【旅行体験談】フランス・パリの有名な観光地だけに限らない魅力

wondertripでは特集「旅行体験談」の連載を始めました。それぞれの機会や理由で旅にでる日本人たちの、旅行体験記をお楽しみください。本日は、フランス パリに旅行をしたクロロンさんから、お話を伺いました。

聞き手:wondertrip編集部 katsuya

旅にいくときの荷物がとても少ないことから、旅上手を自称。

旅行体験記の提供者:クロロン

フリーター、旅行が趣味。船での世界一周後、2回目の一周も予定中。学生時代からの憧れだったパリ旅行の思い出を語るとのこと。

今回の旅程

こんにちは。
今回は世界一周経験もあるクロロンさんがパリに行かれた時の思い出を語ってくれます。
まずは旅程から教えて下さい。
学生時代からの憧れのパリで、25日間の長期の旅行を行いました。

1日目~2日目 関西国際空港より移動、トランジットでカタール観光後、現地に到着

3日目~4日目 ゲストハウスポムポムへ移動、食料や生活用品の買い出し

5日目~6日目 パリの地下墓地「カタコンベ」の観光、ゲストハウスで料理を楽しむ

7日目 ラスパイユのオーガニックマルシェを見学。
そば粉のクレープの「ガレット」を味わう。
日本で一般的なクレープと異なりざらざらした食感に戸惑う

8日目 近所の公園でのんびり

9日目~10日目 散歩をしていると遠くにエッフェル塔が見え、予定を変更し夜のエッフェル塔観光。
10月のパリの夜は日本に比べると冷え込みが厳しく、帰りに立ち寄ったカフェでホットワインを味わう、10日目は疲労のため1日中休み

11日目 ゲストハウスに置いてあったガイドブックにおいしそうなスイーツが載っていて、食べたくなったのでカ―ル・マルレッティへ。
スミレクリームのケーキを食べる

12日目 サンマルタン運河クルーズ

13日目 オペラ座でバレエ鑑賞

14日目~15日目 モンマルトルの丘のブドウ収穫祭でワインやグルメを楽しむ

16日目~17日目 スーパーやマルシェで食料品の買い出し、ベルサイユ宮殿観光

18日目~22日目 博物館・美術館巡り(6DAYパス使用)

23日目 ボンマルシェ・モノプリでお土産選び

24日目~25日目 空港へトランジットで関西国際空港から帰国しました!

「カタコンベ」と「モンマルトルの丘」に魅せられて

パリへの思いも深いと思いますが、一番印象に残っているのはどこでしょうか。
パリは6年前から憧れの場所でパリに関する本等を何冊も読んでいて、ベルサイユ宮殿やエッフェル塔と言った定番中の定番の観光スポットは写真で良く知っているためか、あまり印象的ではありませんでした。
逆にガイドブックなどであまり紹介されていない観光スポットが印象に残ったのでご紹介したいと思います。

特に印象に残った観光スポットは、「カタコンベ」と「モンマルトルの丘」でこの二つについてお話しますね。

そうですか。
観光スポットでないパリをご紹介してもらえるのはとても貴重ですね。
まず、「カタコンベ」ですが、簡単に説明すると「パリの人々のお墓」です。

なぜ「お墓」が印象に残ったのかと言うと、スケールが大きく芸術性を感じたからなんです。
2kmにも渡る地下道に年代別に分けられてところせましと骸骨が並べられていて、複数の頭蓋骨を使ってハートの形が作られていたりしました。

日本では不謹慎ですが、国が違えば死者に対する弔い方も違っていて、骸骨だらけで怖いはずなのに、恐怖感を感じる事もありませんでしたね。

パリはお墓にも芸術性を感じることができるんですね。
自然の中で弔う形でのスケールの大きさなどを実際に目にすると色々なものを感じ取ることができましたね。

もう一つ印象に残っているのは「モンマルトルの丘」ですか。

はい、「モンマルトルの丘」では1年に1回ブドウ収穫祭というお祭りが開催されます。
モンマルトルの丘には小さなブドウ畑があり、数は少なく値段は高いがパリ産のワインを購入する事ができる場所です。
写真のワインボトルはパリ産の物ですが・・・。

ブドウ収穫祭はサクレクール寺院近くの広場で行われ、多くの種類のワインや食べ物の露店が開かれ、多くの観光客やパリ市民で賑わいます。
試飲用のグラスを手に入れると、様々なワインをテイスティングする事ができ、その中で気に入ったワインを購入し、露店で売られているサラミやエスカルゴと共に味わいました。

本場フランスでのブドウ収穫祭に参加するなんて雰囲気がありそうですね。
ワインとサラミとエスカルゴとフランスを堪能していますね。
確かにそうですね。
本場で売られているサラミは日本の物に比べると値段も安い上にコクのある味わいで、ワインとの相性は最高で、本当にフランスの食文化に感動したんですよ。

パリに行かれる際は、定番の観光スポットだけではなくあまり知られていない観光スポットやイベントにも足を伸ばしてみると、より印象深いパリ旅行ができると思いますよ。

ゲストハウスでの生活

パリではどこのどんな所に宿泊したのですか。
パリ宿泊一日目は旅行会社で手配したモンマルトルの丘にあるホテルに宿泊しました。
名前は忘れましたが、夜に到着したためか周囲の治安は悪く黒人につきまとわれて怖い思いをしましたね。

宿泊2日目~最終日までは、日本人が経営する「ゲストハウスポムポム」に泊まりました。
この宿は日本人の女性のみが宿泊できる宿で、一般向けのマンションを宿泊用に改装したものでした。
ゲストハウスポムポムには、自炊ができるように冷蔵庫・お皿・調理器具等が備え付けられ、洗濯機もありとても便利でした。
1泊あたりの宿泊費用は30ユーロ程度(宿泊日数によれば割引にもなる)と割安で、洗濯機の使用料もかからず自炊ができたので滞在費を大幅に節約する事ができ、フリーターでお金のないので助かりました。

ゲストハウスで日本人の女性のみが宿泊できる宿というのがあったのですね。
ゲストハウスは安く泊まれるのでいいですよね。
とても快適なお宿でしたが、「夜10時(11時だったかも)以降の大声でのおしゃべりは禁止です。
もし苦情がでて訴訟問題になったらその費用を払ってもらいます。」という感じの決まりは厳しかったですね。

フランスは日本とは違って訴訟社会だと感じたので少し怖いと思いました。
このためか、夜中に騒がしくする人も居なくて、1部屋に6人の人が宿泊していましたが夜も熟睡する事ができて気持ちよく朝を迎える事ができました。
日本にしろ海外にしろこんなに静かなドミトリーの宿は今までに経験した事が無くダントツで最高のドミトリーでした。

ゲストハウスポムポムは決まりは厳しいですが、その分とても清潔で快適なのでお勧めです。

パリでの食材の魅力とグルメについて

なるほど、それぞれに決まりがあるのがゲストハウスらしいですね。

ところで、パリでの料理はどんなものが印象的ですか。

パリに滞在中はほとんどゲストハウスで自炊をしていました。
スーパーやマルシェ等で食材を購入して調理をしましたが、本当に色々な物を食べました。

ラム肉を使ったステーキ、フォアグラと牛肉のステーキ、ムール貝の白ワイン蒸し、ポロネギを3時間煮詰めてトロトロにしたスープ、ビーツ(ボルシチに使われる赤かぶ)と生クリームを混ぜたピンク色のスープ、紫の株・ミニキャロット・インゲンのカラフルサラダ等の様々な創作料理を作りました。

 

 

自炊されたのですね。
食材も変わった物がいろいろあったみたいですね。
初めて見る食材も多くて、調理方法には戸惑い失敗をする事もありましたが、ほとんどの料理は美味しく作る事ができました。

その理由は、フランスの食材は日本の物と比べて味がしっかりとしていて、塩・胡椒といったシンプルな調味料だけでも美味しく仕上がるからです。
特に野菜は絶品で、トマトの色は真っ赤で完熟、日本ではほとんど味の無いズッキーニにはしっかり味があり、感動ものでした。
また、フランス人が調理の際に使うバターは日本産もバターと比べものにならない程に深みのある味わいで更に野菜の味を引き立てていました。

フランスの食材自体の力が凄くて美味しいという事ですね。
それは料理のし甲斐もあって楽しく料理ができましたね。
そうですね。
カラフルな色合いの野菜と日本には無い食材でコクのある香りの料理を作っていると、ゲストハウスの他の宿泊者が集まってきて「シェフみたい」と言って私の作った料理を撮る人も何名か居ました。

デザートは近くのケーキ屋さんで買った物を食べる事がありましたが、生クリームやカスタードクリーム等のクリーム類は濃厚で大満足でした。

とにかく、フランスの食べ物はとても美味しく、食べ物のためにフランスにまた行きたいです。

パリへ旅行する方へのアドバイス

きっとお料理が上手なんですね。
食べ物の魅力って大きいですよね。
フランスにはそんな魅力もあるのですね。

さて、そんな素敵な今回のフランスでの旅行をされたわけですが、これから旅行する方へのアドバイスはありますか。

フランスのパリは華やかだとは思いますが、実際は思っているほど綺麗ではない面もありますね。
地区によってはイメージしたような感じだと思いますが、移民問題の影響か、場所によっては大型の銃を持った警察官が居たり、軍隊が街を歩いている姿を目にする事も少なくありませんでした。
観光地と言うイメージとは明らかに違う地域があるということですね。
サクレクール寺院からクリニャンクール蚤の市に行きましたが、クリニャンクールに近づくにつれパリらしさは無くなり、ついには「ここは発展途上国のアフリカか中東か?」と思わせるような風景になり、「できるだけ早く歩いてこの場から離れないと危ない」と思いました。
約30か国を旅しましたので、危険な地域が勘でわかるんですよ。
そうですか。
パリにもそんな地域があったのですね。
最近はパリでもテロがありましたよね。
それでもまだまだ「パリは華やかで綺麗なので安全」と思われている方も多いと思います。
パリは日本と違って窃盗が多く、大人だけではなく子供がスリをしている事も多々あり、子供だからと言って警戒を怠れば大事な荷物をすられてしまいます。

例えば、オペラ座界隈では、中学生位の女の子が「アンケートに答えて欲しい」と言って紙を渡そうとして、それに気を取られている内にもう一人の女の子がやってきてポケットに触られた事がありました。
電車の中でも日本語で「スリに気をつけて下さい」とアナウンスがあり、いかに日本人がターゲットにされているかが分かります。

パリは予想以上に治安が悪いので、犯罪の傾向や手口を知っていた方が良いと思います。

貴重なご意見ありがとうございます。
海外旅行をするという事は危険な地域やスリについてもしっかり理解することも必要ですね。
そうしたことを理解したうえで観光を楽しめるようにしたいものです。
本日はありがとうございました。

さあ、旅にでよう

いかがでしたか。
フランス・パリの旅行体験記として、本日はクロロンさんのお話を聞くことができました。
他人の旅行記は、不思議と旅に出かけたくなるパワーがありますね。
ぜひフランス・パリへの旅行の際には参考にしてください。