岩壁にそびえる中世の崩れゆく古城『ダンルース城』

ヨーロッパの西の果てにある自然豊かなアイルランド。そんな雄大かつ険しい自然に囲まれたアイルランドの北部に、古城『ダンルース城』はそびえ立っています。波の打ち付ける岩壁に建ち、長年の波風で風化しながらもその姿を見せつづける中世の古城は、どこか凄みのある迫力を醸し出しています。今回は、険しくてロマンティックな古城『ダンルース城』をご紹介します。

ダンルース城(Dunluce Castle)

telegraph.co.uk

『ダンルース城』は、イギリス・北アイルランドのさらに北部、コーズウエー海岸にある中世の古城です。14世紀以前に建造され、もともとは要塞として使われていたようです。そのため、外敵が侵入しにくい切り立った岩壁の上に建てられています。17世紀ごろには、当時の領主だったスコットランド貴族マクドネル家の居城として改築されましたが、現在は建造当初の要塞の様子が再現されています。

ダンルース城(Dunluce Castle)

youtube.com

海沿いの岩壁に建てられたこの城は、長年の波風によって日々風化が進んでいます。そのため、城のいたるところで天井や壁が崩れて、外壁や道のみが残されています。これらの崩れゆく石壁は、訪れる人々に遙かむかしの荘厳な要塞を思い起こさせてくれます。また同時に、この古城が過ごした長い年月と厳しい自然をも感じさせるでしょう。
『ダンルース城』への入り口は、高い石壁に開いた大きな穴です。もともとは大広間だったと思われる場所ですが、いまは天井は無く、高い石壁と、おそらく入り口があった箇所が壁のかなり上部から崩れており、大きな穴となり立ちはだかっています。その大穴を抜けると、メインホールと塔への階段が見えてきます。いずれもかなり崩れてはいますが、建物のおおまかな造りは見て取ることができます。

ダンルース城(Dunluce Castle)

flickr.com

メインホールから海側に進むと、もうひとつの塔にたどり着きます。こちらは比較的建物の保存状態が良く、塔の上の方まで階段で登ることができます。塔の上から城の外を眺めてみましょう。切り立った直角の岩壁に打ち付ける波。大小さまざまな溶岩石のころがる海辺。地上に広がる一面の草原。これらを眼下に一望することができます。

ダンルース城(Dunluce Castle)

holidayfeed.com

もともと要塞だった『ダンルース城』には、外からの侵攻を受けた際に逃げ出すための「秘密の地下通路」があります。塔の下にその跡地とされる穴が残されており、地下に潜る階段を見ることができます。また、城の外にも海に続く洞窟があり、こちらは自然の洞窟ですが地下通路として整備されたとも言われています。現在は海側から洞窟を見られるよう、見学用の階段も設置されていますので、城内の見学と合わせてぜひ見ておきたいですね!

ダンルース城(Dunluce Castle)

antrimgardens.com

『ダンルース城』の絶景は、映画などのロケ地にもなっています。ジャッキー・チェン主演の「メダリアン」では、敵役の隠れ家として登場しています。また、レッド・ツェッペリンのアルバムのジャケットに『ダンルース城』の写真に使われたことでも一躍有名となり、同じアングルから城を眺めようと多くのファンが訪れたそうです。

ダンルース城(Dunluce Castle)

discerninghearts.com

広大な海原に面した険しい溶岩石の絶壁。高さ30メートルにもなるその絶壁の上にそびえる、荒涼とした古城『ダンルース城』。長い年月をかけて徐々に風化し崩れてゆく要塞は、その独特の存在感で訪れる人々を魅了します。凄みを持った絶景は、はるか中世から今も敬愛されつづけています。岩壁にそびえる儚くも力強い古城から、一面に広がる大海原を眺めてみてはいかがでしょうか。

ダンルース城(Dunluce Castle)への行き方

日本からアイルランド島への直行便は残念ながらありません。ロンドンを経由し、飛行機で1~2時間ほどでアイルランド島へ。北アイルランドの主要都市ベルファストにある空港に着いたら、バスまたは電車で港町ポートラッシュまで移動。ポートラッシュからバスで10分程度。

格安航空券を今すぐ検索!/

出発地:

到着地:

行き:

帰り:

大人 子供 幼児

TRAVELIST by CROOZ