面はカリカリ、中はとろ~りのチーズ料理って、万国共通でウケが良いですね。
南米の赤ワインも添えてどうぞ。

やっぱりみんな大好きピザ

チーズ大好きアルゼンチンでは、ピザが大人気。
イタリアのナポリから伝わった共通点がありますが、チーズの量はこれでもかというほど。
アルゼンチン旅行ではぜひ現地のピザを食べてください。

旅行に行ったら郷土料理を楽しもう

アルゼンチンの食文化、想像通り肉料理のオンパレードでしたが、チーズが大好きというのも意外ですね。
イタリアからの食文化が通じているということで、日本人もお口に合いそうなメニューばかり。
アルゼンチン料理をぜひお楽しみください。